Windows XPはいつまで使える？

XPがいつまで使えるかご存じですか？
実は、XPにはサポート期間というものが存在するのです。

今回は、前ページ「３．XPのサポートには、『メインサポート』と『延長サポート』がある」でご紹介した、「メインサポート」と「延長サポート」の期限の違いについて、詳しく図式化比較してみたいと思います。

Windows XP関連のメインサポート、延長サポートの終了日は以下のとおりです。

OSの種類	発売日	メインサポート終了日	延長サポート終了日
サポート対象	-	セキュリティを除く、全てのサポートが終了	全てのサポートが終了
Windows XP Home Edition	2001年12月31日	2009年4月14日	2014年4月8日
Windows XP Professional	2001年12月31日	2009年4月14日	2014年4月8日
Windows XP Media Center 2005	2004年12月30日	2009年4月14日	2014年4月8日
Service Pack 1	2002年7月11日	×（すでに終了）	×（すでに終了）
Service Pack 2	2004年9月17日	※（以下参照）	※（以下参照）
Service Pack 3	2008年前半予定	未定	未定

2007/6/10現在
※「次のサービスパックリリース(Service Pack 3)から1年後」・・・2009年前半ごろ予定

Service Packというのは、過去のOSの修正プログラムや、セキュリティ更新プログラムを1つにまとめたパッケージデータの総称です。マイクロソフトは、定期的に「Service Pack」という修正パッチデータを配布しています。

2007.6.10現在では、Service Pack 2が最新版であり、2008年前半にService Pack 3を配布する予定です。

対して、Windows Vista関連のメインサポート、延長サポートの終了日は以下のとおりです。

OSの種類	発売日	メインサポート終了日	延長サポート終了日
サポート対象	-	セキュリティを除く、全てのサポートが終了	全てのサポートが終了
Windows Vista Business	2007年1月30日	2012年4月10日	2017年4月11日
Windows Vista Home Basic	2007年1月30日	2012年4月10日	×（延長予定なし）
Windows Vista Home Premium	2007年1月30日	2012年4月10日	×（延長予定なし）
Windows Vista Ultimate	2007年1月30日	2012年4月10日	×（延長予定なし）

2007/6/10現在

「Home Basic」や「Home Premium」など、一般ユーザー向けのエディションは、基本的に5年間サポートです。
上の表からも、発売日の約5年後に設定されていることが、よくわかると思います。

また、「Business」のようなビジネス・業務向けのエディションは、サポート期間を約10年に設定しています。
企業は、目新しい性能よりも安定性を重視するため、サポート期間が長いものと考えられます。

そして、全ての機能を持った「Ultimate」。
ビスタ発売前後は、Businessと同様、サポート期間を約10年となっていたはずなのですが、何故か延長されなくなっています。Ultimateを購入した私にとっては、とても残念な変更です。

VistaにもXPのようなService Packが登場すると、延長サポート終了日が延びるかもしれません。
しかし現段階では延長予定はありませんので、2012年には新OSに切り替える必要がありそうです。

上記のXPとビスタのサポート終了時期を比較すると、不思議なことを発見します。
XPよりもビスタの方が先にサポート終了する場合があるのです。

次回は、この件について詳しくご紹介致したいと思います。

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