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45nmプロセスの最新Core 2 Duo「penryn(ペンリン)」を試してみました。DELLパソコン購入の検討材料にどうぞ。
ページ更新:2008/3/29
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45nmプロセスの最新Core 2 Duoを試す

2008年の主力CPUとして投入された新生Core 2 Duo E8X00シリーズ。その気になる性能を、現行Core 2 Duoと徹底比較してみました。

2.今年の主流は45nmプロセスルール

CPUは非常に細かい部品(トランジスタなど)の集合体なのですが、この基本的な配線の幅をプロセスルールと呼びます。要するに、「細かい回路幅でCPUを製造することができるようになった」のです。

45nmプロセスルールのイメージ
45nmプロセスルールのイメージ

以下、インテル公式ページより

「アーキテクチャ」の欄に45nmの数字が見える
E8X00シリーズは「アーキテクチャ」の欄が45nm

E6X00シリーズはまだ65nmでしかない
E6X00シリーズはまだ65nm

ちなみに、1nm(ナノメートル)は10の-9乗、つまり10億分の1メートルです。

45nmであれば、回路の幅がたった0.000045mm(計算合ってますかね?)しかないことになります。日本人の髪の太さの平均値は、0.07〜0.1mmといわれていますので、髪の太さの約1/2000というミクロな世界です。

このような天文学的な細かさでCPUを製造すると何のメリットがあるのか?」、それは、

  1. 高い動作周波数CPUの製造が簡易になった
  2. 2次キャッシュ量が増えた
  3. 消費電力が改善された

という3点に集約されます。

1.高い動作周波数CPUの製造が簡易になった

細分化することによって、CPUに搭載されるトランジスタの数が2億9000万→4億1000万と増加。また、特殊な絶縁素材を使用することによって、高い動作周波数での製造が簡易になりました。

2.2次キャッシュ量が増えた

CPUに搭載できるトランジスタ数が増えただけでなく、できあがるCPUコアのサイズも小さくなりました。その分、2次キャッシュメモリを増強する余裕スペースが生まれ、4MB→6MBと約1.5倍に強化されています。動画編集/エンコードなど、処理負荷が高い作業にメリット大です。

3.消費電力が改善された

Core 2 Duo E8×00シリーズは、性能向上を達成しているだけでなく、細分化することによって消費電力を抑えることができます。消費電力が低いとCPUからの発熱量が減りますので、パソコン本体のファン音が静かになったり、他パーツへの影響も少なくなります。

次回は、私が所有しているInspiron 530に、45nmプロセスルールの「Core 2 Duo E8400」を換装します。

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