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ページ更新:2011/8/3
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2011年春〜夏版 カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

12.ビデオコントローラ編 〜用途で選択が大きく異なる〜

ビデオコントローラは大きく分けて、最新3Dゲーム向けのハイエンド、一般用途に対応するミドルレンジ、最小機能のローエンドという3つに分類されます。ビデオメモリ容量や動作周波数などによって性能は前後しますが、現在のビデオコントローラの性能を比較してみると下記のようなイメージです。

DELLで購入できるビデオコントローラの性能別用途
ビデオコントローラ 性能 備考
ハイエンド機種 最新3Dゲームを快適に楽しみたい中〜上級者向け
ミドルレンジ機種 性能重視の方〜最新3Dゲームを普通に楽しみたい中級者向け
ローエンド機種 一般用途〜パソコン初心者の方にもおすすめな入門ビデオコントローラ

3分類のイメージ
3分類のイメージ。左から、ハイミドル、ミドルレンジ、ローエンドタイプのビデオコントローラです。高性能なほどボードサイズが大きくなるので、本体ケースが大きな機種でないと搭載できません。しかも消費電力が高いので、大きな電源容量が必要になります。

最近のビデオコントローラ事情
最近のビデオコントローラ事情。用途によって、得意/不得意がありますので、あくまでイメージです。
(2011年7月現在、DELLでカスタマイズできないビデオコントローラを含む)

一番の売れ筋は手頃な値段のミドルレンジ〜ローエンドです。ブルーレイなど再生負荷が高い高画質映像の再生支援機能が搭載されていますし、Windows7の3Dグラフィック描画程度であれば十分対応できます。ただし、24インチ級の高解像度でゲームを快適に楽しむなら、ハイエンドレベルのビデオコントローラが必要です。

パソコン初心者の方は、手頃なローエンドビデオコントローラがおすすめ

インターネットや文書作成、ブルーレイ映画視聴などが主用途であれば、ローエンドタイプでOKです。デスクトップパソコンであればRadeon HD 6450など、ノートパソコンであればGeForce GT525Mなどが該当します。

とにかく予算重視の方は、統合型ビデオコントローラであるインテル HD グラフィックスでもOKですが、せめてローエンドタイプのビデオコントローラを搭載しておけば、性能面で余裕があるのでおすすめです。用途と予算に応じて、最適なビデオコントローラを検討してみてください。

多用途の中級者は、コストパフォーマンスが高いミドルレンジビデオコントローラで決まり

ミドルレンジのビデオコントローラを搭載できるのは、中級機種以上です。このクラスを検討されている方は、負荷がかかる用途を想定されているでしょうから、CPUやメモリ、ビデオコントローラなどの各パーツをバランス良くカスタマイズすることを心がけてみてください。

デスクトップパソコン用でのおすすめはGeForce GTS450やRadeon HD 6770、ノートパソコン用でのおすすめはGeForce GT540M。性能と価格のバランスが良いので、パソコン自作ユーザーにも人気が高いです。

オンラインゲーム用途なら、予算が許す限りハイエンドビデオコントローラを狙うべし!

オンラインゲーム用途であれば、選ぶビデオコントローラや購入機種は限られます。予算が許す限りハイエンドビデオコントローラを狙ってみてください。

性能重視でビデオコントローラを選ぶならば、GTX 560やRadeon HD 6870が該当します。1枚のビデオコントローラでは最高峰クラスの性能を誇るため、重量級ゲームでも快適にプレイできます。

ゲーミングデスクトップであるAlienware(エイリアン)シリーズでは、ビデオコントローラ2枚組もカスタマイズ可能ですが、よほどの方でなければおすすめできません。2枚組でも快適性がそれほど向上しないゲームもありますし、消費電力や発熱量が多くなってファン音が大きくなるデメリットもあります。性能を突き詰めたい方のみご検討ください。


ビデオコントローラの基礎知識

以下に、ビデオコントローラの基礎知識をご紹介します。パソコン初心者の方はもちろん、ちょっとこだわりのビデオコントローラを選びたい方は、参考にしてみてください。

3Dグラフィック描画に必要なビデオコントローラ
3Dグラフィック描画に必要なビデオコントローラ

パソコン内で処理したデータをモニタに表示させる役割を持つのが、ビデオコントローラです。パソコン自作業界や他パソコンメーカーではグラフィックカードとも呼ばれ、ある程度高いグラフィック能力の高さが求められます。特に、3D表示を多用しているWindows7を使用したり、3Dオンラインゲームをプレイする際には必須です。

ビデオコントローラは、CPUやハードディスクと違ってパソコンにある程度詳しい方でないとイメージしづらいパーツなので、簡単な基礎知識をご紹介しておきます。

ビデオコントローラには統合型と拡張型がある

ビデオコントローラには、チップセットやCPUにグラフィック機能を搭載している「統合型(オンボード)」と、別途グラフィック専用機能を追加する「拡張型」の2種類が存在します。

統合型と拡張型の違い
タイプ 統合型 拡張型
グラフィック機能 チップセットもしくはCPUに内蔵する ビデオコントローラとして別途実装する
性能 中〜高
価格 中〜高
用途 インターネットや文書作成程度 3Dゲームなど高いグラフィック描画が必要な用途
インテル HD グラフィックス 等 Radeon HD 6770 1GB 等

DELLでは、デスクトップパソコン及びノートパソコン共、ビデオコントローラをカスタマイズすることができます。ただし、下位機種は統合型のみ、中位機種は統合型or拡張型、上位機種は拡張型のみ選択可能という場合が多いため、必要なグラフィック能力を先に決定した後に購入機種を選ぶことをおすすめします。

拡張型ビデオコントローラは、単純に価格が高いほど高性能ですが、3Dオンラインゲームなどをしなければ低〜中価格のビデオコントローラでも十分使用に耐えられます。

1.統合型ビデオコントローラ

統合型ビデオコントローラ
統合型ビデオコントローラ

グラフィック機能がチップセットやCPUという中枢パーツに搭載されているビデオコントローラを、統合型ビデオコントローラと呼びます。DELLパソコンでは、下位機種は大半が統合型です。別途ビデオコントローラをカスタマイズする必要がないので低予算で済みますし、インターネットや文書作成程度の用途であれば問題ありません

最近の統合型ビデオコントローラは基本性能が高いので、3D描画が必要なWindows7でも十分対応可能です。

統合型のメリット
  • チップセットやCPUにグラフィック能力が統合されているので、低価格な購入が可能
  • ビデオコントローラを内蔵するスペースを必要としないため、省スペースタイプのデスクトップパソコンに最適
統合型のデメリット
  • グラフィック性能に余裕が少ない
  • 3Dゲームなど複雑なグラフィック描画用途には不向き

2.拡張型ビデオコントローラ

拡張型ビデオコントローラ
拡張型ビデオコントローラ

3Dゲームなど高度なグラフィック表示が必要な用途であれば、統合型ビデオコントローラでは性能不足なので、拡張型ビデオコントローラを選択する必要があります。DELLパソコンの上位機種では高性能ビデオコントローラ、中位機種では低〜中性能ビデオコントローラが選択できます。

別途ビデオコントローラをカスタマイズする必要はありますが、統合型よりも数倍〜数十倍も性能が大きく向上しますので、快適性や将来性を考えるなら、拡張タイプがおすすめです

拡張型のメリット
  • 最新オンラインゲームや3Dグラフィック表示にも対応可能
  • グラフィック能力が高く、将来対応としてもおすすめ
拡張型のデメリット
  • 別途予算がかかる
  • 高性能なビデオコントローラは、上位機種しかカスタマイズできない

ビデオコントローラ性能の見方

ビデオコントローラの概要に続きまして、ビデオコントローラの性能についてご紹介します。

ビデオコントローラ性能の見方
ビデオコントローラ性能の見方

メーカー名

グラフィックチップの開発を行っているメーカー名。大きく分けて、NVIDIA社製のGeForceシリーズと、ATI社製のRadeonシリーズの2種類から選択できます。

GPU名

GPUというのは、Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット)の略称で、ビデオコントローラ上に搭載されている、グラフィック専用CPUの名称。

現在のGPUは、nVIDIA社の「Geforceシリーズ」とATI社の「Radeonシリーズ」の2強となっていますので、基本的にはどちらかのビデオコントローラを選択することになります。一部のヘビーユーザーの方でなければ、どちらのメーカーが良いかについては、気にしなくてOKです。

ビデオメモリ量

ビデオコントローラ上に搭載されている映像処理専用メモリのこと。高性能なビデオコントローラほど大容量メモリを搭載しており、低価格カードは128MB前後、中価格カードでは256MB、高性能タイプは512MB以上が目安です。

統合型ビデオコントローラ(例えばインテル HD グラフィックス)には、○MBというビデオメモリ容量の表記がありません。これは統合型ビデオコントローラ内にビデオメモリを搭載していないためであり、「じゃあ、どのビデオメモリを使うの?」ということになりますが、「メインメモリ(2GBや4GB等の記載がある一般的なメモリのこと)の一部を使います。」という解釈です。

搭載端子(デスクトップパソコンの場合)

液晶モニタに出力するための接続端子。従来のアナログ出力端子であるVGAよりも、映像の劣化が少なく鮮明に表示できるデジタル出力端子DVIがおすすめです。映像と音声が1本のケーブルで出力できるHDMI端子や大画面液晶に搭載されるDP(ディスプレイポート)もありますので、モニタの接続端子の種類を確認しておきましょう。

液晶モニタの表示解像度に影響されるビデオメモリ容量

最近はワイド画面かつ表示範囲が広い高解像度液晶モニタが人気です。高解像度画面を表示する際には、ビデオコントローラのビデオメモリ容量に余裕が必要ですが、現行ビデオコントローラであればほとんど気にする必要はありません。

モニタの表示解像度とビデオメモリの目安(最低限度)
解像度 〜SXGA
(1,280×1,024)
〜WUXGA
(1,920×1,200)
WUXGA〜
(1,920×1,200)
グラフィックメモリ容量 64MB 128MB 256MB

あくまで参考値なので、このメモリ容量以下だと動作しないという訳ではありませんが、 最近は全体的にグラフィック負荷が高くなっていますので、メモリ容量が多いビデオコントローラがおすすめです。グラフィック描画負荷が高い3Dゲーム用途では最低でも512MB以上が必須となることが多いです。DELLで選択できるビデオコントローラの種類や性能詳細については、デル株式会社(公式ページ)をご参照下さい。

液晶モニタ別 おすすめグラフィックメモリ容量

DELLの液晶モニタのラインナップと比較すると、おすすめは以下のようになります。

液晶モニタサイズ 表示解像度 最低限必要なグラフィックメモリ容量 おすすめグラフィックメモリ容量
18.5インチ 1,366×768 64MB 128MB以上
20インチワイド 1,680×1,050 128MB 256MB以上
24インチワイド 1,920×1,050 128MB 256MB以上
24インチ 1,920×1,200 128MB 256MB以上
30インチ 2,560×1,600 256MB 512MB以上

基本的には、ビデオコントローラの性能が低→中→高となるにつれて、グラフィックメモリ容量も「64MB→128MB→256MB→512MB」となります。中〜高性能タイプを選択しておけば、あまり難しく考える必要はないでしょう。

DELLでカスタマイズできるビデオコントローラに搭載されているグラフィックメモリは、256MBが主流です。一部高性能なビデオコントローラでは、512MB〜1GBというタイプもありますが、3DゲームやCGグラフィックなど特定の用途でなければ性能過多です。

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