DELL(デル) Dimension/Inspiron
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ページ更新:2006/1/4
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パソコン初心者の方のためのDELLカスタマイズ基礎知識

パソコン初心者の方のために、DELLのカスタマイズ項目に沿って、パソコンの基礎知識をご紹介!

1.オペレーティングシステムってそもそも何?

OS(オペレーティングシステム)という言葉自体は、よく耳にすることがあると思います。
一般的にOSと言いますとMicrosoft社のWindowsが有名なのですが、Apple社のMacや無償配布されているLinuxなどたくさんの種類があります。

ところが、OSのシェア(使っている人の割合)としてはWindowsが全体の9割前後と圧倒的に高いため、OS=(イコール)Windowsというイメージが強く、パソコン初心者〜中級者の方であれば、Windowsを選択しておけばとりあえずは問題がないということになっているのです。

ただこのOSというものは、CPUやメモリ、ハードディスクのようにパーツではないために、どうしてもイメージしづらいと思われる方が多いのではないでしょうか。

そこで、「OSとは何なのか?」ということについて、簡単にご説明してみたいと思います。


OSはパソコンと人間の橋渡しの役割を果たしてくれるもの

まず、OSとはOperating System(オペレーティングシステム)の略称で、直訳しますと「運転(操作)する方法」です。(この訳にも問題ありますが・・・。)

つまり、パソコンを操作するために必要な機能(ソフト)ということです。

パソコン(機械)は人間の言語がわからないので、機械語で操作する必要があります。
しかし人間には機械語がわかりませんので、人間の言語で操作するしかできず、機械語で操作することができません。

つまり、お互いに言葉の通じない外国人のような関係になってしまうのです。
そこで、パソコンと人の間に、いわゆる通訳(翻訳)者が必要になるのです。

この橋渡しの役を務めてくれるのが、OSという基本ソフトウェアというものなのです。

(OSの機能の一部分の例)
  • キーボードからの入力やモニタ画面への出力といった入出力機能を提供してくれる
  • ディスクやメモリの管理を行ってくれる

このように、OSには多くのアプリケーションソフトから共通して利用される基本的な機能を提供することによって、パソコンのシステム全体を管理してくれる機能があります。


OSのおかげでソフトの開発が簡単になる

パソコンにはたくさんのハードウェアが組み合わさって構成されています。
ところが、ハードの仕様には色々な種類があり、その種類によっては使えない場合があります。

ただ多少の仕様違いはOSがカバーしてくれるので、あるOS向けに開発されたソフトは、基本的にそのOSが動作するパソコンであれば利用できます。

例えば、Windows XP向けに開発されたソフトはWindows XPでは利用できますが、Windows 98では動作しなかったり、不具合が出たりすることがあるということです。

このことからも、ソフトウェアの開発メーカーは、OSが提供する機能が利用できるために、仕様の違いを考える必要がなくなるので、開発のコストを軽減することができるという利点もあります。


今までのバージョンについての予備知識

WindowsというOSは、現在のWindows XPだけではありません。
ずっと昔から改良を重ね、性能や操作・管理性などが向上され続けています。

昔の歴史をたどるとキリがないのですが、劇的に変化があったのがWindows 95というOSでした。
パソコンが一般利用者に使われ始め、普及機となり始めたのもこの頃だと思います。

OSというものは、その使用目的に応じて、

  • 個人向け(マルチメディア用)OS
  • サーバ向けOS

という2系統に分かれている歴史があり、

  個人用
「Windows 95」→「Windows 98」→「Windows Me」
  サーバ用
「Windows NT」→「Windows 2000」

という大まかな流れがありました。

この流れを含みながら、どちらの良い点も受け継ぐOSとして登場したのが、Windows XPなのです。そして現在、主流の0Sとなっていることは言うまでもありません。


Windows XPの種類の違いについて

DELLでは、2006.1現在、WindowsのみをOSとして扱っており、バージョンとしては、

  • Windows XP Home Edition
  • Windows XP Professional Edition
  • Windows XP Media Center Edition

の3種類に分かれます。

パソコン初心者の方にとって一番わかりにくいのが、この3種類のEdition(バージョン)によって何が違うのかということでしょう。

簡単に違いを申しますと、

  Windows XP Home Edition
パソコン初心者の方など一般的にはこれで十分
  Windows XP Professional Edition
自宅外から自宅のパソコンを遠隔操作したい。セキュリティーには万全を期したい。(業務用レベルで)
  Windows XP Media Center Edition
AVセンター(テレビの視聴や録画、音楽ファイルを大量に保存しての音楽鑑賞)としての使い方がメインな方

といった使用目的別となります。
(詳細の違いについてはマイクロソフトWindows公式サイトをご参照下さい。)

「Home Edition」か「Center Media Edition」か

そのため、パソコン初心者の方にとっては、「Home Edition」か「Center Media Edition」という2選択になることが多く、大抵の場合は「Home Edition」でも十分です。
ちなみに「Center Media Edition」を選択される方は、パソコンとしての使用目的よりもAVセンターとしての利用を特に重要視する場合にテレビチューナーとセットで選択します。

「Professional Edition」は必要なし?

「Professional Edition」は、パソコン端末でネットワークを形成し、社内や自宅だけでなく色々な場所から操作したいパソコンを遠隔操作できることが利点の一つです。
また、「Home Edition」よりも高度なセキュリティ機能を誇るため、業務ネットワークなどでも利用されており、マイクロソフトが一押ししているだけあって、細かい部分まで機能が行き届いています。

ただ、個人的に使用する分には利用しなくても問題ない機能が多く、私も「Home Edition」を3年ほど利用していますが、不満に感じたことはありません。

予算的に問題ないのであれば、「Professional Edition」を選択するに越したことはありませんが、値段差から考えましても「Home Edition」か「Center Media Edition」の方をお勧めします。

 Windows XPのEdition別詳細や参考見積りはデル株式会社(公式ページ)をご参照下さい。

次回は、
>>2.CPUは使用目的に応じて選ぼう!
をご紹介致します。

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