2021年8月時点で後継モデルのInspiron 14 5000(5410)が登場しています。
下記のInspiron 14 5000(5410)レビューをご参照ください。
14インチモニタを搭載する極薄ベゼルノート「Inspiron 14 5000(5402)」 レビュー
【特徴】14インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 14 5000(5402)」
今回ご紹介するのは、14インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 14 5000(5402)(正式名称はInspiron
14 5402)のレビューです。
コストパフォーマンスが高い5000シリーズです。
参考:Inspiron 14 5000 (5402)(DELL公式ページ)
(参考)AMD Ryzen 5/7プロセッサを搭載するInspiron 14 5000は、以下のリンク先レビューをご参照ください。
(特徴その1) コンパクト、かつ、シンプルな14インチノート
Inspiron 14 5000(5402)の外観。幅:321.3mm×奥行き:216.2mmのコンパクトボディを実現。高さは16.7〜17.9mm、重量は1.43kgです。
モニタフレームの幅は約5mmと薄い。
横から見たInspiron 14 5000(5402)。モニタの薄さも際立ってます。モニタの厚みは約5mm
本体の薄さは、単三乾電池とほぼ同じ!
14インチノートなので、コンパクトで持ちやすいです。簡単に持ち運びできます。
(特徴その2) 第11世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載!
Inspiron 14 5000(5402)は、見た目のデザインだけでなく、第11世代Coreプロセッサや高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
今回ご紹介しているInspiron 14 5000(5402)には、高性能なCore i7プロセッサを搭載しています。安価なCore i5プロセッサもカスタマイズ可能です。
Inspiron 14 5000(5402)が搭載するSSD(左)と、昔のノートパソコンに搭載するハードディスク(右)のアクセス速度をCrystalDiskMark
6.0で計測。Inspiron 14 5000(5402)の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その3) 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用
Inspiron 14 5000(5402)のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用しています。背景が映り込みにくいので、ビジネス用途にもおすすめです。
【参考】各解像度の表示範囲を比較。Inspiron 14 5000(5402)の表示解像度は、表示範囲が広い1920×1080です。昔のノートパソコンで標準採用されていた1366×768と比べると、その広さがわかります。
視野角は広いです。斜め方向から見ると、少し暗くなりますが許容範囲です。
モニタ上部のこの薄いベゼル幅にマイクやカメラが入っています。最近はテレワークが導入されて、オンライン会議の機会が増えました。また、友達ともズームアプリを使ってコミュニケーションをとるなど、Webカメラを使う方にもおすすめです。
モニタ下にはDELLロゴを配置。
モニタを135度の角度で開いたときに、ノートパソコンがテーブルからわずかに持ち上がる構造になっているので、通気量が増加します。また、キーボード面が手前方向に傾くため、キー入力が楽になります。
(特徴その4) 高品質な素材を採用
Inspiron 14 5000(5402)は、手を置くパームレスト部分に、金属光沢のあるアルミニウム素材を採用しています。高級感があって美しいです。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。
丸みがある柔らかいデザインです。
Inspiron 14 5000(5402)の天板。
Inspiron 14 5000(5402)の天板を拡大。天板も高級感あるアルミニウム素材で、安価な樹脂素材ではありません。また、天板がかなり薄いので、刃物をイメージさせるような鋭さも印象的。
DELLロゴもシルバーに光ってキレイ。
極細ベゼルの14インチノートパソコンInspiron 14 5000(5402)。
詳しくはInspiron 14 5000 (5402)(DELL公式ページ)、または後継モデルのNew Inspiron 14 5000(5410)をご参照ください。
【外観】Inspiron 14 5000(5402)の外観をチェック
Inspiron 14 5000(5402)の外観を詳しくご紹介します。
Inspiron 14 5000(5402)の左側面
Inspiron 14 5000(5402)の左側面。左から、電源入力、HDMI 1.4、USB3.2 Gen1
Type-A、USB3.2 Gen2 Type-C(DP/Power Delivery対応)です。
Inspiron 14 5000(5402)の右側面
Inspiron 14 5000(5402)の右側面。左から、microSDカードリーダー、USB3.2
Gen1 Type-A、ヘッドホン/マイクロフォン ジャックです。
Inspiron 14 5000(5402)の前面
Inspiron 14 5000(5402)の前面。接続端子はありません。
Inspiron 14 5000(5402)の背面
Inspiron 14 5000(5402)の背面。接続端子はありません。
Inspiron 14 5000(5402)の底面
Inspiron 14 5000(5402)の底面。放熱用のスリットが背面側に2列もあります。この大面積エアフローにより強力な冷却能力を確保しています。
なお、Inspiron 14 5000(5402)には、アダプティブ サーマルという機能が搭載されています。
DELLいわく、ノートパソコンが置かれている場所(手、ひざ、またはデスク)を検知して、適切な処理能力や温度管理をしてくれます。もちろん、デスクに固定されているときには、フルパワーを発揮します。
底面を拡大。左右にスピーカーを内蔵しています。低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。
底板の中央にあるInspiron のロゴ。凹凸を作って、高級感を演出しています。
Inspiron 14 5000(5402)のキーボード
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプです。バックライトを標準装備しています。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。
キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。
キーを拡大。キー表面が少しツルッとしてますが、タイピング感は良好です。たわみも少ないです。DELLいわく、「よく使用されるキーを1,000万回打鍵し、問題がないことを確認しています」とのこと。
電源ボタンに指紋認証リーダーも搭載しています。
広い高精度タッチパッド。幅:11.5cm、奥行き:7cmと広いです。
タッチパッド周辺も、ダイヤモンドカットが美しいです。
極細ベゼルの14インチノートパソコンInspiron 14 5000(5402)。
詳しくはInspiron 14 5000 (5402)(DELL公式ページ)、または後継モデルのNew Inspiron 14 5000(5410)をご参照ください。
【性能編】 Inspiron 14 5000(5402)の性能をベンチマークテスト
Inspiron 14 5000(5402)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
Inspiron 14 5000(5402)のカスタマイズ構成
項目 |
Inspiron 14 5000 (5402) プラチナ |
OS |
Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7
GHzまで可能) |
メモリ |
8GB, 2x4GB, DDR4, 3200MHz |
ハードディスク |
512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオコントローラ |
インテル Iris Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き |
※最新のカスタマイズはInspiron 14 5000 (5402)(DELL公式ページ)、または後継モデルのNew Inspiron 14 5000(5410)をご参照ください。
Inspiron 14 5000(5402)のデバイスマネージャ
「第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー」をCPU-Zで見る。4コア/8スレッドで、動作周波数は最大4.7GHzまで上昇します。
SSDとハードディスクの性能をチェック
Inspiron 14 5000(5402)が搭載する512GB SSDの性能をご紹介します。
CrystalDiskmark
まずは、定番ベンチマークであるCrystalDiskmarkで比較してみました。
旧タイプのCrystalDiskmark 6.0で、512GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
最新タイプのCrystalDiskmark 8.0で、512GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
連続読出は3410.38MB/s、連続書出は2694.29MB/s、実際の体感速度と関係する「RND4K
Q32T1」も読出352.23MB/s,書き出し446.28MB/sと爆速です。
ATTO Disk Benchmarkで比較
もう1つの定番ベンチマークであるATTO Disk Benchmarkで、詳細に比較してみました。
読み書き速度のご参考にしてください。
ATTO Disk Benchmarkで「512GB M.2 PCIe NVMe SSD」をテスト。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサーの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサーのスコア。
CINEBENCH R11
機種名 |
第11世代 インテル Core i7-1165G7
(4コア/8スレッド、〜4.70GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1〜4.10GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(2コア/4スレッド、1.8〜4.90GHz) |
(参考)
第7世代
Core i5-7300U
(2.6〜3.5GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
2.12 |
1.89 |
2.03 |
1.64 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
6.75 |
4.31 |
6.42 |
3.91 |
旧世代のCPUと比較してみました。
「第11世代 インテル Core i7-1165G7」は、省電力タイプのCPUながら、高い性能を維持していることがわかります。
最大動作周波数が4.90GHzまで上昇する「Core i7-10510U」並みのスコアですし、安価な「Core
i3-10110U」と比べてもマルチスレッド環境であれば約1.6倍のスコアとなっています。
参考までに、「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」のスコアも掲載しておきます。
CINEBENCH R15におけるCore i7-1165G7のスコア。
最新版CINEBENCH R20のCore i7-1165G7のスコア。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は4001。 普段使いは文句なし。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4282。 クリエイティブ用途に特化しなければ十分使える。
SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は4977。高速です。
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」
実アプリケーションでの快適さを想定した、ベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
スコアは4533なので、普段使いは文句なし。
PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)
ビジネス用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは4630なので、ビジネス用途も強い。
PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは3997と普通です。軽負荷のゲーム用途であれば対応可能です。
ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者のベンチマークテストを試してみました。
「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『快適』でした。
このレベルのゲームであれば、ゲームプレイが可能です。
ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION ベンチマークテストで性能をチェック
少し重いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION
ベンチマークテストを試してみました。
「高解像度1920×1080、標準品質」の設定で、『動作困難』でした。
グラフィック負荷が高いファイナルファンタジー15だと、ゲームプレイ不可です。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 14 5000(5402)
最近のモバイルノートは、20万円前後するハイエンドモバイルから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。
その中で割引クーポンを利用すると6万円台からの購入が可能!という価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Inspiron 14 5000(5402)は、
- シンプル、かつ、コンパクトな14インチノート
- 高級感あるアルミニウム素材を採用
- 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)モニタ
- 極めて薄いモニタフレーム
- 第11世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
極細ベゼルの14インチノートパソコンInspiron 14 5000(5402)。
詳しくはInspiron 14 5000 (5402)(DELL公式ページ)、または後継モデルのNew Inspiron 14 5000(5410)をご参照ください。
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