最新プロセッサ「Core i7/i5」搭載ミドルレンジノート DELL Studio 15 レビュー
Studio 15は2008年の初期発売当初からマイナーチェンジを繰り返し行われ、現在も販売しているミドルレンジノートです。今回、最新プロセッサCore i5を搭載した新モデルに触れる機会がありましたので、各種ベンチマークテストを含め、古い記事を刷新してご紹介します。
Studio 15の性能をベンチマーク比較
【ベンチマーク比較 その1】 Windows 7を快適に動作できる指標「Windows 7エクスペリエンス値」
Windows7がどれだけ快適に動作するかを示す指標である「Windows エクスペリエンス
インデックス値」を調べてみると、
Core i5-430Mを搭載するStudio 15のWindows エクスペリエンス インデックス値
Windows 7エクスペリエンス値の性能比較
比較対象 |
Core i3 + Inspiron 15 |
Core i5 + Studio 15 |
仮想Core i7搭載上位機種
(Core i7 + Vostro 3700) |
備考 |
主なカスタマイズ構成
(CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク) |
- Core i3 330M
- 4GB
- オンボード
- 320GB(5400回転/分)
|
- Core i5-430M
- 4GB
- RADEON HD 4570
- 320GB(5400回転/分)
|
- Core i7-720QM
- 6GB
- GeForce GT 330
- 500GB(7200回転/分)
|
各機種、各カスタマイズの3機種を用意 |
プロセッサ |
6.2 |
6.6 |
7.0 |
Core i3、Core i5、Core i7それぞれ約0.4ずつスコア差が確認できます。 |
メモリ |
5.9 |
5.9 |
7.1 |
Vostro 3700のみメモリスコアが格段に上昇。潤沢な6GBメモリを搭載していますが、実際にここまでの差は体感できません。 |
グラフィックス |
4.6 |
4.9 |
6.4 |
拡張型ビデオコントローラRADEON HD 4570を搭載すると、2Dグラフィックスコアがアップ。オンボードでも基本性能が高いので、Windows7の動作程度であれば差はありません。GeForce
GT 330レベルになるとスコアが極端に上昇します。 |
ゲーム用グラフィックス |
5.1 |
6.3 |
6.4 |
上記の2Dグラフィックス能力ではスコア差が少なかったですが、RADEON HD 4570を搭載すると3Dゲーム用グラフィックス能力は結構なスコア差になります。 |
ハードディスク |
5.4 |
5.5 |
5.9 |
標準的な5400回転/分タイプのInspiron 15、Studio 15は5.4〜5.5ですが、高速な7200回転/分タイプになると、スコアは5.9まで上昇します。Studio
15ではさらに高速なSSDもカスタマイズ可能なので、Windows起動速度や処理能力にこだわる方はご検討ください。 |
基本スコア |
4.6 |
4.9 |
5.9 |
基本スコアは各スコアの最小値を抽出するため、今回のStudio 15は4.9になりました。 |
Windows7の基本動作だけで言えば、過大なCore i7と言えそう
Core i5-430Mはミドルレンジに位置づけされるCPUだけあって、CPUスコアが6.6と高いです。Windows7の基本動作だけで言えばCore
i5-430M、もしくは下位のCore i3でも十分な結果となっており、ハイエンドCPUであるCore
i7-720QMは必須条件ではありません。
それよりもメモリやビデオコントローラ、ハードディスクのカスタマイズを充実させた方が、コストパフォーマンスが高いです。少しコストアップしますが、ハードディスク→高速なSSDにアップグレードするとWindowsの起動時間やアプリケーションの動作などが劇的に短縮できます。
重負荷作業であれば、Core i7が実力を発揮する
Core i7はCPUスコアが7.0まで上昇し、非常に高い潜在能力が魅力的です。次ページ以降でご紹介するような実作業を想定するベンチマークテストでは無類の強さを発揮します。
- インターネットや文書作成程度の軽負荷作業であれば、Core i5
- 画像や動画編集など重負荷作業であれば、Core i7
というCPU選定がおすすめです。
DELL公式サイト 製品ページリンク
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するミドルレンジノート DELL Studio
15
15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートStudio
15。
→詳細はStudio 15(DELL公式ページ)をご参照ください。
【ベンチマーク比較 序章】 Core i5を選ぶか、Core i7を選ぶか<< >>【ベンチマーク比較 その2】 画像や動画を主用途とする重負荷を想定したベンチマークテスト「PCMark
Vantage」
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