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ページ更新:2011/5/30
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2011年春〜夏版 カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

6.CPU編 〜デスクトップパソコン用CPUラインナップ〜

CPU製造メーカーは大きく分けてインテルとAMDの2社が存在していますが、現在のシェアを見る限りではインテルに大きく軍配が挙がっています。

事実、DELLでも大半の機種にはインテル製CPUである「Core i7」、「Core i5」、「Core i3」、「Celeron」が採用されています。このページでは、DELLで主にカスタマイズ可能なインテル製CPUに絞ってご紹介しますので、CPUカスタマイズ時のご参考にしてみてください。

大半のシェアを誇るインテル製CPU

現在の主なCPUラインナップ

現在のインテルCPUブランドを簡単に比較すると、下記表のようになります。

CPUブランド名 性能 価格 対象層 備考
Core i7
(LGA1366版)
超高 中〜超高 上級者向け

とにかく性能にこだわる向けのCPU。Core i7-960など900番台が命名されます。チップセットと呼ばれる根幹パーツが違うので、ハイエンドデスクトップしか搭載できません。唯一、6コア/12スレッド動作するExtreme Editionと呼ばれるCPUがラインナップされるのも、このクラスだけです。

Core i7
(LGA1155版)
中〜高 中・上級者向け

一般ユーザー向けの最上位CPU。Core i7-2600など2000番台が命名され、Core i5+αの予算で購入可能です。コアを4つ持つクアッドコアCPUですが、ハイパースレディング機能により8スレッド動作します。

Core i5 中〜高 中上級者向け

性能と予算のバランスが良い人気シリーズ。下位のCore i3には非搭載の動作周波数自動アップ機能「ターボブースト」を有し、現在の主流となるCPUです。性能面での余裕が大きく、ウイルスチェックを行いながらの並行作業でもパソコン動作が遅くなりにくいので、Windows 7に最適です。

Core i3 一般ユーザー向け 以前主流だったCore 2 Duo以上の性能を誇りつつ、比較的安価なので下位デスクトップパソコンに採用されています。動画編集やエンコード作業を行うヘビーユーザーにはもの足りませんが、それ以外の一般用途であれば問題ありません。予算重視の方におすすめです。
Pentium 低〜中 低〜中 予算重視層向け 低価格での組み立てを好まれるパソコン自作ユーザーには人気ですが、DELLを含め他BTOメーカーでは見かけないCPU。Core i3がと比べると性能や価格帯が中途半端と判断されることもあり、一般向けとは言えません。
Celeron 予算重視層向け コストパフォーマンスは高いものの、Core i3が安いので、無理に狙う必要はありません。DELLでは、一部の低価格モデルや法人機種に採用されています。

以下に、3種類の売れ筋デスクトップ用CPUにおける概要比較をご紹介します。

Core i7とCore i5とCore i3の概要比較
CPU名 Core i7-2600 Core i5-2400 Core i3-2100 備考
コア数 4 4 2 Core i3はデュアルコアCPU、その他はクアッドコアCPU
スレッド数 8 4 4 ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ擬似的に8スレッド動作する
ハイパースレッディング機能 Core i5のみ非搭載
定格時の動作周波数 3.40GHz 3.10GHz 3.10GHz Core i7が一番高い
ターボ・ブーストによる最大周波数 3.80GHz 3.40GHz Core i3以外は周波数がアップする
ターボブースト機能 Core i3のみ非搭載
3次キャッシュ 8MB 6MB 3MB 上位CPUほど大容量
搭載可能なDELL機種 XPS 8300 XPS 8300またはInspiron620 Inspiron620またはInspiron620s 2011年5月29日時点

Core i3-530はデュアルコアCPU、上位のCore i7-2600やCore i5-2400はクアッドコアCPUです。Core i3-2100はハイパースレッディング機能により擬似的に4スレッド動作するものの、コアを2つしか持たないデュアルコアCPUです。さらに、定格時の動作周波数こそ高いですが、動作周波数を自動的に上昇させるターボブースト機能が非搭載です。

定番ベンチマークテスト「CINEBENCH R10」におけるCore i7/Core i5/Core i3のスコア比較イメージ
定番ベンチマークテスト「CINEBENCH R10」におけるCore i7/Core i5/Core i3のスコア比較イメージ(デスクトップ用CPU編)。Core i5/i7が全体的に高性能で、特にマルチスレッドでの伸びがスゴイです。最新アプリであれば、劇的な処理速度アップが期待できますね。ただ、安価なCore i3でも旧Core 2 Duoの約1.5以上のスコアをたたき出していることからも、第2世代Core iシリーズの高パフォーマンスが伺えます。

〜デスクトップパソコン用CPUラインナップ表〜

以下、現在インテルが販売しているCPUの中で、比較的主力となっているものをリストアップしてみました。2011年5月現在、DELLパソコンでカスタマイズできないCPUも含まれていますが、今後追加される可能性を踏まえてご紹介します。

(CPU名や各数値に関しては、最終的に購入される際に確認してください。記載間違いがあってもご容赦願います。)

Core i7 LGA1366版 〜ハイエンドデスクトップだけに許された上位Core i7〜

CPU名 コア数/スレッド数 動作周波数
定格時/ターボブースト時
3次キャッシュ 製造プロセス ハイパースレッディング機能 ターボブースト機能 TDP
(熱設計電力)
Core i7-990X Extreme Edition 6/12 3.46GHz/3.73GHz 12MB 32nm 130W
Core i7-960 4/8 3.20GHz/3.46GHz 8MB 45nm 130W
Core i7-950 4/8 3.06GHz/3.33GHz 8MB 45nm 130W

ややこしい話ですが、デスクトップパソコン用Core i7には、一回りサイズが大きな性能追求タイプのLGA1366版と普及価格タイプのLGA1155版の2種類が存在します。

CPUの大きさが違うLGA1366版(左)とLGA1155版(右)
CPUの大きさが違うLGA1366版(左)とLGA1155版(右)。もちろん互換性はありません。性能を追求するなら大きなLGA1366版、予算を優先するなら普及タイプのLGA1155版という選択になります。チップセットというパソコン根幹パーツが違うので、DELLでもカスタマイズ可能な機種が限定されています。LGA1366版は最上位のStudio XPS 9100、LGA1155版はハイミドルのXPS 8300でカスタマイズ可能です。

Core i7 LGA1155版 〜8スレッド動作で快適・爆速!〜

CPU名 コア数/スレッド数 動作周波数
定格時/ターボブースト時
3次キャッシュ 製造プロセス ハイパースレッディング機能 ターボブースト機能 TDP
(熱設計電力)
Core i7-2600K 4/8 3.40GHz/3.80GHz 8MB 32nm 95W
Core i7-2600 4/8 3.40GHz/3.80GHz 8MB 32nm 95W

ハイミドルのXPS 830シリーズに搭載可能なクアッドコアCPU。4つのコアが並列に処理するため、複数同時作業でも遅くなりにくいだけでなく、対応ソフトなら劇的な処理時間短縮が期待できます。しかもハイパースレッディング機能により2倍の8スレッド動作するので、下位CPUとは別次元の性能を誇ります。

Core i5 〜コストパフォーマンスが高い売れ筋CPU!〜

CPU名 コア数/スレッド数 動作周波数
定格時/ターボブースト時
3次キャッシュ 製造プロセス ハイパースレッディング機能 ターボブースト機能 TDP
(熱設計電力)
Core i5-2500 4/4 3.30GHz/3.70GHz 6MB 32nm - 95W
Core i5-2400 4/4 3.10GHz/3.40GHz 6MB 32nm - 95W
Core i5-750 4/4 2.66GHz/3.20GHz 8MB 45nm - 95W
Core i5-680 2/4 3.60GHz/3.86GHz 4MB 32nm 73W
Core i5-670 2/4 3.46GHz/3.73GHz 4MB 32nm 73W
Core i5-661 2/4 3.33GHz/3.60GHz 4MB 32nm 87W
Core i5-660 2/4 3.33GHz/3.60GHz 4MB 32nm 73W
Core i5-650 2/4 3.20GHz/3.46GHz 4MB 32nm 73W

ミドルクラスの売れ筋CPU。インターネットやメールはもちろん、処理が比較的重い画像・動画編集にも対応できます。4スレッド動作するだけでなく動作周波数も高いので、「Core i5を選んでおけば失敗はない。」と、個人的に相談された際にはお答えしております。

現在は、新第2世代の4桁シリーズ(Core i5-2400等)と旧第1世代の3桁シリーズ(Core i5-750等)が混乱している状態ですが、今後の主流は新第2世代の4桁シリーズです。コストパフォーマンス的にも前者がおすすめです。

Core i3 〜インターネットや文書作成ならこれでもOK!〜

CPU名 コア数/スレッド数 動作周波数
定格時/ターボブースト時
3次キャッシュ 製造プロセス ハイパースレッディング機能 ターボブースト機能 TDP
(熱設計電力)
Core i3-2120 2/2 3.30GHz/- 3MB 32nm - - 65W
Core i3-2100 2/2 2.93GHz/- 3MB 32nm - - 65W
Core i3-550 2/4 3.20GHz/- 4MB 32nm - 73W
Core i3-540 2/4 3.06GHz/- 4MB 32nm - 73W
Core i3-530 2/4 2.93GHz/- 4MB 32nm - 73W

一昔の主力CPUだったCore 2 Duoに近い位置付けで、軽負荷作業であればCore i5と遜色ないパフォーマンスを有します。Core i3を狙いつつ、メモリやハードディスク、ビデオコントローラなど他パーツに予算を充てる案もありますが、搭載可能な機種は入門デスクトップに限られます。

パソコン納得購入ガイドのおすすめCPU

パソコン納得購入ガイドのおすすめCPUは、ハイエンドなら「Core i7-2600」、ミドルレンジなら「Core i5-2400」、エントリーなら「Core i3-2100」です。

特に、Core i7-2600は、4コア+ハイパースレディング機能により8スレッド動作すること、ターボブーストMAX時の動作周波数が高いこと、手が届く範囲の価格帯と3拍子そろっています。パソコン自作ユーザーの中でも、大人気のCPUなので、性能とコストパフォーマンスは抜群です。ちなみに、私が現在、写真レタッチ編集用に使用しているメイン機種もCore i7-2600を搭載したXPS 8300です。

次に、少し予算を抑えたCore i5-24100もおすすめです。ハイパースレディング機能こそ非搭載ですが、コアを4つ持つクアッドコアCPUなので、安価なCPUと比べると性能面での余裕が違います。画像や動画など処理負荷が重いマルチメディアコンテンツ用途にもおすすめなので、将来長く使うことを考えるとおすすめです。

最後に、エントリーに位置付けされるCore i3は、予算重視の方に最適です。上位のCore i7やCore i5と比べると、性能は見劣りますが、従来のCore 2 Duo同等以上のスペックなので、一般用途では全く問題ありません。2台目デスクトップパソコンにおすすめします。

以上、2011年のデスクトップ用CPUの現状をまとめてみました。かなりのボリュームになってしまいましたが、ご自身に必要なCPUを決定する材料にしてみてください。

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【参考】パソコン納得購入ガイドのおすすめDELLパソコンレビュー

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