DELL(デル) Dimension/Inspiron
45nmプロセスの最新Core 2 Duo「penryn(ペンリン)」を試してみました。DELLパソコン購入の検討材料にどうぞ。
ページ更新:2008/3/30
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45nmプロセスの最新Core 2 Duoを試す

2008年の主力CPUとして投入された新生Core 2 Duo E8X00シリーズ。その気になる性能を、現行Core 2 Duoと徹底比較してみました。

3.Inspiron 530にE8400を乗せてみることに

この記事を書いている2008年3月30日時点では、DELLではCore 2 Duo E8400をはじめとする最新CPUが搭載できません。最新Core 2 Duoの供給がまだ潤沢でないこと既存CPUのコストパフォーマンスが高いことなどがその理由でしょうか。

私が所有しているInspiron 530も現在一番人気のCore 2 Duo E6750(2.66GHz)を搭載しています。かなり快適で日常的使用において不満は全くありません。

売れ筋のInspiron 530を含む現在のDELLパソコンでは、45nmプロセスルールのCore 2 Duoが選択できない
私が所有している売れ筋のInspiron 530。最新45nmプロセスルールのCore 2 Duoは選択できないが、性能に不満はない

とはいうものの、最新CPUがどの程度快適なのか、試してみたいのが人情です(笑)。

Core 2 Duo E8400を拝借できた

そんな矢先、45nmプロセスルールを採用した最新CPUを知り合いから拝借することができました(喜)。「このチャンスを逃す手はない!」と思い、性能差やコストパフォーマンスについて調査します。

拝借した最新CPU
Core 2 Duo E8400(動作周波数:3.0GHz、2次キャッシュ:6MB)

現在品薄状態が続く人気CPU「Core 2 Duo E8400」
現在品薄状態が続く人気CPU「Core 2 Duo E8400」。見た目は65nmプロセスCore 2 Duoとまったく同じ。

裏側は若干の違いが見られる
裏側の配列は若干の違いが見られる

「E8400」、「Core 2 Duo」という文字が刻印されている
「E8400」、「Core 2 Duo」という文字が刻印されている

この45nmプロセスを採用したCore 2 Duo E8400を、Inspiron 530に載せ替えます。

E6750とE8400の違いを整理

主な違いを整理すると以下のとおりです。

E6750とE8400の主な違い
プロセッサ・ナンバー E6750 E8400
コードネーム Conroe(コンロ−) Wolfdale(ウルフデール)
プロセスルール 65nm 45nm
動作周波数 2.66GHz 3.0GHz
2次キャッシュ 4MB 6MB
拡張命令 SSSE3まで対応 SSE4.1に対応
コードネームとプロセスルール

開発時期やプロセスルールが異なると、「コードネーム」と呼ばれる名称が変化します。Conroe(コンロ−)は2007年のCore 2 Duo、Wolfdale(ウルフデール)は2008年主力となるCore 2 Duoです。

動作周波数

Wolfdale(ウルフデール)は、45nmプロセスルールの採用により消費電力が抑えられています。そのため、Conroe(コンロ−)よりも動作周波数が上げやすく、同価格帯でワンランク上のCPUを狙うことができます。

2次キャッシュ

CPUに内蔵する2次キャッシュメモリ量が4MB→6MBと1.5倍にアップ。動画ファイルなど大容量データ処理に威力を発揮します。

拡張命令

Wolfdale(ウルフデール)は、SSE4.1という拡張命令に対応。対応ソフトであれば処理速度が大きく向上します。

注意!

※今回作業のように購入時と異なるパーツ構成とすると、DELLの公式サポートが受けられなくなります。また、最新Core 2 Duoの動作を保証する訳でもありませんので、マネされないようにお願い致します。(当サイトは責任を持てませんので。)

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