DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8000 使用レビュー

Studio XPS 8000は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

【おまけ】Studio XPS 8000にSSDを導入して爆速処理を目指す

SSDを導入するメリットをまとめてみます。

Studio XPS 8000は、ハイエンドStudio XPSシリーズのデスクトップパソコンだけあって、最小構成でも高い性能を誇ります。ところがCPUやメモリが高性能過ぎるため、相対的にハードディスクの性能が低く見えてしまいます。全体の性能バランスが悪いのです。（贅沢な悩みですが・・・）

その点、SSDに換装すれば、Windows7エクスペリエンス値におけるハードディスクのスコアが6.8まで急上昇します。パソコン全体の基本性能の底上げになりますので、大きな体感差を感じられる機会も多くなるでしょう。

Studio XPS 8000のWindows7エクスペリエンス値の一例。SSDに換装することによって、基本性能の底上げができた。

Windows7の起動時間とシャットダウン時間を比較
記録媒体	ハードディスク	SSD
起動時間	28秒	17秒
シャットダウン時間	10秒	7秒

Windows7の起動時間とシャットダウン時間の短縮だけ見ても、SSD換装のメリットが確認できます。「ビスタは起動が遅い…」と感じられている方はWindows7＋SSDの組み合わせによる起動の速さに驚くはずです。

SSD換装によるデータ転送速度向上から、データ容量が多い画像や動画を扱う用途では、かなりの性能向上が確認できます。実作業を想定したベンチマークテストであるPCMark Vantageを使った比較を見ても、SSDの影響力が確認できます。

PCMark Vantage各スコアを比較。各スコアで軒並み高評価が得られています。

PCMark Vantageが想定しているようなデジタルコンテンツ系用途であれば、SSD換装のメリットは多大です。重負荷作業が中心の方におすすめです。

ファイルのエンコード処理など、ひたすらCPUのパワーで計算を行う作業ではSSD導入のメリットは確認できませんでした。

TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較
記録媒体	ハードディスク	SSD
軽負荷エンコードテスト DVI（720×480）→DVD形式(720×480)に変換	1分25秒(85秒)	1分24秒(84秒)
重負荷エンコードテスト HD（1920×1080）→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換	0分55秒(55秒)	0分55秒(55秒)

以上、SSD導入のメリットをご紹介しました。

現在のパソコン市場では、記録容量や性能によって、安いSSDから高いSSDまで豊富なラインナップが出揃いつつあります。性能的にこだわりがなければハードディスクでも満足できるでしょうが、一度SSDの体感速度に慣れてしますと、正直元には戻れない魅力を誇ります。

安い買い物ではありませんが、ご自身の主用途が何か判断の上、SSDへの換装も将来的な選択肢としてご検討してみてはいかがでしょうか？

※くどいですが、以下の記述は当サイトの管理人が自己責任でSSDを運用している事例です。サイトをご覧頂いている全ての方に推奨する内容ではなく、仮に実践されたとしても動作や性能アップを保証するものではありません。くれぐれも自己責任でお願いします。

次ページでは、Studio XPS 8000のSSD換装における「Windows7再セットアップ方法」と「各種ドライバ類インストール方法」について詳しくご紹介します。

Studio XPS 8000の後継機種　Studio XPS 8100

最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ　Studio XPS 8100。
　　詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ）をご参照ください。