2008年冬版カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

２０．サウンドコントローラ編　～クリアな高音質を手に入れる～

現在のパソコンには、音を出すサウンド機能が標準で搭載されています。音楽や動画の視聴程度であれば全く問題ありません。ただし、別途サウンドコントローラをカスタマイズすれば、音質や機能が大きく向上します。

パソコンで映画や音楽を楽しむ機会が増え、「できるだけ高音質で音楽を楽しみたい」という要望が増えていますが、大きく分けてスピーカーとサウンドコントローラをアップグレードする2つの方法があります。

昨年購入した時に付属していたDELL標準スピーカー。コンパクトだが、音質に期待は薄い。

今のDELL標準スピーカーは上記写真と異なりますが、正直「音が出ればよい」印象です。それなりに音楽CDやDVD映画も楽しめますが、しばらく聴いていると物足りなさを感じてしまうかもしれません。

ちょっと予算を上乗せするだけでも、「明らかに音が変わった！」と感じることも少なくありませんので、予算や設置スペースに余裕があるなら一度は検討してみることをおすすめします。ぜひ、ワンランク上の聴き心地を味わってみてください。

お気に入りの高音質スピーカーに替えるだけで、全く違う音に早変わりします
私がお気に入りの高音質スピーカー。DELLでは購入できないスピーカーですが、もちろんDELLで購入できるスピーカーでもOK。既にお持ちのスピーカーがあれば流用も可能です。

オンボードで標準搭載されているサウンドコントローラは最小限の機能しか有していないことが多く、また、パソコン内部のノイズの影響を多大に受けています。結果として、「音がクリアでない」「音がこもった印象を受ける」という違和感を感じることも少なくありません。

そんな方におすすめなのが、高音質技術が搭載された別途拡張カード「サウンドコントローラ」です。

DELLのデスクトップパソコンでカスタマイズできるサウンドコントローラ「Sound Blaster X-Fi XtremeGamer サウンドカード」。高音質のためにこれだけのパーツを使用しています。音が変化しない訳がありません。(笑)

サウンド機能だけのために、これだけ数多くのパーツを搭載。ノイズをできるだけ減らすメーカー開発者の努力の結晶です。一般的には、「サウンドコントローラをアップグレードすると、高音域がこもることなくはっきり聞こえ、低音も安定する」と言われます。(すべての方に該当する訳ではありません。)

私は、高音質にこだわるONKYOが発売しているSE-90PCIを愛用しています。音声出力のみですが、大きなコンデンサを多数採用するなど、クリアかつ奥行きのある音を楽しめます。

DELLでは劣化の少ないデジタル音声出力端子を搭載する中～上位機種もあります。音声出力関係の接続端子を購入前に確認しておくことも大切です。

デスクトップパソコンStudio Desktopの音声出力。ホームシアターに対応できる端子を搭載している機種もある。

端子番号	名称	説明
１（白）	サイドサラウンドコネクタ	マルチチャネル対応スピーカーを接続します
２（黒）	S/PDIF	デジタルで音声を出力できます
３（橙）	センター/サブウーハーコネクタ	正面スピーカー、またはサブウーハーを接続します
４（黒）	サラウンドサウンドコネクタ	マルチチャネル対応スピーカーを接続します
５（黄緑）	ライン出力/ヘッドフォンコネクタ	ヘッドフォンやスピーカーを接続します
６（水色）	ライン入力コネクタ	カセットプレーヤー、CDプレーヤーなど録音/再生機器を接続します

音質にこだわる方には、拡張型サウンドコントローラをカスタマイズできるデスクトップパソコンをおすすめします。またパソコン本体購入後でもサウンドコントローラを追加することもできますので、将来対応も万全です。

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