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2010年夏版 カスタマイズ最新事情を知ろう
DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。
10.デスクトップ用CPU実践編1 〜クアッドコアCPUがおすすめ〜
CPU製造メーカーは大きく分けてインテルとAMDの2社が存在していますが、現在のシェアを見る限りではインテルに大きく軍配が挙がっています。
事実、DELLでも大半の機種にはインテル製CPUである「Core i7」、「Core i5」、「Core
i3」、「Celeron」が採用されています。このページでは、DELLで主にカスタマイズ可能なインテル製CPUに絞ってご紹介しますので、CPUカスタマイズ時のご参考にしてみてください。
大半のシェアを誇るインテル製CPU
現在の主なCPUラインナップ
現在のインテルCPUブランドを簡単に比較すると、下記表のようになります。
CPUブランド名 |
性能 |
価格 |
対象層 |
備考 |
Core i7
(LGA1366版) |
超高 |
中〜超高 |
上級者向け |
とにかく性能にこだわる向けのCPU。チップセットと呼ばれる根幹パーツが違うので、ハイエンドデスクトップしか搭載できません。唯一、6コア/12スレッド動作するExtreme
Editionと呼ばれるCPUがラインナップされるのも、このクラスだけです。
|
Core i7
(LGA1156版) |
高 |
中〜高 |
中・上級者向け |
一般ユーザー向けの最上位CPU。基本はコアを4つ持つクアッドコアCPUであり、ハイパースレディング機能により8スレッド動作します。普及タイプのCore
i7なので、Core i5+αの予算で購入可能です。
|
Core i5 |
高 |
中〜高 |
中上級者向け |
性能と予算のバランスが良い人気シリーズ。下位のCore i3には非搭載である動作周波数自動アップ機能「ターボブースト」を有するため、売れ筋となってます。上位クラスはクアッドコアCPU、下位クラスはデュアルコアCPUという不思議なシリーズですが、現在主流のシリーズです。性能面での余裕が大きく、ウイルスチェックを行いながらの並行作業でもパソコン動作が遅くなりにくいので、Windows
7に最適です。
|
Core i3 |
中 |
中 |
一般ユーザー向け |
以前主流だったCore 2 Duo以上の性能を誇りつつ、比較的安価なので下位デスクトップパソコンに採用されています。動画編集やエンコード作業を行うヘビーユーザーにはもの足りませんが、それ以外の一般用途であれば問題ありません。予算重視の方におすすめです。 |
Pentium |
低〜中 |
低〜中 |
予算重視層向け |
低価格での組み立てを好まれるパソコン自作ユーザーには人気ですが、DELLを含め他BTOメーカーでは見かけないCPU。Core
i3がと比べると性能や価格帯が中途半端と判断されることもあり、一般向けとは言えません。 |
Celeron |
低 |
低 |
予算重視層向け |
コストパフォーマンスは高いものの、Core 2 Duoの値下がりにより価格差がかなり小さくなっています。DELLでは一部の低価格モデルや法人機種に採用されていますが、無理に狙う必要はありません。 |
以下に、3種類の売れ筋デスクトップ用CPUにおける概要比較をご紹介します。
Core i7とCore i5とCore i3の概要比較
CPU名 |
Core i7-860 |
Core i5-750 |
Core i3-530 |
備考 |
コア数 |
4 |
4 |
2 |
Core i3-530はデュアルコアCPU、その他はクアッドコアCPU |
スレッド数 |
8 |
4 |
4 |
ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ擬似的に8スレッド動作する |
ハイパースレッディング機能 |
○ |
− |
○ |
Core i5-750のみ非搭載 |
定格時の動作周波数 |
2.80GHz |
2.66GHz |
2.93GHz |
Core i3-530が一番高い |
ターボ・ブーストによる最大周波数 |
3.46GHz |
3.20GHz |
− |
ターボブースト機能により、Core i7-860とCore i5-750はCore i3-530の2.93GHzを超える |
ターボブースト機能 |
○ |
○ |
− |
Core i3-530のみ非搭載 |
2次キャッシュ |
256KB×4 |
256KB×4 |
256KB×2 |
Core i3-530のみ少ない |
3次キャッシュ |
8MB |
8MB |
4MB |
Core i3-530のみ少ない |
選べるDELL機種 |
Studio XPS 8100 |
Studio XPS 8100 とInspiron 580 |
Inspiron 580 等 |
2010年7月20日時点 |
Core i3-530はデュアルコアCPU、上位のCore i7-860やCore i5-750はクアッドコアCPUです。Core i3-530は定格時の動作周波数こそ高いものの、コアを2つしか持たないデュアルコアCPUであり、動作周波数を自動的に上昇させるターボブースト機能がありません。

定番ベンチマークテスト「PCMar05」におけるCore i7/Core i5/Core i3のスコア比較イメージ。搭載するビデオコントローラが違うのでグラフィックスコアは大きな差が出ていますが、全体的な性能差イメージはわかっていただけると思います。
【基礎知識 その1】 ターボブーストって何?
Core i7/i5はターボブーストと呼ばれる動作周波数を一時的に上昇させる機能を有します。下位のCore
i3シリーズは非搭載です。

処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能(ターボモード)。コア数に依存しない古いアプリケーションでも、処理速度アップの効果が期待できます。
【基礎知識 その1】 ハイパースレッディングって何?
ハイパースレディングとは、1つのコアを擬似的に2つあるように動作できる機能のことです。4コアを所有するCore
i7では擬似的8コア動作が可能となるため、丸しスレッド対応アプリケーションであれば劇的な処理速度アップが見込めます。

Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコア(計8コア)があるように働く機能を持ちます。

タスクマネージャで確認してもこのとおり。左が8スレッドのCore i7-860、右が4スレッドのCore
i5-750です。 マルチスレッド対応ソフトであれば、Core i7は擬似的8コアで爆速処理を行います。同時に複数作業をこなす場合でも、パワーの余裕が違います。

【参考】少々ややこしいのですが、デュアルコアCPUであるCore i3-530もハイパースレッディング機能を搭載しているため、見た目はクアッドコアCPUと同じ4スレッド処理が行えます。重い処理では純粋なクアッドコアCPUであるCore
i5-750(ハイパースレディング非搭載)に劣りますが、簡易な処理では大差ありません。
パソコン納得購入ガイドのおすすめCPU
現在のCPUラインナップ一覧は後述しますが、私がおすすめCPUはハイエンドなら「Core i7-860」、ミドルレンジなら「Core i7-750」、エントリーなら「Core i3-530」(この記事を書いている時点では、上位のCore i3-540からのカスタマイズとなってます)です。
まず、Core i7-860については、4コア+ハイパースレディング機能により8スレッド動作すること、ターボブーストMAX時の動作周波数が高いこと、手が届く範囲の価格帯、と3拍子そろっています。パソコン自作ユーザーの中でも、大人気のCPUなので、性能とコストパフォーマンスは抜群です。ちなみに、私が現在、写真レタッチ編集用に使用しているメイン機種もCore
i7-860を搭載したStudio XPS 8100です。
次に、少し予算を抑えたInspiron 580などでカスタマイズできるCore i7-750も人気です。ハイパースレディング機能こそ非搭載ですが、コアを4つ持つクアッドコアCPUなので、安価なCPUと比べると性能面での余裕が違います。画像や動画など処理負荷が重いマルチメディアコンテンツ用途にもおすすめなので、将来長く使うことを考えるとおすすめです。
エントリーに位置付けされるCore i3は、予算重視の方に最適です。上位のCore
i7やCore i5と比べると、性能は見劣りますが、従来のCore 2 Duo同等以上のスペックなので一般用途では全く問題ありません。2台目デスクトップパソコンとしてもおすすめします。
次ページでは、各CPUシリーズにおけるラインナップ表をご紹介します。コア数や動作周波数などの比較にご利用ください。
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別ページとして、デル今週のおすすめパッケージ【個人向け】 (DELL公式サイト)もありますよ♪
9.CPU序章編3 〜使用目的別!おすすめCPU〜<< >>11.デスクトップ用CPU実践編2 〜デスクトップパソコン用CPUラインナップ表〜
【参考】パソコン納得購入ガイドのおすすめDELLパソコンレビュー
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