DELL(デル) Dimension/Inspiron
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ページ更新:2006/3/9
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パソコン初心者の方のためのDELLカスタマイズ基礎知識

パソコン初心者の方のために、DELLのカスタマイズ項目に沿って、パソコンの基礎知識をご紹介!

4.ハードディスクの容量の正しい選び方

CPU、メモリと並んで、パソコン3台パーツとされるハードディスク。
データの大容量化が進む近年において、重要な役割を果たしています。
使用目的に必要な容量を知って、一番お得なカスタマイズを考えましょう。


6.ハードディスクの規格について

一口にハードディスクと言いましても、色々な規格があります。

例えば、長年パソコンの標準規格となっていたATAという規格があります。
現在買い換えを検討されている方がお持ちのパソコンの大半は、このATA規格が大半だと思います。
ちなみに、転送速度は100MB/秒や133MB/秒程度です。

ところが最近では、ハードディスクの転送速度が進化したこともあり、S(serial:シリアル)-ATAという規格が主流になっています。
このSとはシリアルの略称で、転送速度は150MB/秒となっています。

また、S-ATAの利点は、転送速度だけではありません。

S-ATAの利点とは?

今までのATA接続は、何本ものケーブルによって構成されます。
デスクトップパソコンなどで内部にハードディスクを数台増設した場合、パソコンの中がケーブルだらけになるということもありました。

すると、ケースの中の空間が入り組んでしまうので、パソコンの熱が逃げにくくなります。
すると、ただでさえ熱に弱いパソコンが、さらに追い打ちをかけられる状態になってしまい、
その結果、パーツの寿命が短くなったりパソコン自体が不安定になることもあります。

その点、S-ATAは細い1本のケーブルを接続するだけですので、パソコン初心者の方にもわかりやすく簡単です。さらには、ケース内部の空間を圧迫しないので、熱問題においてもメリットがあります。

割と大切なディスクの回転速度

ハードディスクには、内部ディスクの回転速度にも違いがあります。
一般的には7200回転/分のハードディスクが多いのですが、安価なパソコンや少し昔のパソコンでは、5400回転/分というハードディスクもあります。

回転数が遅いということは、読み書きできるデータ量が少ないということであり、パソコン全体の処理速度にも影響します。

また、CPUやメモリと比較しますと、ハードディスクの転送速度はかなり遅目です。
つまり、ハードディスクの性能によっては、パソコン全体の性能の足を引っ張る原因にもなります。
そのためにも、ハードディスクの回転数は、できるだけ高速な方が良いのです。

ちなみに高性能なハードディスクには、10000回転/分といったハードディスクもあるのですが、割高な上に、容量が少ないタイプしかないので、ほとんど普及していません。

ハードディスクにもメモリが搭載されている

ハードディスクには、CPUと同じようにキャッシュというメモリが登載されています。
ディスクで読み出したデータを、一時的に保存しておく役割を持ち、メインメモリに効率良くデータを転送する役割を果たします。

もちろん、このキャッシュメモリ量が多い方が高速となります。
安価なものには2MBが、比較的高価なものには8MBのメモリが搭載されていますので、確認してみるのも良いでしょう。

まとめ

これまで、ハードディスクに関する色々な話をしました。
しかし、最近のハードディスクは高性能になっていますので、基本的にはディスク容量の選択でも問題はないでしょう。

実際、ディスクの回転数以外については、目に見張るほど性能に違いが出るものではないテストデータもあります。

そのため、DELLでのハードディスクのカスタマイズについては、容量のみの選択となる場合が多いです。
(回転数を選択できる機種もあります。)

それだけでは寂しいので、ハードディスクの基礎知識について述べましたが、
「どんな仕様のハードディスクかな?」
ということがわかるようになれば、あなたのパソコンに対する知識は確実にアップしていると思います。

 DELLで選択できるハードディスクの種類や性能詳細については、デル株式会社(公式ページ)をご参照下さい。

  次回は、「記録メディアの違いを説明できますか?」についてお話します。

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