第2世代Core iプロセッサを搭載してリニューアル！
新スタンダードノート　DELL New Inspiron 15R レビュー

New Inspiron 15Rの性能をベンチマーク

【ベンチマーク比較 その１】 Core i5を選ぶか、Core i7を選ぶか

New Inspiron 15Rはコストパフォーマンスが高いCore i5プロセッサと高性能なCore i7プロセッサが選べます。予算重視であればCore i5ですが、高性能なCore i7もおすすめです。

Core i3、Core i5、Core i7の違いは何？

ベンチマークテストの前に、Core i3、Core i5、Core i7の違いについておさらいしておきます。

Core i3、Core i5、Core i7の違いについて

CPU名	コア数	スレッド数	ハイパースレッディング機能	ターボブースト機能
Core i3	2	4	○搭載	×非搭載
Core i5	2	4	○搭載	○搭載
Core i7	4	8	○搭載	○搭載

3CPUの違いは、コア数、動作スレッドが擬似的にコア数の2倍となるハイパースレッディング機能、動作周波数を自動的に上昇させるターボブースト機能の3つです。過去主流だったCore 2 Duo/Quadには非搭載の機能であり、特に動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能が効果的です。

処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能。コア数に依存しない古いアプリケーションでも、処理速度アップの効果が期待できます。Core i3は非対応です。

第2世代Core iシリーズの性能をベンチマーク

この記事を書いている時点でのスタンダードノートパソコンは、Inspiron 15 Celeron、Inspiron 15R、New Inspiron 15Rという3機種が乱立（？）しており、非常にややこしいです。CPUについても、第1世代Core iシリーズ（Core i3-330Mなど数字が3桁）と第2世代Core iシリーズ（Core i5-2410Mなど数字が4桁）が混在しています。

そこで、新旧Core iシリーズを搭載した旧機種を使って性能検証しました。現在DELLで購入できるCPUと比べて動作周波数の違いが少しありますが、カスタマイズの参考にしていただければ幸いです。今回ベンチマークテストを行った4機種のカスタマイズ仕様は以下のとおりです。

ベンチマークテストを行った4機種のカスタマイズ仕様

比較対象	Inspiron 15	旧機種 XPS 14	第1世代 XPS 15	New Inspiron 15R
OS	Windows 7 Home Premium 64ビット版	Windows 7 Home Premium 64ビット版	Windows 7 Home Premium 64ビット版	Windows 7 Home Premium 64ビット版
CPU (定格動作周波数、ターボブーストMAX時動作周波数)	Core i3-330M (2.13GHz、−)	Core i5-460M (2.53GHz、2.80GHz)	Core i7-740QM (1.73GHz、2.93GHz)	Core i5-2410M (2.30GHz、2.90GHz)
メモリ	4GB	4GB	4GB	4GB
ハードディスク	320GB(5400回転/分)	500GB(7200回転/分)	600GB(7200回転/分)	320GB(5400回転/分)
ビデオコントローラ	Intel HD Graphics	GeForce GT 420M 1GB	GeForce GT 435M 2GB	Intel HD Graphics 3000

Core i5-2410MをCPU-Zで見る

次ページからは、各ベンチマークテストでの比較ご紹介します。