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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/4/28
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

コストパフォーマンスが高いCPUはどれ? Core i7-860 VS Core i5-750 VS Core i5-650

【3CPU対決! その6】 CPUの処理速度を測定する「Superπ」

前ページまではマルチスレッド対応のベンチマークテストの比較をご紹介しましたが、今回はシングルスレッド対応アプリケーションであるSuperπでの比較をご紹介します。Superπはコア数に依存せず動作周波数の高いCPUに有利なテストなので、Core i5-650が上位CPUとの差を詰めることができるはずです。

Studio XPS 8100+Core i5-650でSuperπを計測
Studio XPS 8100+Core i5-650でSuperπを計測

Superπでの性能比較
比較対象 Studio XPS 8100+Core i7-860 Studio XPS 8100+Core i5-750 Studio XPS 8100+Core i5-650 備考
CPU動作周波数
(定格時)
2.80GHz 2.66GHz 3.20GHz 定格時はCore i5-650が一番高い
CPU動作周波数
(ターボブースト時)
3.46GHz 3.20GHz 3.46GHz ターボブーストMAX時はCore i7-860がトップに並ぶ
処理にかかった時間 1分3秒(63秒) 1分8秒(68秒) 1分8秒(68秒) 動作周波数に関わらず、上位CPUが強い

SUPERπで419万桁処理時間を比較
SUPERπで419万桁処理時間を比較

SUPERπはコア数に関係ないシングルスレッドのベンチマークテストなので、クアッドコアCPU、デュアルコアCPUに関わらず動作周波数が高いCPUが速く処理を完了します。

てっきりCore i6-650が一番速く処理を完了すると思ってたのですが、今回比較した結果では動作周波数が高いデュアルコアCPUのCore i5-650が遅れ、動作周波数に劣るクアッドコアCPUであるCore i7-860やCore i5-750が速く処理を完了しました。

考えられる原因としては「Core i5-650はターボブーストMAX時での動作周波数こそ2.46GHzと高いですが、コアの動作に余裕が少ないデュアルコアCPUなのでターボモードが有効に働いていない」ためだと推測します。

ターボブースト機能はコアに余裕がある際にのみ作動するためか

CPUへの負荷が高いと、CPUの使用率や発熱量が上昇し動作に余裕がなくなります。コアを4つ持つクアッドコアCPUでは性能に余裕があるため軽々と動作周波数がアップしますが、コアを2つか持たないデュアルコアCPUでは性能をフル活できる時間が短いのかもしれません。まるで、3分しか活躍できないウルトラマンのようです。(笑)

余談ですが、ハイパースレディング機能を持たない下位のデュアルコアCPUであるCore i3-530(定格動作周波数:2.93GHz)では1分19秒(79秒)も処理時間がかかることを考えると、Core i6-650でもターボブースト機能が有効に働いていることは確認できます。

Superπでの性能比較
比較対象 Core i5-650 Core i3-530 備考
CPU動作周波数
(定格時)
3.20GHz 2.93GHz 定格時の動作周波数も0.33GHzほど違う
CPU動作周波数
(ターボブーストMAX時)
3.46GHz ターボブースト機能なし Core i3シリーズはターボブースト機能がない
処理にかかった時間 1分8秒(68秒) 1分19秒(79秒) 動作周波数の差に近い処理時間差で完了している

シングルスレッド動作のアプリケーションでも、クアッドコアCPU+ターボブースト機能は非常に効果的

コアを1つしか使わないシングルスレッド動作のアプリケーションでは、「複数コアは役に立たない!」というのが以前までの通説でしたが、クアッドコアCPU+ターボブースト機能の組み合わせは今までの常識をくつがえします。動作周波数が他CPUと比べて比較的低いCore i5-750でも処理が速いことを考えると、最高動作周波数だけを狙ってCore i5-650を選ぶのは危険です。

あえてCore i5-650をフォローしておくと、CPUへの負荷が少ない作業であればターボブースト機能は効果的に動作するはずです。軽い作業が中心であれば、Core i5-650という選択肢もありかもしれません。Core i5-750との価格差が市場ベースで1000円前後しかないことを考えると、自然とCore i5-750に手が伸びるでしょうが・・・。

やはり、複数コア対応アプリケーションであれば8コア動作によって爆速処理を行い、シングルスレッド動作のアプリケーションであればターボブースト機能によって効果的に動作周波数を上げることができるCore i7-860がおすすめであることに代わりはありません。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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