15インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 15 5000(5593)」 レビュー

【特徴】15インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 15 5000(5593)」
今回ご紹介するのは、15インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 15 5000(正式名称はInspiron
5593)のレビューです。コストパフォーマンスが高い中位5000シリーズです。
New Inspiron 15 5000 5593(2019年9月6日発売) (DELL公式ページ)
(特徴その1) 薄型なのに大きな15インチモニタなので、使いやすい

Inspiron 15 5000(5593)の外観。幅:364.0mm×奥行き:249.0mm×高さ:18mm、重量1.83kgです。大きくて使いやすい15インチモニタです。

(参考)全モデルのInspiron 15 5000(5583)の外観。全体的に分厚く、モニタベゼル幅も広いです。本レビューのInspiron
15 5000(5593)が、スッキリとモデルチェンジしているのがよくわかります。

モニタフレームの幅は約1cm。上位モデルのような極薄ではありませんが、モニタが大きいのでそれほど気になりません。

横から見たInspiron 15 5000(5593)。モニタは大きいですが、薄いです。
(特徴その2) 最新の第10世代Coreプロセッサを搭載、高速SSDを標準搭載!
Inspiron 15 5000(5593)は、見た目のデザインだけでなく、最新の第10世代Coreプロセッサや高速なSSDを標準搭載するなど、性能面でも妥協がありません。

今回ご紹介しているInspiron 15 5000(5593)には、Core i7プロセッサを搭載しています。安価なCore
i5プロセッサもカスタマイズ可能です。

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って512GB M.2 PCIe NVMe SSDの性能を調べてみました。
連続読出/書込は2269.8MB/Sと1199.0MB/S、実際の体感速度と関係する「4KiB Q32T1」も読出532.2MB/s、書込404.5MB/sと爆速!
しかも、この記事を書いている時点では、大容量の512GB SSDを標準搭載しているので、容量不足も気になりません。

(参考)安価なノートパソコに搭載するハードディスクの速度はこの程度です。全くレベルが違います。
(特徴その3) 画像や動画視聴におすすめ、フルHD(1920×1080)非光沢パネルを採用

Inspiron 15 5000(5593)のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用しています。過去のノートで標準的な1366×768と比べると、表示範囲が広いので複数作業に最適です。

斜め角度から見ても、色の変化は少ないですが、少し暗くなります。ただ、非光沢パネルなので、背面や照明の映り込みは少ないです。

モニタの開度は、135度と控えめです。

ヒンジは頑丈なので、堅牢性あり。

モニタの下にDELLロゴ。
(特徴その4) 安価で軽量な樹脂素材を採用

Inspiron 15 5000(5593)のボディは、安価な樹脂素材が採用されています。高級感は少ないのですが、軽量というメリットがあります。

Inspiron 15 5000(5593)の天板。深みのある青色がキレイなミッドナイトブルーです。なお、シンプルなプラチナシルバーもラインナップされています。

Inspiron 15 5000(5593)の天板を拡大。樹脂製ですがマット調なので、安っぽさはありません。

DELLロゴもキレイに映えます。
安価で高コストパフォーマンスの15インチノートパソコンInspiron 15 5000。
詳しくはNew Inspiron 15 5000 5593(2019年9月6日発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観】Inspiron 15 5000(5593)の外観をチェック
Inspiron 15 5000(5593)の外観を詳しくご紹介します。
Inspiron 15 5000(5593)の左側面

Inspiron 15 5000(5593)の左側面。左から、電源、HDMI、有線LAN、USB3.1 Gen1
Type-A×2、ヘッドフォン/マイクです。
Inspiron 15 5000(5593)の右側面

Inspiron 15 5000(5593)の右側面。左から、SDカードリーダー、USB2.0です。
Inspiron 15 5000(5593)の前面

Inspiron 15 5000(5593)の前面。接続端子はありません。結構薄いです。
Inspiron 15 5000(5593)の背面

Inspiron 15 5000(5593)の背面。接続端子はありません。

背面には大きな排熱用スリットがあり、動作の安定性を確保しています。また、天板を開くとスリットが隠れるので、背面からは見えなくなります。
Inspiron 15 5000(5593)の底面

Inspiron 15 5000(5593)の底面。安価で軽量な樹脂製で、放熱用のスリットが中央下部に1ヶ所箇所にあります。上部の両サイドにある小さな穴は、内蔵スピーカー×2です。

底面を拡大。内蔵スピーカーが搭載されています。低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。また、前面側に配置されていることから、臨場感もあります。

底面の中央にあるInspiron のロゴ。凹凸を作って、高級感を演出しています。
Inspiron 15 5000(5593)のキーボード

本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプです、なお、Inspiron
15 5000(5593)のキーボードは、バックライトが非搭載です。

キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。

キーボード右部分を拡大。本体サイズに余裕があるので、テンキーを搭載しています。数値入力の頻度が多い方におすすめ。ただし、テンキーは17.5mmピッチなので少し狭くなっていますが、入力に違和感はありません。
右上にあるのは、電源かつ指紋認証リーダー(オプション)です。

キーを拡大。タイピング感は良好で、たわみも少ないです。

キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。

広い高精度タッチパッド。幅:10.5cm、奥行き:8.5cmと広く、タッチパッド部分はツルツルしているので、クリックしやすいです。

Inspiron 15 5000(5593)本体と電源アダプタを並べてみる。Inspiron 15 5000(5593)は省電力なので、電源アダプタはコンパクトです。
安価で高コストパフォーマンスの15インチノートパソコンInspiron 15 5000。
詳しくはNew Inspiron 15 5000 5593(2019年9月6日発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。
【性能編】 Inspiron 15 5000(5593)の性能をベンチマークテスト
Inspiron 15 5000(5593)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

Inspiron 15 5000(5593)のカスタマイズ構成
機種名 |
New Inspiron 15 5000 プラチナ(光学ドライブ無・大容量メモリー&SSD搭載) |
OS |
Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
CPU |
第10世代 Core i7-1065G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 3.9 GHz まで可能) |
メモリ |
16GB, 2x8GB, DDR4, 2666MHz |
ハードディスク |
512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオコントローラ |
インテル Iris Plus グラフィックス 共有 グラフィックスメモリー |
※最新のInspiron 15 5000(5593)のカスタマイズ構成は、New Inspiron 15 5000 5593(2019年9月6日発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。

CPU-Zで「第10世代 Core i7-1065G7 プロセッサー」を見る。省電力タイプに関わらず、動作周波数は3.9GHzまで上昇します。また、高性能な4コア/8スレッド動作です。

Inspiron 15 5000(5593)のデバイスマネージャー
SSDとハードディスクの性能をチェック

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って512GB M.2 PCIe NVMe SSDの性能を調べてみました。
連続読出/書込は2269.8MB/Sと1199.0MB/S、実際の体感速度と関係する「4KiB Q32T1」も読出532.2MB/s、書込404.5MB/sと爆速!

詳細なATTO Disk Benchmarkでも、「512GB M.2 PCIe NVMe SSD」の性能を調べてみました。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、第10世代 Core i7-1065G7 プロセッサーの実力を確認してみました。

「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11スコア
テスト |
第10世代
Core i7-1065G7
(定格:1.30GHz、最大3.90GHz) |
(参考)
第8世代
Core i7-8565U
(定格:1.80GHz、最大4.60GHz) |
(参考)
第6世代
Core i5-6200U
(定格:2.30GHz、最大2.40GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
2.11 |
1.87 |
1.28 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
7.10 |
6.14 |
3.12 |
第10世代のCore i7-1065G7は、第8世代のハイエンドCore i7-8565Uと比較しても、同等以上のスコアをたたき出しています。第6世代のCore i5-6200Uと比較すると、圧倒的な性能の差です。

CINEBENCH R15スコア(第10世代 Core i7-1065G7)

最新版のCINEBENCH R20スコア(第10世代 Core i7-1065G7)
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は3814。
普段使いは文句なし。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4133。 クリエイティブ用途に特化しなければ十分使える。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は5173。
かなり高いスコアです。

ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は5037。かなり速いです。
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新のベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)

日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
スコアは4535なので、普段使いは文句なし。
PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)

ビジネス用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは4955なので、ビジネス用途も強い。
PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)

ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは3758なので、少し物足りないかも。
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

「Orange Room」テストを実施。スコアは1356。低スコアです。
VRを快適にプレイするのは困難と思われます。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。

「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『快適』でした。
このレベルの標準設定であれば、快適にプレイ可能です。
ただし、グラフィック設定を少し重くすると、途端に快適性が低下します。能力的にあまり余裕がないので、ゲームプレイはサブ程度としておく、もしくは、上位の拡張型ビデオコントローラを搭載可能な機種を購入する、ことをおすすめします。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 15 5000(5593)
Inspiron 15 5000(5593)は、7万円台(2020年1月時点。割引クーポンを利用すると6万円台からの購入が可能!)という価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Inspiron 15 5000(5593)は、
- シンプル、かつ、コンパクトな15インチノート
- 安価な価格設定
- 非光沢で表示範囲が広い、フルHD(1920×1080)モニタを搭載
- 高性能な第10世代Coreプロセッサや大容量SSDを搭載可能
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
安価で高コストパフォーマンスの15インチノートパソコンInspiron 15 5000。
詳しくはNew Inspiron 15 5000 5593(2019年9月6日発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。
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