DELL(デル) Dimension/Inspiron
このページでは、パソコンの快適さを向上するために、メモリの必要容量に関して具体的なご紹介をしています。
ページ更新:2006/7/14
DELL(デル) Dimension/Inspiron 目的別カスタマイズ カスタマイズ詳細 DELL(デル)ガイド製品情報 DELLとは PC基礎知識
>>DELL購入検討日記TOPへ

快適パソコン Q&A (パソコンの動作が重いときは)

パソコンの動作を快適に保つためにはどうすればよいか?
そんなパソコン初心者の方の疑問を解消します!

1.メモリを増設してみよう

メモリは、"パソコンの快適さ"を充実させる、一番大切なパーツと言っても良いかもしれません。

それは何故かと言いますと、
「メモリの容量が多いほど、データを効率的に処理できる。」
からです。

データ処理の流れを考える

A.一般的なデータ処理の流れ

例えば、データ処理の流れを考えますと、下記のようなイメージになります。

図1.データ処理の流れ
図1.データ処理の流れ

基本的には、このような一連の流れでデータの処理を行いますので、

  • CPUが高性能なほど、データ処理が速くなる
  • メモリが大容量なほど、データの読み出しが少なくなる
  • ハードディスクの回転が高速なほど、データの読み書きが少なくなる

ことになります。

B.データ容量の大きなデータ処理の流れ

処理するデータ容量が多い場合には、CPUは一度で処理を完了できません。
そのため、少しずつメモリとデータのやりとりを行いながら処理します。

図2.データ容量が多い場合
図2.データ容量が多い場合

つまり、メモリの容量が大きいと、メモリに一時的に保存できるデータ量が増えるということになります。
すると、メモリからハードディスクへデータを探しに行く頻度が減りますので、CPUとメモリ間で効率的に高速な処理ができるという訳です。

CPU〜メモリ間と、メモリ〜ハードディスク間では、前者の方が圧倒的に転送速度が早いので、パソコンの処理速度が上がり、快適性が向上するということになります。

これが、"メモリを増設するとパソコンが快適になる"という理由です。

メモリはいくら必要か?

では、実際にメモリはどの程度必要なのでしょうか?
最度必要なメモリの容量を考えてみましょう。

Windows XPは、最低でも512MB必要!

まず、メモリを大量に必要とするのがOSです。

例えば、Windows XPでは最低でも256MB必要と言われており、一昔前のDELLパソコンや、他メーカーの最近の超格安パソコンでは256MBというパソコンも販売されています。

しかし、あくまで最小限であり、一般的に快適なパソコンに必要なメモリは512MBとされています。
(そのため、最近のDELLでは、512MB以上しか選択できない機種が大半です。)

このことからも、現在Windows XPを使用しており、かつ、256MBのメモリしか搭載していないパソコンをお使いの方は、512MB以上にメモリを増設することをお薦めします。

ちなみに、DELLのパソコンをお使いの方は、DELLのサイトで対応するメモリを調べることができます。
(※デルオンラインストア→「個人のお客様」→「周辺機器」→「デル製品向け増設パーツ」です。)

これからDELLパソコンを購入するなら

これからパソコンを購入する方には、使用用途によってお薦めのメモリ容量があります。

個人差がありますので、あくまで参考程度ですが、

512MB
インターネットやWord・Excel、デジカメ写真の管理、音楽CDの視聴・作成、DVD映画の鑑賞
1GB
  • データ容量が大きいExcelファイルやデジカメ写真を一度にたくさん開く
  • 高画素デジカメ画像のレタッチ編集
  • ビデオカメラで撮影した動画の編集
  • 3Dグラフィックの再生(ゲームを含む)

など、処理負荷が高い(ファイルの容量が大きい)作業がメインとなる方におすすめです。

ただし、動画編集や3Dゲームなど特に処理負荷の高い作業については、メモリだけでなく、CPUやハードディスク、ビデオコントローラなど色々なパーツの性能も必要です


さらに上位機種になると、2GBや4GBといった大容量メモリを選択することができますが、余程の作業をしなければ必要ない場合がほとんどです。仮に、1GBメモリを搭載しているパソコンを2GBに増設しても、体感速度としては差を感じることはできないと思います。

しかも、2GBメモリ以上は急激に値段が上がる場合が多いので、CPUやメモリにその分の予算を計上した方が、断然良いです。

ちなみに、セミプロレベル(Adobe Premiereでの編集や3D Coolなどの3D&アニメーション作成)で動画編集をしたいという方には、2GBメモリをおすすめしておきます。1GBメモリでは、おそらく足りません。
ただし、CPUやハードディスクなど周辺機器を、2GBメモリと対等なレベルまでグレードアップしないと効果は半減しますので、パソコン初心者の方には不向きだと言えます。

DELL納得購入ガイドのお薦めメモリ容量

あれこれとメモリの容量に関してお話ししましたが、簡単にまとめますと、

  • 一度に大量のソフトを起動させたり、ファイルを開く
  • 高画素デジカメ写真のレタッチ編集やビデオカメラの動画編集をする

これらの使用目的に合う方は、「1GBメモリ」(頻度が高い場合は2GBも検討要)、これらの使用目的に合わない方は、「512MB」がおすすめです。

>>次回は、「2.常駐ソフトを減らしてみよう」をご紹介します。

このページのTOPに戻る