モバイルゲーミングノート DELL Alienware M11x

Alienware M11xの性能をベンチマーク比較

【ベンチマーク比較 その６】 3Dレンダリング性能を測定する「CINEBENCH」

3Dグラフィックのレンダリングは、パソコン処理の中でもかなり処理負荷が高い作業に入ります。前ページの動画エンコードテストで散々だったAlienware M11xですが、今回の比較結果も嫌な予感がします。

3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト「CINEBENCH」

Alienware M11xのスコア(左)と処理時間(右)

CINEBENCHでの性能比較

比較対象	Alienware M11x	Core i3 + Inspiron 15	Core i5 + Studio 15
主なカスタマイズ構成 (CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク)	Core 2 Duo SU7300 2GB GeForce GT 335M 1GB 250GB(7200回転/分)	Core i3 330M 4GB オンボード 320GB(5400回転/分)	Core i5-430M 4GB RADEON HD 4570 320GB(5400回転/分)
シングルスレッドで処理	1521	2820	3376
マルチスレッドで処理	2906	6174	7099
OpenGLベンチ	2209	1782	4232
処理完了時間	5分4秒(304秒)	2分23秒(143秒)	2分04秒(124秒)

CINEBENCHでのベンチマークスコアを比較

CINEBENCHで3Dグラフィックのレンダリング処理が完了するのにかかる処理時間を比較

シングルスレッド処理は動作周波数が高い上CPUほど速く、マルチスレッド処理になると処理速度差はさらに広がります。Core 2 Duo SU7300を搭載するAlienware M11xは、Core i3/i5を搭載するスタンダードノートと比べると約半分程度のスコアです。マルチスレッド処理になると、さらにその差は広がります。処理時間についても約2倍と散々な結果。完敗です。あくまでゲーム用途と考えた方が良いでしょう。