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XPS 8300レビューをご紹介!XPS 8300の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/2/13
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XPS 8300 レビューTOP > XPS 8300 ベンチマーク比較 〜CPU対決編!Core i5-2400 VS Core i7-2600〜 【CPUベンチマーク比較 その6】 動画エンコードの実力を知る 「TMPGEnc 4.0 XPress」と「MediaEspresso6.5」

DELLハイエンドデスクトップ XPS 8300 レビュー

XPS 8300は、2011年1月に発売された第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強い2011年DELL主力モデルであり、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 8300 ベンチマーク比較 〜CPU対決編!Core i5-2400 VS Core i7-2600〜

【CPUベンチマーク比較 その6】 動画エンコードの実力を知る 「TMPGEnc 4.0 XPress」と「MediaEspresso6.5」

CPUに高い性能が求められる用途の1つが、動画ファイルのエンコード作業です。マルチスレッドや動作周波数が高いCPUは有利であり、新Core i5/i7が実力を発揮します。

動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」
動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」

TMPGEnc 4.0 XPressを使用して、約8分のDVビデオカメラ動画をDVD形式(720×480)に変換、約8分のAVCHDビデオカメラ動画ファイルをブルーレイ形式(1920×1080)、MPEG4(H.264形式)(1920×1080)に変換するのに必要な時間をそれぞれ比較してみました。

TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較
CPU名 XPS 8300 その1 XPS 8300 その3 【参考】旧Studio XPS 8100
軽負荷エンコードテスト
DV(720×480)→DVD形式(720×480)に変換
1分24秒(84秒) 1分04秒(64秒) 1分18秒(78秒)
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換
8分48秒(528秒) 5分36秒(336秒) 7分20秒(440秒)
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→MPEG4(H.264形式)(1920×1080)に変換
14分48秒(888秒) 10分56秒(656秒) 14分24秒(864秒)
※XPS 8300 その1 : Core i5-2400(3.10GHz)+ATI Radeon HD 5450 1GB
※XPS 8300 その3 : Core i7-2600(3.40GHz)+ATI Radeon HD 5450 1GB
※旧Studio XPS 8100 : Core i7-870(2.93GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

TMPGEnc 4.0 XPressでの各スコアを比較
TMPGEnc 4.0 XPressでの各スコアを比較

Core i7-2600は旧Core i7-870と比べるとDV形式で約1.2倍、HD(BD)形式とHD(H264)形式では約1.3倍の速さで処理を終了しました。たった8分の動画エンコードでこれだけの処理時間差なので、撮影時間が長い映像のエンコード作業やフィルタなどの追加処理を行うことを考えると、Core i7-2600へ投資する価値はかなり大きいです。ちなみに、入門CPUであるCore i3-530は、Core i7-2600はの約2倍の処理時間が必要です。

一方、他ベンチマークテストではCore i7-870を超える結果を残していたCore i5-2400は、動画エンコード用途になると少し息切れします。Core i7-870が8スレッド動作するのに対してCore i5-2400は4スレッド動作であることから、TMPGEnc 4.0 XPressのようなマルチスレッド対応アプリ環境では力負けするのでしょう。とは言え、4スレッド動作のCore i5-2400が8スレッド動作のCore i7-870とほぼ同じ処理能力を誇るのは末恐ろしいですね。

GPGPUの効果が高い「MediaEspresso 6.5」

ビデオコントローラの性能を活用するGPGPU機能を使うなら、効果が高い「MediaEspresso 6.5」がおすすめです。DELLでも購入可能ですし、MediaEspresso公式サイトでもダウンロード購入できます。体験版もありますので、気になる方はチェックしてみてください。

MediaEspresso 6.5
DELLでカスタマイズ項目にある「MediaEspresso 6.5」。エンコードする動画を選んで、携帯電話、メディアプレーヤー、ゲームなど出力形式を選ぶだけの簡単変換が魅力的なソフトです。ビデオコントローラを使って高速変換するGPGPU機能も利用できます。

MediaEspresso 6.5での性能比較
CPU名 XPS 8300 その1 XPS 8300 その2 XPS 8300 その3 XPS 8300 その4 【参考】旧Studio XPS 8100
ハイビジョン動画をH.264形式に変換(GPGPU非利用) 1分20秒(80秒) 1分20秒(80秒) 0分56秒(56秒) 0分56秒(56秒) 1分17秒(77秒)
ハイビジョン動画をH.264形式に変換(GPGPU利用) −(非対応) 0分43秒(43秒) −(非対応) 0分43秒(43秒) 0分52秒(52秒)
※XPS 8300 その1 : Core i5-2400(3.10GHz)+ATI Radeon HD 5450 1GB
※XPS 8300 その2 : Core i5-2400(3.10GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB
※XPS 8300 その3 : Core i7-2600(3.40GHz)+ATI Radeon HD 5450 1GB
※XPS 8300 その4 : Core i7-2600(3.40GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB
※旧Studio XPS 8100 : Core i7-870(2.93GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

ハイビジョン動画をH.264形式に変換
ハイビジョン動画をH.264形式に変換

約1分のAVCHDビデオカメラ動画ファイルをH.264形式に変換した時間を比較すると、GPGPU利用/非利用共、Core i7-2600が圧倒的な強さを見せつけました。TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較と同様、旧Core i7-870の約1.3倍の速度でエンコード処理が完了しています。わずか1分の動画で約20秒ほど処理時間差なので、1時間の動画だと約20分も短縮できる計算になりますね。Core i5-2400についても、Core i7-870とほぼ同じ処理時間とスゴイです。

また、ビデオコントローラの機能を使用して処理時間を短縮するGPGPUについては、ローエンドのRadeon HD 5450だと環境設定でGPGPUが選べませんでした。性能が低いためか、非対応となるようです。ミドルレンジのRadeon HD 5770では利用でき、Core i5-2400とCore i7-2600共、かなりの時間短縮が可能です。

なお、Core i5-2400とCore i7-2600は単独だと処理時間が異なりますが、GPGPU利用時だと同43秒と不思議な結果でした。何度か試してみたのですが、手元にあるXPS 8300では結果に変化が見られませんでした。CPUよりもビデオコントローラの影響が大きいためでしょうか。

XPS 8300が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

XPS 8300
第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8300

 詳細はXPS 8300(DELL公式ページ)をご参照ください。

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