DELL(デル) Dimension/Inspiron
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ページ更新:2006/2/4
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パソコン初心者の方のためのDELLカスタマイズ基礎知識

パソコン初心者の方のために、DELLのカスタマイズ項目に沿って、パソコンの基礎知識をご紹介!

3.メモリは多すぎても少なすぎても非効率!

メモリはCPUと並んで、パソコンの性能を左右するパーツです。
使用目的と必要なメモリ容量を知って、無駄のないカスタマイズを心がけましょう。


さらに困惑させるメモリの規格について

メモリの推奨容量については、前回お話致しました。
パソコン初心者の方にとっては、容量のみ検討すれば基本的に問題ないのですが、基礎知識としてメモリの規格についてもご説明したいと思います。
(難しければ、読み飛ばしても結構です。)

メインメモリはRAMと呼ばれます。
その中でも、SRAMDRAMという規格に分かれます。

SRAMとは

Static Random Access Memoryの略称。
記憶素子としてフリップフロップ回路で構成される。記憶保持のための動作を必要としない。高速に動作するが、回路が複雑になる。

DRAMとは

Dynamic Random Access Memoryの略称。
SRAMのフリップフロップ回路に対して、コンデンサとトランジスタにより電荷を蓄える回路で構成される。蓄えられる電荷によって情報の記憶が行われため、一定時間毎に情報記憶保持のために再書き込みの必要がある。パソコンの電源が切れると記憶内容は消去される。SRAMに比較して回路が単純で安価なので、パソコンのメモリは大半がDRAMである。

メモリの進化

さらに、メモリは進化し、DRAMを一定周期のクロック信号に同期させて動作できるように改良されたSDRAM:エスディーラム(Synchronous DRAM)になります。

さらに、このSDRAMをダブルデータレート(DDR)モードという高速なデータ転送機能を持った規格に改良したDDR-SDRAM(Double Data Rate SDRAM)になって、現在に至ります。

パソコン内でのクロック信号の立ち上がり時と立ち下がり時の両方でデータの読み書きが行なえるように改良されているため、SDRAMと比較すると、理論値としては2倍の転送速度です。

このDDR-SDRAMをさらに高速化した規格がDDR2-SDRAMで、最近はこの規格が主流になっています。

例えば、

  • デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ(533MHz, Non-ECC)

と書かれてあるメモリは、このDDR2-SDRAMのことなのです。

安価なパソコン機種には、DDR-SDRAMと書かれてあることもありますので、注意が必要です。

 DELLで選択できるメモリの種類や性能詳細については、デル株式会社(公式ページ)をご参照下さい。

  次回の、「メモリの性能表現を謎とく」に続きます。

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