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XPS 15レビューをご紹介!
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ページ更新:2010/12/13
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XPS 15レビューTOP > XPS 15の概要 【概要2】 XPS 15の性能をベンチマーク(概要編)

性能/質感/機能 3拍子揃ったミドルレンジノート DELL XPS 15 レビュー

XPS 15は、使いやすい15.6インチモニタや最新プロセッサ「Core i7/i5」を搭載する売れ筋のミドルレンジノートパソコンです。軽い3Dゲームならプレイできる拡張性ビデオコントローラGeForce GT 400シリーズや堅牢なボディ、豊かな低音が楽しめるJBL製スピーカーなど、激安ノートでは得られない所有感が味わえます。

XPS 15の概要

【概要2】 XPS 15の性能をベンチマーク(概要編)

XPS 15は高性能プロセッサ「Core i5/i7」や拡張型ビデオコントローラを搭載しますので、一昔前のCore 2 Duo搭載ノートパソコンはもちろん、安価なデスクトップパソコンにも匹敵するほどの性能を誇ります。DELLが注力しているミドルレンジノートパソコンなので各カスタマイズ項目が豊富ですし、予算に余裕がなければ最小構成で購入という案もありでしょう。

このページでは、Core i7を搭載するXPS 15、Core i5やCore i3を搭載する他機種ノートパソコン、Core i3を搭載する入門デスクトップパソコンを用意して、ベンチマークテストにおける性能比較をご紹介します。カスタマイズ検討の参考にして頂けると幸いです。実アプリケーションでの性能比較については、別ページで詳しくご紹介します。

今回比較する4機種の主なカスタマイズ構成
比較対象 ミドルレンジノート
XPS 15
ミドルレンジノート
Studio 15
エントリーノート
Inspiron 15
スタンダードデスクトップ
Inspiron 580
CPU Core i7-740QM
(動作周波数:1.73GHz〜)
Core i5-430M
(動作周波数:2.26GHz〜)
Core i3-330M
(動作周波数:2.13GHz)
Core i3-530
(動作周波数:2.93GHz)
メモリ 4GB 4GB 4GB 4GB
ビデオコントローラ GeForce GT 435M 2GB RADEON HD 4570 512MB インテル HD グラフィクス GeForce G310 512MB

Core i3、Core i5、Core i7の違いを簡単におさらい

性能比較を行う前に、Core i3、Core i5、Core i7の違いを簡単におさらいしておきます。

Core i3、Core i5、Core i7の概要比較
CPU名 Core i3 Core i5 Core i7 備考
コア数 2 2 4 Core i3とCore i5はデュアルコアCPU、Core i7のみクアッドコアCPU
スレッド数 4 4 8 Core i7のみ8スレッドの爆速処理で動作可能
ハイパースレッディング機能 全て搭載
ターボ・ブースト機能 - Core i3のみ非搭載
DELLの主な15.6インチ液晶ノートパソコン 2010年12月12日時点

3CPUの大きな違いは、Core i3とCore i5はデュアルコアCPU、Core i7はクアッドコアCPUという点です。軽負荷作業がメインであればCore i3やCore i5、重負荷作業がメインであればCore i7がおすすめです。

ハイパースレッディング機能はすべてのCore iシリーズで搭載していますが、動作周波数を自動的にアップさせるターボブースト機能はCore i3のみ非搭載です。上位CPUになるほどターボブーストの倍率も上昇しますので、性能にこだわる方は予算が許す限り上位CPUを狙ってみてください。

Windowsエクスペリエンス値を比較

「Windows7をどれだけ快適に動作できるか」の指標であるWindowsエクスペリエンス値を比較します。CPU、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、ハードディスクという5項目で数値化され、その最低値がパソコンの基本性能となります。

Windowsエクスペリエンス値を比較
比較対象 ミドルレンジノート
XPS 15
ミドルレンジノート
Studio 15
エントリーノート
Inspiron 15
スタンダードデスクトップ
Inspiron 580
備考
プロセッサ 7.1 6.6 6.2 6.9 Core i7はデスクトップパソコンを超えるスコアを計測。Core i5とも0.5ほどスコア差が生じます。
メモリ 5.9 5.9 5.9 5.9 メモリスコアは全て同じです。
グラフィックス 6.6 4.9 4.6 5.0 最新のGeForce GT 435Mを搭載しているXPS 15は6.6とかなり高スコアです。
ゲーム用グラフィックス 6.6 6.3 5.1 5.9 軽量級3Dゲームでも快適にプレイできるほどの性能を誇ります。
ハードディスク 5.9 5.5 5.4 5.9 高速なデスクトップ用ハードディスクと同じ5.9を記録。かなり高価ですが、さらに高速なSSDも選べます
基本スコア 5.9 4.9 4.6 5.0 基本スコアはXPS 15のみ5.9を計測。グラフィック系能力が優秀なので、基本性能はかなり高いです。

今回ご紹介しているXPS 15は、CPUとビデオコントローラをアップグレードしたミドルパッケージですが、拡張型ビデオコントローラ「GeForce G310 512MB」を搭載するデスクトップパソコンInspiron 580でさえも大きく突き放すスコアをたたき出しています。Windowsエクスペリエンス値は比較的軽いベンチマークテストですが、ここまで高スコアだとデスクトップパソコンの存在価値が否定されてしまいますね・・・。

定番ベンチマークテストPCMark Vantageのスコア比較

上記では、動作が軽いWindows7でのエクスペリエンス値の比較をご紹介しました。次は、画像や動画処理など比較的重い実作業を想定したベンチマークテスト「PCMark Vantage」で性能を比較をご紹介します。

PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 ミドルレンジノート
XPS 15
ミドルレンジノート
Studio 15
エントリーノート
Inspiron 15
スタンダードデスクトップ
Inspiron 580
備考
PCMark Suite 6093 5073 4551 6359 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 4412 3115 2654 3841 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 4349 3298 3010 4222 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 6036 4370 3050 5001 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 5971 4707 4442 6009 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 4590 4370 3886 5995 データの暗号化,データの圧縮&Windows Mailのコピーする処理を計測。
Productivity Suite 4853 4288 4028 5613 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索,Windows Mailの検索,Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 4007 2508 2511 4387 ハードディスクの速度を計測

PCMark Vantageでの性能比較
PCMark Vantageでの性能比較。Windowsエクスペリエンス値で完勝したXPS 15とCore i3/i5搭載ノートパソコンとのスコア差はさらに開きます。対してデスクトップパソコンのInspiron 580と比べると、「PCMark Vantage」テストでは処理負荷が重いためか差が縮まりました。

従来のノートパソコンとは比較にならないほど高い基本性能を誇る

XPS 15は最新パーツの組み合わせを採用してますので、安価な機種と比べるとかなり性能が高いです。しかも、動作や機能に定評がある最新OS「Windows7」との組み合わせは、従来のノートパソコンとは比較にならないほど快適です。一般的な用途であれば支障をきたすことはほとんどありません。

私個人的には、処理が速くパーツ拡張性が高いデスクトップパソコンがおすすめですが、XPS 15のような性能レベルを持つノートパソコンが登場してしまうと、一般用途ではデスクトップパソコンの存在意義が否定されてしまいます。負荷によっては画像・動画編集にも対応できますので、将来長く使うことを考えると万人向け機種と言えるかもしれません。人気機種だった旧Studio 15のような息の長いノートパソコンになりそうです。

XPS 15の目立つ弱点をあえて挙げても、キーボードにテンキーが搭載されていない、モバイル用途には向かない、ファンクションキーが少し小さい程度しか思いつきません。テンキーが欲しいなら17インチモニタを搭載する兄貴分XPS 17、モバイル用途なら14.1インチモニタを搭載する弟分XPS 14という選択肢もありますのでご検討ください。

XPS 15が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

XPS 15
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するミドルレンジノート DELL XPS 15

 15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートXPS 15。
 →詳細はXPS 15(DELL公式ページ)をご参照ください。

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