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DELL Studio XPS 9100レビューをご紹介!DELLパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/9/17
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 9100 レビュー

Studio XPS 9100は、インテル最上位CPU「Core i7-900シリーズ」を搭載するハイエンドパソコン。最大12スレッド動作するCore i7 Extreme Editionと重量級3Dゲームが楽しめるハイエンドビデオコントローラの組み合わせはStudio XPS 9100だけの特権です。

Studio XPS 9100の性能を徹底ベンチマーク!

Studio XPS 9100の性能について、各種ベンチマークテストを行います。Core i7を搭載する人気デスクトップパソコンStudio XPS 8100との性能比較もご紹介しますので、購入を迷っていらっしゃる方はご参考にどうぞ。

【ベンチマーク比較 その2】 実作業での快適さを測定する「PCMARK05」と「PCMARKVantage」

ファイルの圧縮や暗号化、メモリの読み書き、Windows起動など実作業を想定した定番ベンチマークソフト「PCMARK05」と「PCMARKVantage」を使って、性能比較を行います。

アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト「PCMARK05」

PCMARK05 XP起動状態を計測
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。

PCMARK05での性能比較
機種名 Studio XPS 9100 その1 Studio XPS 9100 その2 Studio XPS 9100 その3 【参考1】 Studio XPS 7100 【参考2】 Studio XPS 8100 備考
CPU 9777 11054 11542 9227 10651 全て9000以上というハイレベルなスコアですが、Core i7-960やCore i7-980Xは11000以上という1レベル違うスコアを叩きだします。Core i7-930は動作周波数が高くないためか、普及価格帯Core i7-870よりも低スコアでした。
Memory 9767 10067 10824 5994 11212 Memoryスコアについても、上位CPUほど高スコアの傾向が見受けられます。ただ、Core i7-870のスコアも高いので、Core i7-800シリーズ/900シリーズ共、大きな差はないと言えます。
Graphics 23631 23536 22875 24551 14700 Radeon HD 5870を搭載するStudio XPS 9100が、Radeon HD 5770を搭載するStudio XPS 8100の約2倍近いスコア差を付けて圧勝。Phenom II X6+Radeon HD 5870のStudio XPS 7100とのスコア差がないのは、マルチスレッドに非対応のテスト項目が多いからでしょうか。ただ、後述するグラフィック系ベンチマークテストではCore i7-900+Radeon HD 5870の方が圧倒的に強いです。
※Studio XPS 9100 その1:Core i7-930(2.80GHz/3.06GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 9100 その2:Core i7-960(3.20GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 9100 その3:Core i7-980X(3.33GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 7100:Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

PCMARK05各スコアを比較
PCMARK05各スコアを比較

CPUスコアについては、上位CPUほど高い数値が確認できます。スレッド数/動作周波数で上回るCore i7-980Xの強さは当然ですが、Core i7-960も強さを発揮しています。普及価格帯のCore i7-870は、Core i7-930を超えており、大人気である実力が垣間見えます。

参考までに、Studio XPS 9100に搭載されていたハードディスクのベンチマークスコアをご紹介しておきます。購入時期によって、搭載されるメーカーや品番が微妙に異なりますがご参考にどうぞ。

Studio XPS 9100に搭載されていたハードディスクをCrystalDiskMark 3.0で計測
Studio XPS 9100に搭載されていたハードディスクをCrystalDiskMark 3.0で計測

画像や動画を主用途とする、負荷が重いベンチマーク「PCMark Vantage」

PCMark05よりも、高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMark Vantage」を使って、同じように比較してみました。

Studio XPS 9100+Core i7-960 Studio XPS 9100+Core i7-980X
左がStudio XPS 9100+Core i7-960、右がStudio XPS 9100+Core i7-980Xのスコアです。

PCMarkVantageでの性能比較
機種名 Studio XPS 9100 その1 Studio XPS 9100 その2 Studio XPS 9100 その3 【参考1】 Studio XPS 7100 【参考2】 Studio XPS 8100 備考
PCMark Suite 8566 9127 10656 6907 9184 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 7885 7901 8013 6680 6883 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 5968 6240 6724 4976 6077 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 9137 10501 11118 7636 9687 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 7678 8352 8398 5184 8293 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 7098 7674 12485 6964 7651 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
Productivity Suite 7008 7344 7629 6241 7532 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 5450 5339 5408 4273 5287 ハードディスクの速度を計測
※Studio XPS 9100 その1:Core i7-930(2.80GHz/3.06GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 9100 その2:Core i7-960(3.20GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 9100 その3:Core i7-980X(3.33GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 7100:Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
※Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

PCMark Vantage各スコアを比較
PCMark Vantage各スコアを比較

とにかく強いCore i7-980X、コストパフォーマンスが高いCore i7-960

画像や動画などマルチメディア系コンテンツの処理になると、Core i7-900シリーズを搭載するStudio XPS 9100はかなり強いです。特に、Core i7-960やCore i7-980Xをカスタマイズすると、「TV and Movies Suite」や「Gaming Suite」、「Communicati Suite」スコアがかなり上昇します。

Core i7-980Xの「Communicati Suite」スコアが突出しているのは、最新の32nmプロセスを採用しているCore i7-980XにはAES-NI(Advanced Encryption Standard:米国政府標準の暗号方式)と呼ばれる命令群が追加されており、「Communication Suite」テストにもAESのデータ暗号化/復号化処理が含まれているからです。将来、有効活用される技術ではありますが、現時点ではこのスコア差を体感できることは少ないかもしれません。

普及価格帯Core i7-870に負けそうな性能重視Core i7-930

低価格なCore i7-930をカスタマイズすると、「Memories Suite」でこそStudio XPS 8100+Core i7-870を上回っていますが、他スコアでは完敗です。Studio XPS 9100の魅力は、性能だけでなく高メンテナンス性や安定感があってのモノですが、性能を重視するなら、Core i7-960以上の組み合わせがおすすめと言えそうです。ただし、後述する3Dゲーム系ベンチマークではCore i7-930が高スコアになり、地位が逆転します。

もう1つ、このテスト比較で面白かったのが、Studio XPS 9100と同じRadeon HD 5870を搭載したStudio XPS 7100のスコアの低さです。リアル6コアを誇るPhenom II X6を搭載しているにも関わらず、各項目でこれだけ大きく差を付けられるので、画像や動画用途が中心の方には物足りません。あえてフォローしておきますと、Studio XPS 7100の性能が低いのではなく、Studio XPS 9100やStudio XPS 8100のスコアが高すぎる・・・ということの裏返しでもあります。

Studio XPS 9100の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで!

Studio XPS 9100

 最新Core i7搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 9100。
  詳細はStudio XPS 9100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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