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ページ更新:2009/6/1
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DELLホームサーバのすすめ

【番外編】 いつか壊れるハードディスク

ハードディスクの内部を詳しくご紹介

このページでは、ハードディスクの中身をご紹介します。

ハードディスクの内部写真
ハードディスクの内部写真。

近年のハードディスクは、内蔵されるディスク枚数を増やすだけでなく、ディスクに記録できる密度を高めるなどの高精度化が行われています。その結果、本体サイズが数年前から変わらないにも関わらず、保存容量はどんどん増え続けています。

プラッタ
プラッタ。データを記録する円盤のこと。3.5インチハードディスクであれば、プラッタは2〜3枚程度入っていることが多いです。プラッタの素材は3.5インチハードディスクでは、ディスクの”たわみ”が少ないアルミ素材が一般的。ディスク部分は手が映り込むミラー調です。

ちなみにハードディスクが”ハード”と呼ばれるのは、柔らかいフロッピーディスクの円盤に比べて固いアルミ製円盤を採用しているからだそうです。

データの読み書きを行うヘッド

ヘッド
ヘッド。アームの先端部分に取り付けられたセラミック製のパーツ。ディスク上に磁気データを読み書きするハードディスクの心臓部です。今回ご紹介しているハードディスクでは、2枚のプラッタを内蔵しているタイプですので、ヘッドが円盤の両面(表と裏)を読み取るためにヘッドが各2個、計4個取り付けられています。

ディスクの上で機敏な動きを見せるヘッド
ディスクの上で機敏な動きを見せるヘッド。セラミック素材が使用されており、磁気ディスクへデータの書き込みを行います。

ヘッドはこのあたりから
ヘッドはこのあたりから、

パソコンが動作している間、この辺りまでをひたすら繰り返し動き続けます
この辺りまでを、パソコンが動作している間ひたすら繰り返し動き続けます。

ヘッドやアーム部はかなり細い構造です
ヘッドやアーム部はかなり細い構造です。ハードディスクの激しい動きによく耐えています。

ディスク部を横方向から見る
ディスク部を横方向から見る。ディスクもかなり薄いです。

ヘッドを縦横無尽に動かすボイスコイルモーター

ボイスコイルモーター。ハードディスクに記録するために、ヘッドを動かすモーター部分
ボイスコイルモーター。ハードディスクに記録するために、ヘッドを動かすモーター部分。アームの根本部分にコイルが巻かれており、微妙な動作を磁力で制御する精密機器です。

ヘッドを動かすコイルモーター部。ハードディスクの心臓部と言えます。
ヘッドを動かすコイルモーター部。ハードディスクの心臓部と言えます。

後ろ側から見ると、細い銅線がたくさん巻かれています
後ろ側から見ると、細い銅線がたくさん巻かれています。コイルに発生する磁力で動作させています。

ハードディスクの動作を統括する制御基板

ハードディスクの裏面には、データの入出力やハードディスクの動作を制御している制御基板や各種チップが所狭しと並びます。
ハードディスクの裏面には、データの入出力やハードディスクの動作を制御している制御基板や各種チップが所狭しと並びます。

少しの埃でも故障の原因になる可能性があります。
少しの埃でも故障の原因になる可能性があります。

重くて頑丈な本体ケース

ハードディスクの重量は3.5インチタイプの場合で約500g前後
ハードディスクの重量は3.5インチタイプの場合で約500g前後。CPUやビデオコントローラなど他パーツと比べると、非常に重く製造されています。これはハードディスク本体が軽いとディスクの回転によって本体がぶれてしまうことを予防するためです。大切なデータを保護するために、本体の剛性を高める意図があるようです。

ハードディスクはいつ壊れるか、誰にもわからない

ハードディスクの内部には、今回ご紹介した精密パーツが非常に高密度に配置されています。ディスクが7200回転/分という非常に高速回転しながらデータを読み書きしつつ、回転により発熱します。CPUやメモリと違って、機械的に動作する駆動パーツが多いので、故障しやすいのは当然です。

特に、ディスクを記録するヘッド部はつまようじの先程度の大きさしかないパーツです。外部からの振動によって一瞬でもガリッとディスクを傷つけてしまう(ヘッドクラッシュと呼びます)と、大切なデータを紛失してしまう可能性だってあります。

ハードディスクはいつ壊れるか、誰にもわかりません。万が一を想定し、ハードディスクが物理的に壊れる前にデータを守っておくことが大切です。

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