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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/4/21
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

コストパフォーマンスが高いCPUはどれ? Core i7-860 VS Core i5-750 VS Core i5-650

【3CPU対決! 序章 その2】 Core i7-860、Core i5-750、Core i5-650の違いをおさらい

各種ベンチマーク比較の前に、Core i7-860、Core i5-750、Core i5-650の違いについて整理しておきます。

3CPUの概要比較
CPU名 Core i7-860 Core i5-750 Core i5-650 備考
対応CPUソケット LGA1156 LGA1156 LGA1156 形状、ピン数共に同じなので、対応CPUソケットも同じ
コア数 4 4 2 Core i5-650のみデュアルコアCPU
スレッド数 8 4 4 ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ擬似的に8コア動作する
定格動作周波数 2.80GHz 2.66GHz 3.20GHz 定格動作周波数はCore i5-650が一番高い
ターボ・ブーストによる最大周波数 3.46GHz 3.20GHz 3.46GHz ターボブースト機能によって、Core i7-860とCore i5-650の動作周波数差がなくなる
2次キャッシュ 256KB×4 256KB×4 256KB×4 全て同じ
3次キャッシュ 8MB 8MB 4MB Core i6-650のみ4MB
TDP(熱設計電力) 95W 95W 73W Core i5-650は少し省電力化されている
ハイパースレッディング機能 - Core i5-750以外は搭載
【参考】 Core i5-650+8,000円前後 Core i5-650+1,000円前後 - 2010年4月20日時点における、およその市場価格差
DELLで搭載する機種 Studio XPS 8100 Studio XPS 8100
Inspiron 580
Studio XPS 8100 2010年4月20日時点

非常にややこしいですが、簡単に整理すると、

  • Core i7-860とCore i5-750はクアッドコアCPU、Core i5-650はデュアルコアCPU
  • ハイパースレッディング機能の搭載/非搭載
  • ターボブーストの倍率が違う

が大きな違いです。

【違いその1】 Core i7-860とCore i5-750はクアッドコアCPU、Core i5-650はデュアルコアCPU

一番の違いは、CPUの中核となるコア数です。上位CPUは4つのコアを持つクアッドコアCPU、Core i5-650は2つのコアを持つデュアルコアCPUです。

デュアルコアCPUとクアッドコアCPUの違い
デュアルコアCPUとクアッドコアCPUの違い。コア数が多いほど並行作業に強い。

コア数が多いほど並行作業が強くなるため、同時作業が多い方におすすめです。また、マルチコア対応ソフトであれば、コア数が多いほど処理速度が速くなります。実際の処理速度差については、以降ページでの各種テストでご紹介します。

【違いその2】 ハイパースレッディング機能の搭載/非搭載

Core i7-860とCore i5-650は、擬似的にコアが2倍あるように動作するハイパースレッディング機能を搭載しています。

Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコアがあるように働く機能を持つ
ハイパースレディング機能のイメージ。Core i7-860の場合、1つのコアが擬似的に2つのコア(計8コア)があるように働きます。

左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です
タスクマネージャ画面を比較。左が8スレッドのCore i7-860、右が4スレッドのCore i5-750とCore i5-650です。マルチスレッド対応ソフトであれば、Core i7-860は擬似的8コアで爆速処理を行います。同時に複数作業をこなす場合でも、パワーの余裕が違います。

【違いその3】 ターボブーストの倍率が違う

Core iシリーズから導入された周波数アップ機能「ターボブースト」ですが、Core i7シリーズとCore i5シリーズは、両CPU共に搭載しています。ちなみにCore i3シリーズは非搭載であり、上位CPUとの差別化が図られています。

処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボモード
ターボブーストのイメージ。処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させてくれます。コア数に依存しない古いアプリケーションでも、処理速度アップの効果が期待できます。

ただし、各CPUによって動作周波数の上昇幅に制限がかけられており、上位CPUになるほど上昇幅が大きくなっています

Core i7とCore i5の概要比較(定格時)
CPU名 Core i7-860 Core i5-750 Core i5-650 備考
定格動作周波数 2.80GHz 2.66GHz 3.20GHz -
Core i5-650との差 -0.40GHz -0.54GHz - 定格時の動作周波数はCore i5-650が一番高い

Core i7とCore i5の概要比較(ターボブースト時)
CPU名 Core i7-860 Core i5-750 Core i5-650 備考
ターボブーストMAX時の動作周波数 3.46GHz 3.20GHz 3.46GHz -
定格時との差 +0.66GHz +0.54GHz +0.26GHz 上位CPUほどアップする動作周波数の上限幅が広い
Core i5-650との差 同じ -0.26GHz - ターボブーストMAX時になると、動作周波数の差が小さくなる
デュアルコアCPUは最大動作周波数になる条件が厳しい?

理論的には最大3.46GHzで動作するCore i5-650ですが、コアが2つしかないデュアルコアCPUであるためか、かなり余裕がないと最大動作周波数まで上昇しない?ようです。

3457.9GHz 3191.9GHz Core i5-650
左から、Core i7-860、Core i5-750、Core i5-650。
Core i7-860は3457.9GHz(×26倍)、Core i5-750は3193.9(×24倍)が上限と理論値通りです。ただしCore i5-650については、Core i7-860と同じ3457.9GHz(×26倍)まで上昇するはずなのですが、3325.3MHz(×25倍)までしか確認できませんでした。

ターボブースト機能は、使っていないコアに余裕がないと動作周波数は上昇しないことから、デュアルコアCPUであるCore i5-650では動作周波数が最大になる条件が厳しいのかもしれません。反面、クアッドコアCPUであるCore i7-860やCore i5-750ではすぐに最大動作周波数まで上昇することが確認できました。

私が所有しているStudio XPS 8100での結果であり、個体差があるかもしれませんが、ご参考程度にどうぞ。

次ページからは、各種ベンチマークテストにおける性能比較の結果をご紹介します。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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