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2019年夏版 カスタマイズ最新事情を知って、理想的なDELLパソコンを購入しましょう。
ページ更新:2019/7/5
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2019年夏版 カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

3.CPU編 〜使用目的別!おすすめCPU〜

最近のCPUは基本性能が高いので、インターネットやメール程度の日常用途であれば、どのCPUを選んでも大差はありません。

しかし、ビジネス、画像や動画の視聴・編集、ゲームなどの用途になると、CPUの影響は現在においても極めて大きく、十分に検討することが大切です。

CINEBENCH R11.5(マルチコア)のベンチマークテスト結果
CINEBENCH R11.5(マルチコア)のベンチマークテスト結果。

CPUの性能を測定する定番ベンチマーク「CINEBENCH R11.5」で、2007年〜2019年における、デスクトップパソコン用の主力CPUのベンチマークスコアを比較してみました。CPUの性能は向上し続けていることがわかります。

CPUの性能と価格帯について

CPUの2大メーカーは、インテル社とAMD社ですが、CPU市場全体ではインテルが圧倒的な強さを誇ります。

事実、DELLでも大半の機種がインテル製CPUを採用していますので、どのCPUを購入すれば良いかわからない方は、とりあえずインテル製CPUの中から選択すればOKです。

というか、残念ながら、AMD製CPUは一部の低価格機種を除いて、ほとんど選択肢がありません。

CPUの性能と価格の概要
CPUブランド名 性能 価格 対象層
Core i9 ◎◎◎ ハイエンド向け
Core i7 ◎◎ 中上級者向け
Core i5 一般ユーザー向け
Core i3 ◎◎ 予算重視向け
Celeron/Pentium ◎◎◎ 予算重視向け

CPUの性能と価格について、ものすごく簡単にご紹介すると、上記のようなイメージです。

Celeron/Pentiumは、一部の激安機種に搭載されていますが、おすすめできません。
正直言うと、「安かろう、悪かろう」です。

最低でも「Core i3」、できれば「Core i5」、もしくは、「Core i7」を選んでください。


CPUの性能は、コア数とターボブースト機能にあり

「CPUの性能って、何が影響するの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。細かい要素はたくさんあるのですが、”ハイパースレッディング機能”と”ターボブースト機能”が大きく影響します。

【基礎知識 その1】 ハイパースレッディングって何?

ハイパースレディングとは、1つのコア(処理する部分)を擬似的に2つあるように動作できる機能のことです。

例えば、4コアを所有するCore i7では擬似的8コア(スレッド)動作が可能となるため、マルチスレッド対応アプリケーションであれば劇的な処理速度アップが見込めます。

Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコアがあるように働く機能を持つ
Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコア(計8スレッド)があるように働く機能を持ちます。

左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です
タスクマネージャで確認してもこのとおり。左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です。 マルチスレッド対応ソフトであれば、Core i7は擬似的8コアで爆速処理を行います。同時に複数作業をこなす場合でも、パワーの余裕が違います。

現在発売されているハイエンドデスクトップ「XPS タワー」に搭載可能な『第9世代 Core i7-9900Kプロセッサ』であれば、8コア/16スレッド動作です。動作周波数だけではなく、コア数/スレッド数もCPUの性能において重要な役割を果たします。

【基礎知識 その2】 ターボブーストって何?

Core iプロセッサは、ターボブーストと呼ばれる動作周波数を一時的に上昇させる機能を有します。

従来は、上位のCore i5/i7/i9シリーズのみ搭載している機能でしたが、最近のCore i3シリーズにも搭載されるようになっています。

処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボモード
処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能(ターボモード)。コア数に依存しない古いアプリケーションでも、処理速度アップの効果が期待できます。


使用目的別!おすすめCPU

使用目的別におすすめのCPUをご紹介致します。購入のご参考にどうぞ。

1.インターネット・メール、Word・Excelで文章作成がメインの場合

「インターネット・メール、Word・Excelで文章作成がメイン」という方は、低価格なCPUでもOKです。ずばり、安価で高性能な「Core i3シリーズ」がおすすめです。

WordやExcelなど文書作成がメインであれば、Core i3など低価格CPUでもOK
WordやExcelなど文書作成がメインであれば、Core i3など低価格CPUでもOK。

メインのCore iシリーズの中では下位となるCore i3ですが、一般用途であれば全く問題ありません。ノートパソコン用Core i3でも、安価なデスクトップパソコンに匹敵する性能を誇りますので、予算重視の方はぜひ狙ってみてください。

なお、一部の激安機種でCeleronやPentiumを搭載するパッケージが販売されていることがありますが、Core i3との価格差および性能差を考えると避けた方が無難です。「将来長く使うことを考えると、最低でもCore i3を選ぶべき」ということを忘れないでください。

2.インターネットはもちろん、音楽・画像・動画等何でも楽しみたい場合

画像や動画などデジタルコンテンツ用途になると、Core i3では少し処理が辛いです。Core i3でも全く歯が立たない訳ではないですが、将来長く使うことを考えると最低でもCore i5がおすすめです。

インターネットをしながらの音楽CD視聴、画像編集、ウイルスチェックなど、複数の並行作業時でも動作が遅くなりにくいです。
Core i5以上であれば、コア数や動作周波数に余裕があるので、インターネットをしながらの音楽CD視聴、画像編集、ウイルスチェックなど、複数の並行作業時でも動作が遅くなりにくいです。

画像・動画用途も想定される方は、個人的にはCore i7が一番おすすめですが、予算重視の方はCore i5でもOKです。

3.画像・動画編集、ファイルエンコード(変換)、ゲームがメインの場合

CPUのパワーが最重要項目となる編集作業やゲーム用途になると、Core i7/i9がかなりの性能を発揮します。

デジカメ画像のレタッチ編集を行う際には、コア数だけでなく動作周波数の高さが有利です
デジカメ画像のレタッチ編集を行う際には、コア数と動作周波数に余裕が必要です。

擬似的に8コアで動作するCore i7
CPUパワーが必要となる重負荷作業には、性能に余裕があるCore i7以上をおすすめします。対応ソフトであれば比類無き強さを誇ります。

従来は高価なCore i7でしたが、最近は価格が落ち着いており、下位機種では安くカスタマイズ可能な場合がありますので、積極的に狙ってみてください。

(補足)一部のハイエンドCPUにおいては、オーバークロックも可能

一部のハイエンドCPUにおいては、オーバークロック(動作周波数を手動でアップできる機能)も可能です。

Alienware Auroraのオーバークロック画面
ハイエンドゲーミングデスクトップ「Alienware Aurora」のオーバークロック画面例。Windows上のオリジナルアプリで変更できます。従来のBIOS画面から変更しなくて良いので、非常に簡単、かつ、信頼性が高いです。

通常時は4.6GBで安定して動作
オーバークロックなしの通常時は4.6GBで安定して動作。

カスタマイズで最大5GBまで動作が確認できました。
カスタマイズで最大5GBまで動作周波数を上げることができます。

一部のハイエンド機種+CPUだけの機能ですが、ゲーム用途など、より高い動作周波数を求める方はご検討ください。

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