DELL(デル) Dimension/Inspiron
最新の流行パーツを知って、理想的なDELLパソコンを購入しましょう。
ページ更新:2009/8/15
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2009年夏〜秋版 カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

4.OS編 〜根強い人気のXPと秋に登場するWindows 7〜

2007年1月にWindows Vista(以下、ビスタ)が発売されました。多機能・高セキュリティ機能が目玉でしたが、比較的高いパソコン性能を求められたこと、Windows XP(以下、XP)で使えたアプリケーションが使えないことがあるなど、少し前まではあまり評判が良くなかったOSです。

今だ人気が高いXP 現在主流となっているビスタ
今だ人気が高いXP(左)と現在主流となっているビスタ(右)

しかし、発売から約2年半経過した今では、

  • パソコンハード側の基本性能が向上し、動作が軽くなった
  • 数百もの修正パッチプログラムであるService Packが配布され、安定感が増した

と、XPに負けないOSの主力となっています。

現在のパソコン性能であれば問題なし

ビスタが発売した2007年当初は、パソコン側の基本性能が低かったので、ビスタを快適に動作させるには性能不足と言われました。現在では基本性能が上がっているため、一般用途において支障をきたすことはほとんどありません。CPUもひ弱なCeleronではなく、高性能なCore 2 DuoやCore 2 Quadが主力となっていることもビスタの導入を後押ししています

ビスタの快適性を示すビスタエクスペリエンス値
ビスタの快適性を示すビスタエクスペリエンス値。低価格スタンダードノートInspiron 15でも、グラフィック系以外は5以上と高スコアです。技術の進歩は恐ろしいものです。

その他、ビスタでは検索が非常に速くなったりセキュリティ性が高くなるなど、目に見えにくい部分でかなり大きな改善が行われています。アプリケーションソフトもほとんどがビスタ対応となっていますので、古いソフトをお使いの方もビスタへの更新を機会に最新バージョンへのアップグレードを検討してみてください。

「ビスタの高機能+XPの軽さ」を実現したWindows 7がいよいよ登場

2.現在のパソコン市場について」でもご紹介しましたが、有力OS不在(?)の中、以前から噂されていた次期OS「Windows 7」が2009年10月22日に発売されます。基本的にはビスタのアップグレードという位置付けすが、ビスタで不評だった動作の快適性が徹底的に追求されています

いよいよ登場するWindows 7
いよいよ登場するWindows 7。画面はRC(製品候補)版です。基本的にはビスタに近いイメージですが、動作の軽さはXPに近いです。

下のタスクバーの機能を強化し、見た目の派手さではなく使い勝手の向上を重視しています
下のタスクバーの機能を強化し、見た目の派手さではなく使い勝手の向上を重視しています。

また、Windows 7のProfessional版以上であれば、XPでしか動作しないアプリケーションが使えるようになるXPモードが使用可能です。法人向けとも言える機能ですが、個人向け用途にも色々使えそうです。

Windows 7のシステム上で仮想的に動作するXPモード
Windows 7のシステム上で仮想的に動作するXPモード。Windows 7やビスタで動作しないアプリケーションでも動作することができます。ただしCPUがVT(仮想)機能を持っている等、制約条件がややこしいです。XPモードを使いたい方は詳しく調べてみてください。

他にもたくさんの機能が追加されています。例えば、

たくさんのウィンドウが狭々と広がっているデスクトップ画面でも
たくさんのウィンドウが狭々と広がっているデスクトップ画面でも、

ちょいっと操作すると、残したいウィンドウ以外は透明表示することができます
ちょいっと操作すると、残したいウィンドウ以外を透明表示することができます。使いやすさをブラッシュアップしたOSという印象です。

Windows 2000をベースにしたXPが好評だったように、ビスタをベースにしているWindows 7はRC(製品候補)版も好評です。「ビスタの機能をXP並の軽さで操作できる」というのが大半の意見であり、ネットブックでもそれなりに使える印象を受けました。

ちなみにWindows 7の導入を検討されている方は、パソコンの新調をおすすめします。新OSに慣れるしばらくの間は今ご使用のパソコンが併用できますし、2台以上パソコンが自宅にあれば家庭内LANも組めるので結構便利です。

DELLでは、現在ビスタ入りのパソコンを購入しても、対象機種であればビスタへのアップグレードが無料です。Windows 7が発売される10月末まで待たなくても、快適なパソコンを今すぐ手に入れることができます。Windows 7がビスタよりも粗末なOSということはまずないでしょうから、損することもありません。

DELLで購入できるビスタのエディションについて

今すぐパソコンの買い換えを検討されている方、Windows 7が発売してもしばらくは安定したビスタの方が良い、という方のために、ビスタのエディションについてご紹介しておきます。

ビスタには、個人向け・企業向けを含めると複数のエディションが存在します。DELLで購入できるビスタのエディションは以下のとおりです。

  1. 各種エディションの概要
  2. エディション別 機能比較表
  3. XPにダウングレードできる「Business」と「Ultimate」

1.各種エディションの概要

機能が少なくて、お買い得な「Home Basic(ホームベーシック)」
Home Basic(ホームベーシック)

インターネットや電子メールの作成、デジカメで撮影した画像を楽しむことが目的の方におすすめ。

キレイな半透明・3Dグラフィック機能”エアロ”は使用できませんが、パソコンに必要とされる性能も低くてすむメリットがあります。Windows XPよりも、向上したセキュリティ機能や検索機能を使ってみたいという方に最適です。

キレイなグラフィック機能”エアロ”が使える「Home Premium(ホームプレミアム)」
Home Premium(ホームプレミアム)

ウィンドウの半透明化や、複数のウィンドウを重ねて表示できる”フリップ3D”など、ビスタならではの機能を搭載した、メインエディション。

デジカメで撮影した画像の編集管理はもちろん、ビデオカメラで撮影した動画の編集やDVDメディアへの書き込み、音楽や映像を家電プレーヤーと同様、簡単に扱える統合ソフト「Windows メディアセンター」など、デジタルコンテンツを扱うソフトを完全装備。

一般的な使用目的であれば、このエディションでOKです。

システムのバックアップ機能など、ビジネス用途に最適な「Business(ビジネス)」
Business(ビジネス)

家庭用メインエディションである、「Home Premium(ホームプレミアム)」とは対照的に、ビジネス機能に特化したエディション。

パソコンシステム全体をバックアップできる機能や、間違って上書きしてしまったファイルを、以前のバージョンの状態へ戻すことができる「シャドウコピー」など、データの安全性を追求しています。デジタルコンテンツを扱うソフトが搭載されていませんので、家庭用には向きませんが、どちらかと言えば仕事用というパソコンに最適なエディションです。

Vistaの機能を満喫、上記エディションを全部まとめた「Ultimate(アルティメット)」
Ultimate(アルティメット)

上記3エディションの機能をすべて統括した、ビスタ最上級エディション。

さらに、デスクトップの壁紙に動画が設定できる「Ultimate Extras」や「ビットロッカーによるドライブ暗号化」など、アルティメットだけに搭載されている機能もあります。

家庭個人用として、デジタルコンテンツを扱う方や、業務用として、データの安全性・信頼性の双方を求める方、ヘビーユーザーの方に最適です。

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2.エディション別 機能比較表

上記でご紹介した4つのエディションについて、搭載している機能を比較します。

基本性能
エディション名 Home Basic Home Premium Business Ultimate
ビスタの醍醐味
Windows Aero(エアロ)
-
複数のウィンドウを重ねて回転
Windows フリップ3D
-
ガジェットが置ける
Windows サイドバー
スパイウェアや一部のウイルスを発見、削除できる
Windows Defender
閲覧可能なサイトを制限できる
保護者制限機能
-
タブ機能やセキュリティが向上した
Internet Explolor7 ブラウザ
強化された検索機能
クイック検索
USBメモリで快適性をアップ
Ready Boost
64ビット版ビスタで搭載できる
最大メモリ容量
8GB 16GB 128GB 128GB

何度も申しますが、ビスタの醍醐味である”エアロ”は、「Home Basic」では使用できません。その他は一部を除いて、ほとんど同機能と言えます。

デジタルコンテンツ、マルチメディア機能
エディション名 Home Basic Home Premium Business Ultimate
デジカメ画像の管理と編集
Windows フォトギャラリー
ビデオ動画編集ができる
Windows ムービーメーカー
- -
DVDメディアへの書き込みも万全
Windows DVDメーカー
- -
家電プレーヤーのように簡単な操作ができる
Windows メディアセンター
- -
Xbox360と連携した
ホームネットワーク
- -

基本性能は、各種エディション共にほとんど変わりませんでした。しかし、このデジタルコンテンツに関する機能は、大きく違うことがわかります。

デジカメ写真の管理・編集が行える「Windows フォトギャラリー」は、全エディション使用できますが、その他の動画編集・DVDオーサリング等のマルチメディア機能は、「Home Premium」と「Ultimate」の2エディションのみです。

「Home Basic」はもちろん使用できませんが、「Business」でも使用できないのでご注意ください。「Business」は、「”Home Premium”の上位エディション」ではありません。

業務関連機能
エディション名 Home Basic Home Premium Business Ultimate
システム全体をバックアップ
Windowsバックアップ
- -
上書きしたファイルも元通り
シャドウコピー
- -
秘密のファイルを暗号化
暗号化ファイルシステム
- -
インターネットで遠隔操作が可能
リモートデスクトップ
ビジネスネットワーク環境で利用
ドメイン参加
- -
デスクトップの壁紙が動画になる
Ultimate Extras
- - -

Windows XPでは、システムに不具合が出た場合に”復元機能”を使えましたが、システム全体のバックアップ機能は搭載していませんでした。そのため、他社の有料バックアップソフトを別途購入する必要がありました。

その点、Windows Vistaでは、「Business」と「Ultimate」の2エディションにおいて、標準機能として搭載されています。

また、うっかり上書きしてしまった重要ファイルも、以前のバージョンに復元できる「シャドウコピー」を搭載しているのも、この2エディションのみです。データの消失が決定的となる業務関係必須の機能です。


3.XPにダウングレードできる「Business」と「Ultimate」

一番人気はマルチメディア機能が豊富な「Home Premium(ホームプレミアム)」ですが、低性能機種向けの「Home Basic(ホームベーシック)」や機能全部入りの「Ultimate(アルティメット)」も比較的売れています。必要な機能とアップグレード料金差を検討して、後悔のないように選択しましょう。

その中でも、ひそかに人気が高いのが企業向け「Business(ビジネス)」です。一般用途として画像・動画編集ソフトなど使用頻度が高いマルチメディア機能が省略されているにもかかわらず人気が高いのには理由があります。「Business」と「Ultimate」のみXPにダウングレードする権利が付くからです。初めからXP搭載を狙うのであれば、「Ultimate」よりも安価な「Business」が有利です。

2009年1月末には、パーツ合わせて購入できるXPのDSP(Delivery Service Partner)版も在庫のみとなっています。DELLでも2009年8月現在、機種によってはXPのダウングレードが可能となっています。


どの機能が必要かを考えよう!

ビスタでは、4つのエディションによって、かなり機能に違いがあります。

もちろん「Ultimate」が良いのは間違いないのですが、多少価格が高く、選択できるDELLパソコンに制限があります。一般ユーザーであれば無理に選択する必要はありません。

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私のおすすめは、やはり「Home Premium」です。

デジカメ写真やビデオカメラで撮影した動画などの編集が標準ソフトで可能です。その他にも、一般ユーザーの方が必要とする機能は、十分な兼ねそろえています。

ただ、

  • システム全体をバックアップできる、「Windowsバックアップ
  • 上書きしたファイルも前バージョンに復旧できる「シャドウコピー

を使いたいならば、「Ultimate」をおすすめします。

ご自身に必要な機能は何なのか、十分に検討してみてください。

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