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45nmプロセスの最新Core 2 Duo「penryn(ペンリン)」を試してみました。DELLパソコン購入の検討材料にどうぞ。
ページ更新:2008/4/8
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45nmプロセスの最新Core 2 Duoを試す

2008年の主力CPUとして投入された新生Core 2 Duo E8X00シリーズ。その気になる性能を、現行Core 2 Duoと徹底比較してみました。

次ページでは、最新CPUの必要性について考えてみたいと思います。

11.(まとめ) 用途によっては向上する処理速度

各種比較を振り返ってみます。

今回テストしたベンチマーク比較
比較対象 最新CPU代表 一世代前CPU代表 現役低価格CPU代表
CPU名 Core 2 Duo E8400 Core 2 Duo E6750 Celeron 420
ビスタエクスペリエンス値 5.6 5.5 3.8
SUPERπ 1分38秒(98秒) 1分53秒(113秒) 3分41秒(221秒)
PCMARK05 6767 6246 2769
CINEBENCH 2分19秒(139秒) 2分52秒(172秒) 10分57秒(657秒)
画像レタッチ編集 3分31秒(211秒) 3分41秒(221秒) 9分23秒(563秒)
動画ファイルエンコード 4分05秒(245秒) 5分27秒(327秒) 16分34秒(994秒)
100%負荷時の消費電力 110W 123W (省略)

低価格なCeleronに比べて、Core 2 Duoは圧倒的な性能差を発揮しています。Core 2 Duoの価格が安くなっている今日おいて、デスクトップ/ノート共、Celeronを選択するメリットは少ないと思います。

Core 2 Duoの比較について

当然ですが、「Core 2 Duo E8400」が好結果を残しています。特に動画エンコードなど処理負荷が重い作業では、高い動作周波数が有利に働いていることがわかります。

ただ、インターネットや文章作成、音楽・DVD試聴など一般的用途であれば実感差はありません。既存CPUでも十分と言えます。

判断の基準は、処理負荷が高いかどうか

インターネットなど負荷が軽い作業であれば、CPU性能に依存する割合が低く、シビアな性能は必要とされません。反対に編集作業やファイルエンコードなど処理負荷が高い作業であれば、CPU性能に対する依存が非常に高くなります。

軽負荷作業なら低価格CPU

インターネットを楽しむ 文章作成を楽しむ
インターネットや文章作成を楽しむ

例えば、「インターネットを楽しむ程度」「仕事や学校で使う文章作成がメイン」という方であれば、低価格CPUでも十分です(できればCore 2 Duo)。無理に上位CPUを選択する必要はありませんし、予算をメモリなど他周辺パーツに回した方が快適でしょう。

重負荷作業なら高性能CPU

動画編集なら高性能CPUがお勧め 画像編集なら高性能CPUがお勧め
動画編集や画像編集なら高性能CPUがお勧め

「画像や動画もバリバリ処理したい」という方であれば上位CPUがお勧め。動画編集レベルになると、元データ容量によってかなりの差になることがあります。

また、比較的軽い作業であっても複数の作業を並行したり、処理するデータ量が多くなる場合は、高性能CPUを搭載すると快適です。画像や動画を扱う用途であれば、予算が許す限り上位CPUを狙ってみましょう。

どのCPUを狙うか考えよう

2008年3月現在では前世代の65nmプロセスCPUがまだ主流ですが、2008年夏・秋以降、主流は45nmプロセスの新Core 2 Duoにシフトします。65nmプロセスCore 2 Duoと45nmプロセスCore 2 Duoの現況は以下のとおりです。

CPUラインナップについて
プロセスルール 65nm 45nm
高性能 Core 2 Duo E6850(3.00GHz、4MBキャッシュ) Core 2 Duo E8500(3.16GHz、6MBキャッシュ)
売れ筋 Core 2 Duo E6750(2.66GHz、4MBキャッシュ) Core 2 Duo E8400(3.00GHz、6MBキャッシュ)
低価格 Core 2 Duo E6550(2.40GHz、4MBキャッシュ) Core 2 Duo E8200(2.66GHz、3MBキャッシュ)

自作業界では、

  • 売れ筋CPUは、E6750(2.66GHz)→E8400(3.0GHz)
  • 高性能CPUは、はE6850(3.0GHz)→E8500(3.2GHz)

となっています。新CPUが登場すると、「価格はそのままで性能アップ」しますので、どのタイミングでパソコンを購入するか検討する必要があります。

ただし、体感的な差は正直少ないです。前ページまでにご紹介した各種ベンチマーク結果を参考にされ、「45nmプロセスCore 2 Duoが必須であるか?」を検討しましょう。

仮に、

  • 「新しい45nmプロセスルールのCPUが、お目当てのDELL機種で採用されるまで待てない」
  • 「シビアな性能差は必要ないので、現行のCPUでも十分だ」

という方は、売れ筋のCore 2 Duo E6750を中心に、現行機種をチェックしてみてください。コストパフォーマンスが非常に高く狙い目です。

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