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Studio XPS 9000使用購入レビューをご紹介!Studio XPS 9000の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2009/12/20
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 9000 使用レビュー

Studio XPS 9000は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

Studio XPS 9000 購入まとめ

弟機種であるStudio XPS 8000との違いを整理する

高性能かつコストパフォーマンスが高いStudio XPS 9000ですが、現在人気がある弟機種Studio XPS 8000との違いを整理しておきます。

製品仕様の概要を比較

Studio XPS 9000とStudio XPS 9000は、兄弟機種の関係だけ合って、Core i7やDDR3-SDRAMメモリ、ビデオコントローラGeForceシリーズなど、共通点が多々あります。ところが詳しく比較してみると、少し違う部分が見え隠れします。

Studio XPS 8000とStudio XPS 9000の概要比較
比較対象 コンパクトな
Studio XPS 8000
拡張性を重視した
Studio XPS 9000
デザイン Studio XPS 8000  Studio XPS 9000
チップセット インテル P55 Express インテル X58 Express
CPU いわゆる新(下位)Core i7/i5
  • Core i7 870
  • Core i7 860
  • Core i5 750
いわゆる旧(上位)Core i7
  • Core i7 975EE
  • Core i7 960
  • Core i7 920
メモリ デュアルチャネル
4GB、6GB、8GB、12GB、16GB
トリプルチャネル
3GB、6GB、9GB、12GB、24GB、
ビデオコントローラ GeForce 260GTX
GeForce 240GTS
GeForce 260GTX
GeForce 240GTS
電源容量
350W
475W
本体寸法
(高さ×幅×奥行)
408 x 186 x 455 (mm)
493 x 198 x 528 mm
重量 約7.3kg 約20kg
本体カラー
(前面パネル、前面フレーム、側面パネル)
ブラック/シルバー/ホワイト ブラック/クリムゾンオレンジ/ホワイト
※2009年12月20日現在

スペックだけで比較すると、上記のようになります。

Core i7についても、大きさが違うため、互換性がありません。メモリについても、Studio XPS 8000は2枚組のデュアルチャネル、Studio XPS 9000は3枚組のトリプルチャネルです。

この記事を書いている時点では、カスタマイズ可能なビデオコントローラは同じですが、電源容量に120W前後差があるので、拡張将来の拡張性が大きく異なります。本体サイズについても、体積比で約1.5倍、重さで約2.7倍と、設置スペースと内部スペースが全く違います。

本体サイズと拡張性

Studio XPS 9000はハイエンド機種であるStudio XPS 9000よりもかなりコンパクトです。

斜め前方向から比較
斜め前方向から比較。Studio XPS 9000(左)、Studio XPS 9000(右)

横方向から比較
横方向から比較。Studio XPS 9000(左)、Studio XPS 9000(右)

側板を取って内部を比較
側板を取って内部を比較。Studio XPS 9000(左)、Studio XPS 9000(右)

混在するCore i7シリーズ

旧・上位の900シリーズ(左)と、新・下位の800シリーズ(下)
旧・上位の900シリーズ(左)と、新・下位の800シリーズ(下)

【参考】Core i7の概要比較
比較対象 コア数/スレッド数 動作周波数 ターボ・ブーストによる
最大周波数
対応ソケット DELLで搭載する機種
【旧・上位】Core i7 975EE 4/8 3.33GHz 3.60GHz LGA1366 Studio XPS 9000
【旧・上位】Core i7 960 4/8 3.20GHz 3.46GHz LGA1366
【旧・上位】Core i7 920 4/8 2.66GHz 2.93GHz LGA1366
【新・下位】Core i7 870 4/8 2.93GHz 3.60GHz LGA1156 Studio XPS 9000
【新・下位】Core i7 860 4/8 2.80GHz 3.46GHz LGA1156
【新・下位】Core i5 750 4/4 2.66GHz 3.20GHz LGA1156
【参考】Core 2 Quad Q9400 4/4 2.66GHz - LGA775 Studio Desktop
※2009年12月20日現在

同じCore i7でも、旧・上位の900シリーズと、新・下位の800シリーズが混在しています。どちらも同じNehalem(ネハーレン)プラットフォームによるCPUですが、大きさが違うなど全く互換性がありません。基本的にはCore 900シリーズの方が上位ですが、ターボブースト機能の倍率が新Core i7シリーズの方が高いので、逆転現象が起こる場合があります。

ターボブースト機能はコアの動きに余裕があるマルチコア非対応のアプリケーションでこそ有効なので、マルチコアに対応するアプリケーションであれば、旧・上位Core i7が強いことは予想されます

数値で見えない部分も少し違う

本体ボディの剛性、マザーボードの品質、CPUファンの大きさ、前面の吸気ファンの追加など、Studio XPS 9000には数値で見えないメリットが数多くあります。

大きな12cm前面ファンの追加
大きな12cm前面ファンの追加

CPUファンを比較
CPUファンを比較。Studio XPS 9000の大きなファン(左)とコンパクトでシンプルなStudio XPS 8000のファン(右)

安定した動作を求めるため、マザーボードにも放熱パーツが惜しみなく投入されています
安定した動作を求めるため、マザーボードにも放熱パーツが惜しみなく投入されています。

ハンマーで叩いてもすぐには壊れそうにない雰囲気を持つ側板
ハンマーで叩いてもすぐには壊れそうにない雰囲気を持つ側板

これら全ては、安定性と使い勝手を考えた結果です。

コストがかかる割に、性能のように数値化しづらい部分なので、手を抜こうと思えば、いくらでも手を抜くことは可能です。安価な下位機種ではなく、プレミアム感の強いStudio XPSシリーズならではのこだわりと言えるのではないでしょうか。所有する喜びを味わえるのは、Studio XPS 9000の方だと思います。

Studio XPS 8000にするか、Studio XPS 9000にするか、機種選定に迷っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 9000

 最新Core i7搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 9000。
  詳細はStudio XPS 9000(DELL公式ページ)をご参照ください。

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