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DELL Inspiron 620レビューをご紹介!
DELLデスクトップパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2011/6/11
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Inspiron 620 レビュー TOP > 【概要6】 Core i7搭載の上位機種XPS 8300と悩む

DELLスタンダードデスクトップ Inspiron 620 レビュー

Inspiron 620は、大人気ロングセラーとなった低価格デスクトップInspiron 580の後継機種。高い基本性能と安価な価格設定が魅力的な、2011年DELLデスクトップパソコンの売れ筋機種です。

DELL Inspiron 620 製品概要

【概要6】 Core i7搭載の上位機種XPS 8300と悩む

Inspiron 620は低価格にも関わらず、基本性能が高い入門デスクトップパソコンです。コストパフォーマンスが良いので、一般用途を想定されているパソコン初心者の方であればInspiron 620が有力候補となります。

反面、処理負荷が高いハイビジョン映像の編集や最新3Dゲーム用途になると、性能不足は否めません。「将来長く使うことを考えると、性能面で余裕がある上位機種を・・・」と考えるユーザーには、上位機種であるXPS 8300がおすすめです。

高性能が魅力的なXPS 8300
高性能が魅力的なXPS 8300。詳しくはXPS 8300レビューをご参照ください。

以下に、Inspiron 620とXPS 8300の長所・短所について比較します。

Inspiron 620とXPS 8300の比較
機種 Inspiron 620 XPS 8300
製品画像 Inspiron 620 XPS 8300
CPU ○Core i3/i5 ◎Core i5/i7
ビデオコントローラ ○一般用途は問題ないが、負荷が高い最新3Dゲームはツライ ◎上位ビデオコントローラがカスタマイズできるので、最新3Dゲームでも安心
発熱量と消費電力 ◎Core i3+オンボードグラフィックならかなり省電力 ○上位パーツを搭載するほど大きくなる
接続端子 ○最小限の端子 ◎eSATAやデジタル音声端子を標準で装備。オプションでUSB3.0も選択可能。
デザイン ◎5色のカラーバリエーションから選択できる ◎ピアノブラック1色のみだが、光沢があって高級感あり。本体は前面が傾斜したこだわりのデザインを採用。
価格 ◎カスタマイズによるが、全般的に安い ○絶対的な性能を持つため、コストパフォーマンスは高い
用途 インターネットや文書作成、音楽・映画視聴など軽負荷作業 高画素デジカメ写真の画像編集やハイビジョン映像の編集など重負荷作業
電源容量 ○300W ◎460W
製品詳細ページ Inspiron620 XPS 8300

比較すると、それぞれの長所・短所が一目瞭然です。性能はもちろん、eSATAやUSB3.0(オプション)など必要な接続端子を搭載しているかも、機種選択の判断材料になると思われます。最終的にはご自身の用途に合わせてご判断頂きたいのですが、個人的にはCore i7-2600を搭載可能なXPS 8300がおすすめですね。

XPS 8300とInspiron 620の外観を比較する

上位機種であるXPS 8300とInspiron 620を比較してみました。
(XPS 8300の詳しい写真は、XPS 8300レビューをご参照ください。)

正面から比較
正面から比較。【左】Inspiron 620、【右】XPS 8300。
XPS 8300はメディアカードリーダーが上部に配置されたデザインですが、Inspiron 620は前面パネル部に収納されてます。本体ケースの幅はほとんど変わりませんが、XPS 8300が若干高いです。

天板を比較

天井面を比較
天井面を比較。【左】Inspiron 620、【右】XPS 8300。
Inspiron 620、XPS 8300共、天井面にメディアトレーがあり、小物が置けるようになってます。ただし、XPS 8300のみUSB端子やヘッドフォン端子を実装しています。

給電タイプを含むUSB2.0×2ヶとヘッドフォン端子、マイク端子が配置されてます
XPS 8300のメディアトレーには、給電タイプを含むUSB2.0×2ヶとヘッドフォン端子、マイク端子が配置されてます。

背面を比較

背面から比較
背面から比較。【左】Inspiron 620、【右】XPS 8300。
電源ユニットや排気ファン、接続端子、拡張スロットの位置はほぼ同じです。

Inspiron 620の接続端子部を拡大
Inspiron 620の接続端子部を拡大。
Inspiron 620は低価格機種ながら、基本的な接続端子を搭載しています。

XPS 8300の接続端子部を拡大
XPS 8300の接続端子部を拡大。
XPS 8300は、S/P DIF(デジタル音声出力)やeSATA、USB3.0(オプション)も搭載しています。

側面を比較

側面から比較
側面から比較。【左】Inspiron 620、【右】XPS 8300。
Inspiron 620は長方形、XPS 8300は前面側が傾斜しているデザインになってます。また、Inspiron 620は中央に1つ、XPS 8300は下部に吸気用のメッシュが開いてます。

内部スペースを比較

参考までに、内部写真の比較もご紹介しておきます。

内部を比較
内部を比較。【左】Inspiron 620、【右】XPS 8300。
Inspiron 620の方がスッキリ感はありますが、パーツの拡張スペースはほぼ同じです。ただし、電源容量はInspiron 620の300Wに対して、XPS 8300は460Wと大きく異なります。ハイエンドCore i7+ハイミドルビデオコントローラの組み合わせなら、XPS 8300ですね。

Inspiron 620の内部を拡大
Inspiron 620の内部を拡大。

XPS 8300の内部を拡大
XPS 8300の内部を拡大。

私ならこう買う!Inspiron 620 VS XPS 8300

大人気CPUのCore i7-2600を狙うならXPS 8300

パソコン自作市場において、デスクトップパソコン用CPUで人気を誇るのが、ハイエンドCPU「Core i7-2600」です。動作周波数を自動的にアップするターボ・ブースト機能や、並列作業に強いハイパースレッディング機能による8スレッド動作など圧倒的な処理能力を誇ります。Inspiron 620では選択不可なので、Core i7-2600が必要ならXPS 8300しか選択肢はありません

Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコアがあるように働く機能を持つ
1つのコアが擬似的に2つのコアがあるように働くハイパースレッディング機能。ハイエンドであるCore i7でのみ疑似8コア動作が可能です。

左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です
タスクマネージャで確認してもこのとおり。左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です。 マルチスレッド対応ソフトであれば、Core i7は擬似的8コアで爆速処理を行います。同時に複数作業をこなす場合でも、パワーの余裕が違います。

XPS 8300は、Inspiron 620ではカスタマイズできないハイエンドビデオコントローラも搭載可能です
XPS 8300は、Inspiron 620ではカスタマイズできないハイエンドビデオコントローラも搭載可能です。グラフィック能力は単純に数倍になるため、パソコン全体のパフォーマンスが大きく向上します。写真は、XPS 8300で搭載可能なハイミドルビデオコントローラ「Radeon HD 5770 1GB」。

Inspiron 620を買うなら、大容量ハードディスクやキーボードマウスなど周辺機器を充実させる

Inspiron 620を購入する場合についても整理しておきます。

まず、インターネットやメール、文書作成が中心の方にはCore i7は過大性能です。グラフィック性能を司るビデオコントローラについても、Inspiron 620でカスタマイズできる範囲で何ら問題ありません。体感差はもちろん、実際の処理速度に関しても、XPS 8300恩恵を受けることは少ないでしょう。

それよりも安価なInspiron 620を選び、大容量ハードディスクや地デジチューナーなど、CPU/ビデオコントローラ以外のパーツに予算を充てた方が用途が広がります。また、スピーカーをグレードの高いモノにして、重低音が聞いた音楽視聴を楽しんだり、キーボードを高品質なロジクール製にするなど周辺機器をドレスアップする案もありです。

用途と予算を踏まえて、Inspiron 620にするかXPS 8300にするか、じっくり検討してみてください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

最新パーツを搭載したDELL本気の低価格デスクトップ
Inspiron 620
Inspiron 620

 ロングセラーの正当な後継機種Inspiron 620。
高い基本性能を安価で手に入れたい方にぜひ。→Inspiron620(DELL公式ページ)

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