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Inspiron 580レビューをご紹介!
DELLデスクトップパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/3/5
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DELLスタンダードデスクトップ Inspiron 580 レビュー

Inspiron 580は、DELLでは売れ筋となる拡張型スタンダードデスクトップ。高い基本性能と安価な価格設定が魅力的な、2010年DELLデスクトップパソコンの主力機種です。

Inspiron 580 購入まとめ

【購入まとめ1】 Inspiron 580のカスタマイズを考える

前ページまでの各種ベンチマークテストでは、Inspiron 580の性能について詳しくご紹介してきました。このページでは、Inspiron 580のカスタマイズについておさらいしておきます。

CPU編 〜Core i3を選ぶか、Core i5を選ぶか〜

Inspiron 580は、Core 2 Duo/Quadの後継として2010年1月に登場した最新CPU「Core i3/i5」を搭載します。並行作業に強いハイパースレッディング機能や、動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能など、Core 2 Duo/Quadにない機能が搭載されています。

Core i3とCore i5の違いについて
CPU名 コア数 スレッド数 定格 動作周波数 最大 動作周波数 3次キャッシュメモリ ハイパースレッディング機能 ターボブースト機能
Core i5-750 4 4 2.66GHz 3.20GHz 8MB ×非搭載 ○搭載
Core i3-530 2 4 2.93GHz 4MB ○搭載 ×非搭載

両CPUの主な違いは、クアッドコアCPUであるか、デュアルコアCPUであるかの違いと、動作周波数を自動的にアップさせるターボ・ブースト機能の有無であり、性能重視だと前者、予算重視であれば後者となります。

クアッドコアCPU or デュアルコアCPU?

Core i5-750は4コアを持つクアッドコアCPUですが、ハイパースレッディング機能が非搭載なので4スレッド動作、Core i3-530は2コアを持つデュアルコアCPUですが、ハイパースレッディング機能を搭載するため同じく4スレッド動作となります。別ページで両CPUの性能比較についてはご紹介しますが、重い処理作業になるとクアッドコアCPUであるCore i5-750の方が有利になります。

ターボブースト機能で3GHz超えも可能

ターボブースト機能によって、Core i5では最大動作周波数が上昇します。例えば、Core i5-750とCore i3-530では最大で約2.7GHz違うことになります。一般的にCore i3でも十分な気もしますが、デジカメ画像やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツの利用が多い方はCore i5がおすすめです。

処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボモード
処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能。コア数に依存しない古いアプリケーションでも、処理速度アップの効果が期待できます。Core i5のみ対応しています。

Core i5-750スコア Core i3-530スコア
画像や動画などマルチメディア系処理を想定した定番ベンチマークテスト「PCMark Vantage」におけるCore i5-750スコア(左)とCore i3-530スコア(右)。全体的にCore i5-750が強いです。

ベンチマークページでもご紹介した結果ですが、Core i5 750の方が全テストにおいて約1割ほど高スコアです。上位CPUなので当然と言えば当然ですが、この性能差を必要とするかの判断になります。

インターネットや文書作成が主用途である方はCore i3 530でも十分でしょうし、画像や動画を扱う作業が主用途の方はCore i5 750がおすすめです。この記事を書いている2010年3月時点では、アップグレード料金も少額なので、予算に余裕があれば先行投資しておくことをおすすめします。

メモリ編 〜高パフォーマンスは4GBメモリ、8GBメモリを求めるなら上位機種を狙う〜

メモリ

Inspiron 580では、OSにWindows 7 64ビット版を採用しています。従来の32ビット版における”3GBの壁”がなくなったため、4GBメモリをフルに活用することができます。

Inspiron 580では8GBメモリも搭載可能ですが、重い画像や動画の編集作業レベルでもなければ4GBメモリで事足りる場合が多いです。個人的な見解では、Inspiron 580の主用途を考えると4GBメモリで十分だと思います。

メモリの拡張スロットは4つありますので、とりあえず2GB×2枚で購入して将来残りを増設する方法もありです
メモリの拡張スロットは4つありますので、とりあえず2GB×2枚で購入して将来に残りを増設する方法もありです。

8GBメモリを必要とする作業を想定していらっしゃるのであれば、上位機種のStudio XPSシリーズをおすすめします。

ハードディスク編 〜1GB当たりの単価が安いのは1TB〜

ハードディスク

用途に合わせて保存容量を選ぶ

ハードディスクは大容量かつ低価格化が顕著です。インターネットや文書作成が主用途であれば一番安いハードディスク容量で十分ですが、画像や動画などデータ量が多いファイルを多く保存する場合は大容量タイプをおすすめします。

最近の主流は1GB当たりの単価が安い1TB(1024GB)です。単純に予算重視であれば320GBや500GBタイプも販売されていますが、1GB当たりの単価が高くなるので長い目で見ると1TBがお買い得です。

2台のハードディスクを使って、システム用とデータ保存用に分ける

また、2台のハードディスクを用意して、1台はシステム用、もう1台はデータ保存用に分ける方法もありです。

ハードディスク1台の場合
ハードディスク1台の場合

ハードディスク2台の場合
ハードディスク2台の場合。万が一、Cドライブが故障しても、Dドライブ内の保存データは生き残ります。

1台のハードディスクをパーティション分割するよりも、物理的に2台のハードディスクでCドライブ:システム用、Dドライブ:データ用と分けた方が、故障などトラブル時の安全性、データ管理の容易さアップ、処理速度の向上などメリットが得られます。

ちなみに、ハードディスクの規格がわかる中〜上級者の方は、ハードディスクを自分で購入した方が安い場合もあります。増設した分、サポート対象外となりますが、自信のある方は検討してみてください。

Inspiron 580は2台のハードディスクを内蔵するスペースを有しています
Inspiron 580は2台のハードディスクを内蔵するスペースを有していますので、将来、ハードディスクを増設することも想定しておくことをおすすめします。

ビデオコントローラ編 〜オンボードか、拡張型ビデオコントローラか〜

ビデオコントローラ

グラフィック能力を司るビデオコントローラについては、予算重視の方はオンボードですが、個人的に費用対効果が良いと思うのはGeForce G310 512MBです。3Dゲームをプレイしなければ十分な性能を発揮しますし、アップグレード料金も比較的安いのでおすすめです。さらに上のグラフィック性能を求める方は、Radeon HD 5450 1GBもカスタマイズ可能です。

GeForce G310 512MBをカスタマイズしたInspiron 580のWindowsエクスペリエンス値は5.0です
GeForce G310 512MBをカスタマイズしたInspiron 580のWindowsエクスペリエンス値は5.0です。

Radeon HD 5450 1GBをカスタマイズしたInspiron 580のWindowsエクスペリエンス値は5.1です。
Radeon HD 5450 1GBをカスタマイズしたInspiron 580のWindowsエクスペリエンス値は5.1です。グラフィックスコアも6.2に上昇しています。

少しのアップグレード料金をケチってしまったために、将来「もう少し高性能にカスタマイズしておけば良かった・・・」と後悔しないように、くれぐれもご注意ください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

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