Windows Vista RC1を試す
「Windows Vistaの使い心地はどう？本当にメリットはあるの？」
Windows Vistaの製品発売前バージョンである「Windows Vista RC1」で、新機能や使い勝手をチェック！
１０．細かい機能の変化を探る
Windows Vistaの発売において、以前にWindows 95やWindows XPが発売された時のような斬新感がないと言われています。
当初、Windows Vistaの命とも言われた"新ファイルシステム機能"の搭載を見送った経緯は確かにありますが、Aeroといった新しいユーザーインターフェースやインターネット常時接続を前提に強化したセキュリティ機能の強化、最低限の操作で必要な情報が得られる検索機能など、マイクロソフトが自信を持っている機能が多く搭載されているのも事実です。
そこで、
「革新的な変化はないけれど、直感的にわかりやすくなり、使い勝手が良くなった。」
と私が感じた点をご紹介したいと思います。
A．より直感的なイメージでわかりやすい
例えば、「マイコンピュータ」を開くとこんなウィンドウが表示されます。
今までは、殺風景なアイコンが並んでいただけですが、各ドライブごとのアイコンも理解しやすいイメージアイコンに一新されており、各ハードディスクの空き容量も一目でわかります。
ハードディスク
光学ドライブ
フロッピーディスクドライブ
ちなみにDドライブに表示されているWindowsマークは、
Windows VistaがDドライブにインストールされていることを意味しています。
B．整理されたコントロールパネル
Windows Vistaのコントロールパネルは、Windows XPのコントロールパネルに比べて、とてもわかりやすく整理されています。
Windows Vistaのコントロールパネル
大見出しだけでなく小見出しも表示されており、「どの項目を設定すればよいかわかりやすく」という点が明確になっています。
さらに付け加えると、Windows XPでは何の順番で並んでいたのかよくわからなかったのに対して、Windows Vistaでは「システムとメンテナンス」「セキュリティ」といった、Windows Vistaが安定して動作する上で大切な項目が優先されているようです。
C．フォルダの階層移動も楽々
あるフォルダから別の階層のフォルダへ移動したい場合、
従来なら、
「上へ」のアイコンを1回ずつクリックするしかありませんでした。
ちなみに、上画像で「Program Files」フォルダへ移動したい場合、
「EMD1」→「EMD」→「Data」→「SonicStage」→「Sony」→「Program Files」
と５階層も上がる必要があります。
ところがWindows Vistaなら、
いきなり「Program Files」をクリックするだけで、その階層へひとっ飛びできてしまいます。
さらに右側の
三角矢印をクリックすると、「Program Files」と同階層の他フォルダが表示されますので、移動も簡単です。
４．【おまけ】ゲームもグレードアップ
あと、オマケみたいなものですが、Windows Vistaにも標準でゲームがインストールされています。
このようにWindows XPと同様のゲームがあるのですが、例えば「チェスタイタン」を選ぶと、
チェスまで3Dになっていました！(笑)
これを目当てにWindows Vistaにアップグレードする方はいないでしょうが、このようなゲームに至るまで様々な変化が見てとれます。
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