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DELL Alienware M17xレビューをご紹介! DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2011/1/10
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ハイエンドゲーミングノート DELL Alienware M17x レビュー

Alienware M17xは、17インチ液晶モニタを搭載するゲーミングノートパソコン。デスクトップパソコンに匹敵する高性能ビデオコントローラが搭載可能なので、最新3Dゲームも快適にプレイできます。「デスクトップパソコンを設置する場所はないけれど、ゲームをバリバリ楽しみたい!」方におすすめです。

パソコン納得購入ガイド | Alienware M17x レビュー

DELL Alienware M17x の製品概要

【レビュー1:概要編】 所有感が味わえるハイエンドゲーミングノートAlienware M17x

今回ご紹介するのは、17インチ液晶を搭載するゲーミングノートNew Alienware M17x Specです。

ゲーミングノート Alienware M17x
ゲーミングノート Alienware M17x。安価なInspironシリーズや質感・機能にこだわったXPSシリーズとは違い、採算度外視で性能とデザインを重視したAlienwareシリーズのハイエンドノートです。”エイリアンの侵略”をテーマにしたデザインや重い本体ボディ、七色に光る内蔵LEDは圧巻で、万人向けとは口が裂けても言えません。その見返りとして、最新上位のCore i7プロセッサやハイエンドビデオコントローラGeForce 6000シリーズを搭載可能など、他ノートパソコンとは一線を画す性能を誇ります。デスクトップパソコンでも動作が重いとされる重量級3Dゲームの”TERA”推奨パッケージも発売されるほどで、ゲーミングノートとしての性能はお墨付きです。

Alienware M17xの本体ボディ
Alienware M17xの本体サイズは、約405.89mm(幅)×321.31mm(奥行き)×51.31〜53.59mm(高さ)、重量は最小構成でも5.3kgに達します。特に重量は15.6インチのスタンダードノート比約2倍と驚異的で、まるで平らな漬け物石のような風格さえ漂うほど。ただし、本体ボディは高級感あるマット調で表面処理されており、高級感はバツグンです!

なお、Alienware M17xは以前から販売されていますが、大きなモデルチェンジが不要なほど個性的な風貌、あるいは、購入層が限定的なためか、搭載CPUやビデオコントローラが少しずつリニューアルされつつ現在のモデルに至っています。下位機種のAlienware M14x Spec(14インチモニタ)やNew Alienware M11x Spec(11インチモニタ)、上位機種のAlienware M18x Spec(18インチモニタ)もラインナップされていますので、お好みのモニタサイズや予算を踏まえてご検討ください。

【レビュー2:外観編】 Alienware M17xの外観をチェック

Alienware M17xの外観や接続端子等について詳しくご紹介します。

Alienware M17xの前面

Alienware M17xの前面
Alienware M17xの前面。ゴツゴツしたデザインと堅牢感が印象的で、とにかく本体が厚い。ゲーミングノートとしての性能やデザイン性を優先するため、薄型化には興味がないようですね。

Alienware M17xの前面右部を拡大
Alienware M17xの前面右部を拡大。形状がエイリアンの”何”を表現しているのか謎ですが、色が変化するイルミネーション機能が内蔵されており、宇宙船のエンジン吹き出し口のような雰囲気が味わえます。

Alienware M17xの右側面

Alienware M17xの右側面
Alienware M17xの右側面。全体的に後方傾斜しており不思議な形です。接続端子は、左から9-in-1メディアカードリーダー、記録メディアをそのまま挿入できるスロットイン方式光学ドライブ、USB2.0×2ヶ、給電PowerShare付きeSATA兼用USBポート、HDMI入力コネクタを搭載しています。

Alienware M17xの左側面

Alienware M17xの左側面
Alienware M17xの左側面。左から、ギガビットLAN、VGA、HDMI出力、ミニディスプレイポート、USB3.0×2ヶ、オーディオ出力/ヘッドフォン/S/PDIF、マイク入力、ヘッドフォン端子×2ヶです。

Alienware M17xの背面をチェック

Alienware M17xの背面
Alienware M17xの背面。両サイドに通気孔をもうけるなど、冷却性を高める工夫が採用されています。接続端子は、電源コネクタが中央に1つあるだけ。

Alienware M17xの底面

Alienware M17xの底面
Alienware M17xの底面。メモリやハードディスクの拡張スロットがなく、一枚物の鉄板のような印象。

冷却ファンを拡大
左右に大型の冷却ファンが2個搭載されてます。大きなメッシュ穴はもちろん、底面にスリットを付けて段差(給気ルート)を確保することによって、高負荷時でも安定した冷却能力を誇ります。

中央にはエイリアンの顔入り金属プレートが貼り付けられています
中央にはエイリアンの顔入り金属プレートが貼り付けられています。購入時に自分の名前等を刻印してくれるサービスがあり、New Alienware M17x Spec(DELL公式ページ)で出来上がりデザインを確認できます。

Alienware M17xの天板

Alienware M17xの天板
Alienware M17xの天板。天板のカラーバリエーションは、今回ご紹介しているステルス・ブラックの他にネブラ・レッドが選択可能です。素材は高級感あるマット調仕上げで、指紋が付きにくく手触り感も一級品♪

天板中央部にかけてV型屋根のような形状をしており、天板の厚みを薄くするなんてヤボったいことは眼中にありません。天板全体は高級感あるマット調仕上げで、その頂きにはメッキ加工されたエイリアンの顔が配置されています。エイリアンの目が、パソコン起動時に点灯するギミックまで搭載し、背面側にいる人を完全に威圧します。

Alienware M17xの液晶モニタ

大きな17インチかつフルHDの1,920×1,080液晶パネルを採用
Alienware M17xは、大きな17インチ、かつ、フルHDの1,920×1,080液晶パネルを採用。表示範囲が極めて広く、パネル表面は光沢処理されているのでゲームや動画・写真に最適。視野角は一般的ですが、Alienware M17xの用途であれば問題ないでしょう。

Alienware M17xの液晶モニタ
モニタ上部にWebカメラやステレオマイク、モニタ下部にイルミネーション可能なALIENWAREのロゴが配置されてます。ベゼルがほとんどないEdge To Edge処理のモニタのフレーム部も秀逸。

Alienware M17xのキーボード

Alienware M17xのキーボード
Alienware M17xのキーボード。Alienware M17xは本体が大きいので、キーボード周辺もかなり広いです。大きなテンキーも余裕で実装し、キーピッチはもちろんフルピッチ19mm。テンキーが搭載されているので、DELL特有の変則的なキー配列ではありません。キーボード上部にはAlienwareシリーズ用に加工されたメディアコントロールキーが配置されており、内蔵LEDで七色に輝きます。

Alienware M17xのキーを拡大
Alienware M17xのキーを拡大。白く縁取られたキーは独特の雰囲気が楽しめ、キーストロークは標準ノートと比べると少し深めですね。ノートパソコンというよりも、デスクトップパソコン用キーボードに近い印象を受けました。

キーボード上部には、エイリアンの顔が配置されています
キーボード上部には、エイリアンの顔をした電源ボタンやメディアコントロールキーを搭載。電源ボタンにはハードディスクアクセスライトが内蔵されているため、頻繁に目が光ります(笑)。良否の判断は各個人のご判断ですが、ここまでエイリアンにこだわるデザインは、見ていて気持ちいいが良いです。

COMMAND CENTER
Alienware M17xは、COMMAND CENTERと呼ばれるアプリケーションで内蔵LEDの色を自由にカスタマイズでき、イルミネーションのように色を変化させることも可能です。気分や用途に応じて、各種設定が楽しめます。

Alienware M17xのタッチパッド
Alienware M17xのタッチパッドはかなり広く、コントロールパネル画面で詳細カスタマイズが可能。ただ、タッチパッド周辺にもイルミネーションのギミックが採用されているので、操作面よりもデザイン面での訴求の方が強く感じました。

【レビュー3:ベンチマーク編】 ハイエンドデスクトップに匹敵する性能を誇るAlienware M17x

今回ご紹介しているAlienware M17x は、Core i7-2720QM+Radeon HD 6970Mというハイエンド仕様です。選べるCPUやビデオコントローラは購入時期によって変化しますが、ご購入時のご参考にどうぞ。

Alienware M17xのデバイスマネージャ
【参考】Alienware M17xのデバイスマネージャ

Core i7-2720QMをCPU-Zで見る
Core i7-2720QMをCPU-Zで見る。

AMD Radeon HD 6970MをGPU-Zで見る
AMD Radeon HD 6970MをGPU-Zで見る。

Alienware M17xのカスタマイズ構成
今回ご紹介しているAlienware M17xのカスタマイズ構成。Core i7-2720QMやRadeon HD 6970Mなどハイエンド仕様なので、ハードディスクを除く4スコアは全て7以上と驚異的。

CrystalDiskMark 3.0の測定結果
CrystalDiskMark 3.0の測定結果。今回搭載していたストレージはハードディスクなので、スコアは一般的でした。性能重視の方には、高速なSSDがおすすめですね。

各種ベンチマークスコアをご紹介!

以下に、Alienware M17xにおける各種ベンチマークスコアをご紹介します。

【その1】 実アプリケーションでの動作を想定した「PCMARK05」「PCMARKVANTAGE」「PCMARK7」
PCMARK05での性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
CPU Score 11040
Memory Score 10353
Graphics Score 17895
HDD Score 3184

PCMARKVANTAGEでの性能比較
機種名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
PCMark Suite 9639
Memories Suite 6823
TV and Movies Suite 5406
Gaming Suite 9471
Music Suite 7943
Communicati Suite 11181
Productivity Suite 7325
HDD Suite 4317

PCMARK7での性能比較
機種名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
PCMark Score 2766
LightWeight Score 2115
Productivity Score 1611
Creativity Score 3170
Entertainment Score 3431
Computation Score 4424
System Strage Score 1754
【その2】 3Dゲームでの動作を想定した「3DMARK06」「3DMARKVANTAGE」「3DMARK11」
3DMARK06での性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
3DMark Score
(1280×1024)
19364
3DMark Score
(1920×1080)
17425
3DMark Score
(1920×1080)
グラフィック効果最大
13701

3DMARKVANTAGEでの性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
Entry
(1024×768)
E32409
Performance
(1280×1024)
P12142
High
(1680×1050)
H7780
Extreme
(1920×1200)
-

3DMARK11での性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
Entry
(1024×768)
E4643
Performance
(1280×1024)
P3054
Extreme
(1920×1080)
X1003
【その3】 ストリートファイターWやファイナルファンタジー14など実ゲームベンチマーク
ストリートファイターWのベンチマークテストでの性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
1280×720 27109
267.00FPS
1920×1080 17399
171.37FPS
1920×1080
(8xAA)
7422
86.31FPS
※上はスコア、下はFPS。
ロストプラネット2のベンチマークテストでの性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
【DirectX9】
1280×720
67.5(A)
【DirectX9】
1920×1080
52.3(B)
【DirectX11】
1280×720
32.5(B)
【DirectX11】
1920×1080
25.0(C)

ファイナルファンタジー14ベンチマークテストでの性能比較
ビデオコントローラ名 Alienware M17x(Core i7-2720QM+6GBメモリ+Radeon HD 6970M)
1920×1080 3007(やや快適)

全体的に高スコアですが、やはりグラフィック能力が優秀ですね。さすがゲーミングノートAlienwareシリーズと言ったところでしょうか。

ただし、高解像度1920×1080+DirectX11環境になるとスコア低下が目立ち、重量級のロストプラネット2クラスになると25.0(C)とプレイに支障が出始めます。とは言うものの、DirectX9環境であれば十分快適なプレイが楽しめますので、プレイしたいゲームの推奨環境を調べてみてください。

ちなみに、消費電力はアイドル時で44W、高負荷時で139W(ファイナルファンタジー14を1920×1080環境でベンチマーク)と思ったよりも低い印象を受けました。

なお、Alienware M17xとハイエンドデスクトップとの性能差について気になる方は、XPS 8300 レビュー「【GPUベンチマーク比較 その2】 定番ベンチマーク「PCMARK05」「PCMARKVantage」「PCMARK7」「3DMark06」「3DMarkVantage」「3DMark11」で比較」や「【GPUベンチマーク比較 その3】 ストリートファイターWやファイナルファンタジー14などゲーム公式ベンチマークで比較」をご参照ください。

Alienware M17x 購入まとめ

Alienware M17xの大きな魅力は、見た目の強烈なデザインとノートパソコンの中では突出した処理性能です。

特に、デスクトップパソコンに匹敵する高性能ビデオコントローラがカスタマイズ可能な点は、他のノートパソコンとの差異であり、「ノートパソコンでゲームを楽しみたい!」という方におすすめです。

また、Alienware M17xの主たる用途はゲームですが、

  • 大画面17インチ+フルHDパネル1920×1080の高性能ノートが欲しい!
  • デスクトップパソコンの代替機として、テンキーを搭載した大型ノートを検討している。
  • 他人と同じ”普通のノートパソコン”を所有するのはイヤなので、エイリアンに侵略されてみたい・・・

という方にもおすすめですね。

ヘビーユーザー好みの各種カスタマイズ項目が豊富
Alienware M17xは、ヘビーユーザー好みの各種カスタマイズ項目が豊富。

Alienwareシリーズではお馴染みのエイリアン帽子も付いてます
Alienwareシリーズではお馴染みのエイリアン帽子も付いてます。上位ビデオコントローラを選ぶと、電源アダプタもかなり大きなサイズです。

どちらにしろ、Alienware M17xは、Inspiron/Studioシリーズと比べると高額かつ大型なハイエンドノートパソコンであることに代わりはありません。コストパフォーマンスを求めて購入する機種ではなく、Alienwareシリーズの付加価値に共感できるユーザーだけの嗜好品です。正直、万人向けではありませんが、Alienware M17xが気になるはDELL公式サイトをチェックしてみてください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Alienware M17x
ハイエンドゲーミングノート DELL Alienware M17x

 17インチ液晶モニタを搭載するゲーミングノート。3Dゲームを快適にプレイしたい方におすすめです。
 →詳細はNew Alienware M17x Spec(DELL公式ページ)をご参照ください。

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