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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/5/25
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

最上位CPUであるCore i7-870をベンチマーク調査!

【最強対決! Core i7-870 VS Core i7-860 その6】 CPUの処理速度を測定する「Superπ」

最近発売されているアプリケーションはマルチスレッドに対応しているため、複数コアを持つCore i5/i7であればかなり快適に動作します。反面、古いアプリケーションでは1コアしか効率的に動作しないシングルスレッド対応である場合が多く、動作周波数の高いCPUに有利です。以下、シングルスレッド対応アプリケーションを想定した円周率ベンチマークテストSuperπでのの比較をご紹介します。

Studio XPS 8100+Core i7-870でSuperπを計測
Studio XPS 8100+Core i7-870でSuperπを計測。円周率419万桁の計算にかかる処理時間を比較しました。

Superπでの性能比較
比較対象 Studio XPS 8100+Core i7-870 Studio XPS 8100+Core i7-860 【参考】Studio XPS 8100+Core i5-750 備考
CPU動作周波数
(定格時)
2.93GHz 2.80GHz 2.66GHz 定格時でも2.93GHzというCore i7-870が目を引く
CPU動作周波数
(ターボブースト時)
3.60GHz 3.46GHz 3.20GHz シングルスレッド対応アプリケーションでは、ターボブーストMAX時の動作周波数が威力を発揮する
処理にかかった時間 1分2秒(62秒) 1分3秒(63秒) 1分8秒(68秒) 最大動作周波数の差は3CPUともほぼ同じにも関わらず、Core i5-750が少し遅れ気味。Core i7シリーズが強いです。

SUPERπで419万桁処理時間を比較
SUPERπで419万桁処理時間を比較

SUPERπはコア数に関係ないシングルスレッドのベンチマークテストなので、動作周波数が高いCPUであるほど処理が速く完了します。予想通り、ターボブーストMAX時に動作周波数が3.6GHzまで上昇するCore i7-870が速いです。Core i7-860との差こそ1秒ですが、処理するデータ量が増えると大きな時間差になることは明白です。

データ圧縮処理の速さを比較

もう1つ、データ圧縮ソフトLhjaca+での性能比較をご紹介します。WordやExcelなどのOffice文章ファイル500MBを圧縮するのにかかる時間を比較してみました。Superπ同様、ターボブースト機能が効きやすいので、動作周波数が高いCPUが効果的です。

Lhjaca+での性能比較
比較対象 Studio XPS 8100+Core i7-870 Studio XPS 8100+Core i7-860 【参考】Studio XPS 8100+Core i5-750 備考
CPU動作周波数
(定格時)
2.93GHz 2.80GHz 2.66GHz 定格時でも2.93GHzというCore i7-870が目を引く
CPU動作周波数
(ターボブースト時)
3.60GHz 3.46GHz 3.20GHz シングルスレッド対応アプリケーションでは、ターボブーストMAX時の動作周波数が威力を発揮する
処理にかかった時間 0分43秒(43秒) 0分44秒(44秒) 0分47秒(47秒) Superπと同じくCore i5-750が少し遅れ気味。Core i7シリーズが実アプリケーション環境でも強さを発揮しています。

+Lhacaでファイル圧縮にかかる処理時間を比較
+Lhacaでファイル圧縮にかかる処理時間を比較

シングルスレッド動作のアプリケーションでも、クアッドコアCPU+ターボブースト機能は非常に効果的

コアを1つしか使わないシングルスレッド動作のアプリケーションでは、「複数コアを持つクアッドコアCPUは役に立たない!」というのが以前までの通説でしたが、性能面で余裕があるCore i7シリーズはその常識をくつがえします。ターボブーストMAX時の動作周波数の上昇率は上位CPUの方が高く安定していますので、Core i5シリーズはCore i7シリーズに適いません。

反面、日常的に最高動作周波数で処理し続ける用途は多くないでしょうから、CPUへの負荷が少ない作業であればCore i7-860でも体感的な差はほとんどありません。Core i7-870とCore i7-860の市場価格差が約2万円近くあることを考えると、Core i7-860の方がコストパフォーマンスが高いのは明らかで、Core i7-860が一押しという結果になります。

ターボブースト機能はコアに余裕がある際にのみ作動するためか

動作周波数を自動的にクロックアップしてくれるターボブースト機能ですが、CPUへ大きな負荷がかかってCPUの使用率や発熱量が植えると、周波数の上昇率が下がります。動作に余裕がなくなるからです。

同じクアッドコアCPUであるCore i7-870、Core i7-860、Core i5-750の動作周波数差がほぼ同じにも関わらず、Core i7-750だけが大きく処理時間差を開けられていることが証拠です。

最大時3591MHz 常時3457.9MHz
左が最大動作周波数の実測値3591MHz。右がSuperπ動作時にほぼ常用だった3457.9MHz。
最大動作周波数の3.6GHzはCPU使用率や発熱量に余裕がある時しか到達しないので、常時フルパワーではありません。ですが、Superπでは常時3.46GHzで動作しており、負荷が少ないアプリケーションでは同様のパフォーマンスが見込めます。最大3.46GHzで動作するCore i7-860よりも安定感はありました。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100
性能重視の中〜上級ユーザーに大人気を誇るハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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