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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/10/28
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

Core i7-800シリーズ最上位のCore i7-880を選ぶ価値はあるか?仮想Core i7-880でベンチマークしてみた

【仮想Core i7-880の実力をチェック! その2】 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」と「PCMarkVantage」

アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windows起動など実作業に近いテストが中心です。

PCMARK05 XP起動状態を計測
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。

PCMARK05での性能比較
CPU名 Core i7-870 仮想Core i7-880 【参考】Studio XPS 8100+Core i5-750 備考
CPU 10589 10973 9480 動作周波数が高い分だけ、総合スコアに差が現れます。Core i7-870との差は5%前後ですが、Core i5-750との差は1割以上です。
Memory 11235 11879 9935 Memoryスコアについても、Core i7-880が少しだけスコアアップ。データ量が多いファイルの処理で差が出そうです。
Graphics 16994 17422 13876 グラフィック機能も少しスコアアップ。
HDD 7993 8310 6611 HDDスコアについては誤差の範囲と考えます。

PCMARK05各スコアを比較
PCMARK05各スコアを比較

画像や動画を主用途とする、負荷が重いベンチマーク「PCMark Vantage」

PCMark05よりも、高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMark Vantage」を使って、同じように比較してみました。

PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 Core i7-870 仮想Core i7-880 備考
PCMark Suite 8603 8939 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 7241 7315 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 6033 6166 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 9684 9069 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 8137 8570 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 7408 7658 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
Productivity Suite 7033 7221 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 5184 5154 ハードディスクの速度を計測。

PCMark Vantage各スコアを比較
PCMark Vantage各スコアを比較。全体的にCore i7-880が強いですが、なぜか「Gaming Suite」のみスコアが下がりました。何度か試してみたのですが、結果は同じでした。後述するゲーム用ベンチマークテストではCore i7-880の方がが高スコアなので、ここでは考察外としておきます。

仮想Core i7-880のスコアアップは約5%前後

少し高い処理負荷をかけるベンチマークテストPCMARK05やPCMark Vantageになると、Windows 7エクスペリエンス値では見えなかった上位CPUとの実力差が発生します。Core i7-880はほぼ全ての項目でCore i7-870を超えるスコアを叩きだしており、動作周波数の高さがそのままスコア差に出ているようです。相対的に見ると、約5%前後のアップ率でしょうか。

Core i7-880はターボブースト最大時に3.73GHzまで動作周波数がアップしますので、ひたすらCPUを動かす処理では強いです。ターボブースト機能が働く頻度も高いと予想されるシングルスレッド対応の古いアプリケーションであれば、性能差が味わえます。予算がかなり上がるので万人向けとは言えませんが、性能重視の方は狙ってみてください。

反面、一部のヘビーユーザー以外の方には、Core i7-880の恩恵を受けることはなさそうです。約5%前後の処理速度差がわかるほどの高負荷処理を求める方は少ないでしょうし、アップグレード料金差を見ても対価として合わないです。性能と価格のバランスが良いのはCore i7-870であり、来年以降、新しいCPUが登場するまではCore i7-870の人気独走状態が続きそうです。もし私が現時点でStudio XPS 8100を購入する立場なら、安価なCore i7-870を狙います。

用途と予算にあわせてご検討ください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100
性能重視の中〜上級ユーザーに大人気を誇るハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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