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Studio XPS 7100レビューをご紹介!Studio XPS 7100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/9/11
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DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 7100 レビュー

Studio XPS 7100は、高性能な6コアCPU「AMD Phenom II X6」や重量級3Dゲームが楽しめるビデオコントローラRadeon HD 5870を搭載しても激安なので、インテルCPUにこだわらないゲーム用デスクトップパソコンを検討されている方におすすめです。

Studio XPS 7100の性能を徹底ベンチマーク!

【ベンチマーク比較 その2】 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」と「PCMARKVantage」

ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windows起動など実作業を想定した定番ベンチマークソフト「PCMARK05」と「PCMARKVantage」を使って、性能比較を行います。

アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト「PCMARK05」

PCMARK05 XP起動状態を計測
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。

PCMARK05での性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
CPU 9227 9035 10651 10189 Phenom II X6が下位のPhenom II X4より少しだけ高スコアです。定格動作周波数がPhenom II X4の方が高いためか、あまり差が出ませんでした。それよりもCore i7シリーズの強さが目立ちます。
Memory 5994 5854 11212 10985 Memoryスコアは、Core i7が圧倒的。正直、ここまで差が出た理由がよくわかりません。
Graphics 24551 26512 14700 14429 Graphicsスコアは、Radeon HD 5870を搭載するStudio XPS 7100が2倍近くのスコア差を付けて圧勝。Phenom II X6よりも底角動作周波数が高いPhenom II X4が高スコアだったのが印象的でした。
※Studio XPS 7100 その1:Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 7100 その2:Phenom II X4 945(3.00GHz/-)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 8100 その1:Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB
※Studio XPS 8100 その2:Core i7-860(2.80GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

PCMARK05各スコアを比較
PCMARK05各スコアを比較

CPUスコアについては、スレッド数/動作周波数で上回るCore i7が強さを発揮しています。6コアのPhenom II X6 1055Tは少し力及ばずといった印象ですが、CPU単体ではCore i7の方が高価であることを考えると、Phenom II X6 1055Tが奮闘していると評価して良いのかもしれません。反面、Graphicsスコアについては、Radeon HD 5870を搭載可能なStudio XPS 7100が、Studio XPS 8100に大差を付けています。ゲーム用途であれば、Studio XPS 7100に軍配が挙がります。

画像や動画を主用途とする、負荷が重いベンチマーク「PCMark Vantage」

PCMark05よりも、高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMark Vantage」を使って、同じように比較してみました。

 Studio XPS 7100+Phenom II X4 945
左がStudio XPS 7100+Phenom II X6 1055T、右がStudio XPS 7100+Phenom II X4 945のスコアです。

PCMarkVantageでの性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
PCMark Suite 6907 6520 9184 9003 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 6680 6514 6883 6912 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 4976 4535 6077 5853 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 7636 6999 9687 9694 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 5184 5999 8293 8024 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 6964 6962 7651 7361 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
Productivity Suite 6241 6468 7532 7509 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 4273 4371 5287 5351 ハードディスクの速度を計測
※Studio XPS 7100 その1:Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 7100 その2:Phenom II X4 945(3.00GHz/-)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 8100 その1:Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB
※Studio XPS 8100 その2:Core i7-860(2.80GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

PCMark Vantage各スコアを比較
PCMark Vantage各スコアを比較

「TV and Movies Suite」や「Gaming Suite」など、マルチスレッド系ベンチマークテストでは、6コアを所有するPhenom II X6がPhenom II X4の1割増しスコアを実測しました。ただ全体的に見ると、用途にもよりますが、Phenom II X6を無理に選ぶ理由は少ないかもしれません。

それよりも、画像や動画などマルチメディア系コンテンツの処理になると、Studio XPS 7100ではなく、Core i7を搭載するStudio XPS 8100がかなり強いです。「6コアのPhenom II X6を搭載してもStudio XPS 7100は負けるだろうな・・・。」とは思っていたのですが、正直、ここまで差が出るとは思いませんでした。画像/動画が主用途であれば、Studio XPS 8100を選んだ方がよさそうです。(笑)

ゲーム用途のGaming Suiteについても、CPUやハードディスクの影響が強いテストであるためか、Radeon HD 5770を搭載したStudio XPS 8100に勝てませんでした。ただし、次ページでご紹介する3Dゲーム系ベンチマークテストでは、Radeon HD 5870を搭載するStudio XPS 7100が真の実力を発揮しています。「ゲームなら、やはりStudio XPS 7100がおすすめ!」と言えるスコア比較については、次ページにてご紹介します。

Studio XPS 7100の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで!

Studio XPS 7100

 AMD製CPUを搭載するDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 7100。
  詳細はStudio XPS 7100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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