DELL(デル)パソコン
XPS 8300レビューをご紹介!XPS 8300の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/2/26
DELL(デル)パソコン 目的別カスタマイズ カスタマイズ詳細 DELL(デル)ガイド製品情報 DELLとは PC基礎知識

XPS 8300 レビューTOP > XPS 8300 購入まとめ 【購入まとめ その2】 私ならこう選ぶ!XPS 8300 カスタマイズ検討

DELLハイエンドデスクトップ XPS 8300 レビュー

XPS 8300は、2011年1月に発売された第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強い2011年DELL主力モデルであり、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 8300 購入まとめ

【購入まとめ その2】 私ならこう選ぶ!XPS 8300 カスタマイズ検討

XPS 8300のカスタマイズについて振り返ります。

ハイエンドパーツが選べるXPS 8300
ハイエンドパーツが選べるXPS 8300

CPU編

CPU

XPS 8300のカスタマイズにおいて最初に迷うのは、コストパフォーマンスが高いCore i5-2400を選ぶか、高性能なCore i7-2600を選ぶかでしょう。

個人的には高性能なCore i7-2600がおすすめです。4コア/4スレッド/3.10GHzのCore i5-2400に対して、4コア/8スレッド/3.40GHzという極めて高い処理能力を誇りますし、Core i5-2400との価格差も1万円程度です。

PCMARK05での性能比較
CPU名 Core i5-2400 Core i7-2600
CPU 11557 12830
Memory 11159 12649
※メモリ:4GB、ビデオコントローラ:Radeon HD 5450搭載時

PCMARKVANTAGEでの性能比較
機種名 Core i5-2400 Core i7-2600 備考
PCMark Suite 9524 10643 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Music Suite 8968 9339 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 11887 12355 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
※メモリ:4GB、ビデオコントローラ:Radeon HD 5450搭載時

CINEBENCH R10での性能比較
機種名 Core i5-2400 Core i7-2600
Single CPU Render Test 5518 6169
Multi CPU Render Test 18800 22882
処理完了時間 47秒 38秒
※メモリ:4GB、ビデオコントローラ:Radeon HD 5450搭載時

ただし、インターネットや文書作成などビジネス用途が主体であればCore i5-2400でも十分です。Core i7-2600ではなく、メモリやハードディスクなど他パーツに予算を充ててください。

ビデオコントローラ編

ビデオコントローラ

XPS 8300を購入する上で、私が一番悩ましい選択肢だと思うのはビデオコントローラです。「とにかく予算重視なので、性能に関わらずローエンドで良い!」という割り切りがあれば悩む必要はありませんが、せめてワンランク上にアップグレードしておくと性能は飛躍的に向上します。

3DMark06での性能比較
ビデオコントローラ名 ローエンド
Radeon HD 5450
アンダーミドル
Radeon HD 5670
アッパーミドル
Radeon HD 5770
ハイエンド
Radeon HD 5870
3DMark Score
(1280×1024)
3784 11711 17604 24218
3DMark Score
(1920×1200)
2726 9167 14467 22583
3DMark Score
(1920×1200)
グラフィック効果最大
1964 6188 10299 18001

3DMARKVANTAGEでの性能比較
ビデオコントローラ名 ローエンド
Radeon HD 5450
アンダーミドル
Radeon HD 5670
アッパーミドル
Radeon HD 5770
ハイエンド
Radeon HD 5870
Entry
(1024×768)
E7268
5908
E24320
24560
E35165
42095
E44855
64014
Performance
(1280×1024)
P1232
936
P6378
5132
P11391
9711
P19547
18531
High
(1680×1050)
H670
572
H3624
3154
H6955
6187
H13251
12301
Extreme
(1920×1200)
X410
390
X2377
2269
X4686
4497
X9151
8868
上が総合スコア、下がGPUスコア

ベンチマークテスト「3DMARK06」や「3DMARKVANTAGE」の結果を見ると、ローエンドRadeon HD 5450とワンランク上であるRadeon HD 5670の性能差が大きいことがわかります。モニタの表示解像度が大きくなるほど、その差が開きました。

【軽負荷】 ストリートファイターWのベンチマークテストでの性能比較
ビデオコントローラ名 ローエンド
Radeon HD 5450
アンダーミドル
Radeon HD 5670
アッパーミドル
Radeon HD 5770
ハイエンド
Radeon HD 5870
1280×720 8414
41.5FPS
17437
150.32FPS
23853
227.1FPS
35926
373.34FPS
1920×1200 5988
21.92FPS
10643
85.56FPS
14297
135.53FPS
22535
248.20FPS
1920×1200
(8xAA)
−(設定不可) 5296
46.82FPS
6719
75.51FPS
9815
137.95FPS

比較的動作が軽いストリートファイターWであれば、Radeon HD 5670でも60FPSを超えます。ライトゲームを楽しむ程度であれば、ハイエンドビデオコントローラを選ぶ必要はありません。

【重負荷】 ロストプラネット2のベンチマークテストでの性能比較
ビデオコントローラ名 ローエンド
Radeon HD 5450
アンダーミドル
Radeon HD 5670
アッパーミドル
Radeon HD 5770
ハイエンド
Radeon HD 5870
【DirectX9】
1280×720
11.0(D) 48.5(B) 72.2(A) 82.7(A)
【DirectX11】
1920×1200
5.5(D) 15.4(C) 39.8(B) 49.6(B)
【DirectX9】
1280×720
4.2(D) 24.8(C) 29.9(C) 71.4(A)
【DirectX11】
1920×1200
3.0(D) 10.2(D) 20.4(C) 36.4(B)

重量級のロストプラネット2になると、Radeon HD 5670では快適なプレイが望めません。高解像度になるとRadeon HD 5770でもツライので、ハイエンドRadeon HD 5870がおすすめです。

上記のように、3Dゲームのタイトルによって必要なビデオコントローラは大きく変化します。過大性能なビデオコントローラを選ぶ必要はありませんが、少しだけ性能に余裕があるモノを狙ってみてください。

メモリ編

メモリ

最近では4GBメモリが標準となっているため、一般用途であれば十分対応可能です。とりあえず予算重視で4GBメモリとし、将来8GBにアップグレードすればOKです。ただし画像や動画編集がメイン用途であれば、4GBメモリでは容量不足を感じる場合があります。

また、メモリには相性問題がありますので、自分でメモリを増設する自信がない方はXPS 8300購入当初に8GBまでアップグレードしておくことをおすすめします。さらに余談ですが、 XPS 8300のメモリ拡張スロットのツメがビデオコントローラの上部と若干接近していますので、初心者の方はメモリを増設するのにちょっとコツが必要です。メンテナンスに不安がある方も初期投資してください。

ハードディスク編

ハードディスク

XPS 8300はハードディスクを最大2台まで増設可能です。最小構成は500GB×1台ですが、負荷を分散させるためにもハードディスクを2台カスタマイズし、Cドライブはシステム用、Dドライブはデータ保存用という運用をおすすめします。

XPS 8300から採用されたハードディスクシャドウベイ
XPS 8300から採用されたハードディスクシャドウベイ。ハードディスクを将来増設する際は、XPS 8300本体からこのシャドウベイを取り外す必要がありますので、自信のない方は初期投資をおすすめします。SATAケーブルも別途購入する必要があります。

ただ、2台へのアップグレード料金の割高感を考えると、自己増設が有利ですね。DELL公式サポートの対象外になってしまいますが、増設方法自体は難しくありませんので挑戦してみても良いかもしれません。ヘビーユーザーであれば、システム用にSSDを導入する案もあります。ハードディスクやSSDの増設方法については、後日別ページでご紹介します。

サウンドコントローラ編

サウンドコントローラ

XPS 8300では下位機種でカスタマイズ可能なサウンドコントローラではなく、上位のサウンドコントローラがカスタマイズ可能です。XPS 8300を購入する方なら、高音質での音楽・映画視聴やゲーム用途を想定されている場合も多いのではないでしょうか。将来、自分で追加することもできますので、どのタイミングで購入するかご検討ください。

サブウーハー付きスピーカーも検討してみてください
サウンドコントローラをアップグレードするなら、モニタ内蔵スピーカーを使うのではなく、サブウーハー付きスピーカーも検討してみてください。音が変わります。

USB3.0拡張ボード編

USB3.0拡張ボード

XPS 8300を購入する上で検討したいのが、USB3.0拡張ボードです。下位のInspironシリーズではカスタマイズ不可であり、XPS 8300と兄貴分Studio XPS 9100だけの特権です。一般的なUSB2.0と比べると理論値では約10倍(実際は数倍)であり高速転送が可能です。

USB2.0、USB3.0、eSATAの通信速度を比較

USB3.0の有効性を知るために、現行USB2.0接続、次世代USB3.0接続、高速eSATA接続の3通信規格を使い、外付けハードディスクとの通信速度を調べてみました。

裸族の一戸建て(USB3.0/eSATAプラス)
今回使用した外付けハードディスクは、裸族の一戸建て(USB3.0/eSATAプラス)。デスクトップ用内蔵HDDをセットすると、USB3.0接続とeSATA接続が利用できる優れモノです。この外付けハードディスクを使って、XPS 8300との通信速度を比較しました。

USB2.0、USB3.0、eSATAの通信速度を比較
比較項目 コピーしたデータ USB2.0 USB3.0 eSATA
XPS 8300から外付けHDDへコピー 1GB(660ファイルのまま非圧縮) 37秒 15秒 12秒
同上 1GB(1ファイルに圧縮) 38秒 16秒 14秒
外付けHDDからXPS 8300へコピー 1GB(660ファイルのまま非圧縮) 25秒 12秒 14秒
同上 1GB(1ファイルに圧縮) 34秒 15秒 16秒
※WordやExcel、画像や動画データなどをコピーするのに必要とした時間を測定。

USB2.0、USB3.0、eSATAの通信速度を比較してみると、USB2.0の遅さが目立ち、USB3.0とeSATAの速さが目に付きます。

次世代USB3.0は、現行USB2.0と比べると約4〜5割程度の時間でコピーが完了しました。理論上はUSB3.0が10倍高速ですが、実レベルでは2〜3倍程度です。と言っても、待つのが面倒なコピー時間が約半分に短縮されるのは劇的な改善であり、今後USB3.0が主流となっていくことは間違いありません。

ただし、現行の高速規格であるeSATAと比べると、若干ですが劣勢です。理論上の通信速度ではUSB3.0>eSATAですが、実速度ではUSB3.0<eSATAの傾向がわずかに見受けられました。

個人的にはXPS 8300購入時にUSB3.0ボードの追加をおすすめしますが、USB3.0対応の周辺機器をお持ちでない方は、XPS 8300に標準搭載されているeSATAをとりあえず使い、必要になった時点でUSB3.0ボードを増設しても良いかもしれません。予算と用途に併せてご検討ください。

XPS 8300が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

XPS 8300
第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8300

 詳細はXPS 8300(DELL公式ページ)をご参照ください。

【購入まとめ その1】 パソコン納得購入ガイド一押しのデスクトップパソコンXPS 8300<<  >>【付属品 その1】 ワイヤード(有線)キーボードをチェック

▲このページのTOPに戻る

XPS 8300 レビューTOP > XPS 8300 購入まとめ 【購入まとめ その2】 私ならこう選ぶ!XPS 8300 カスタマイズ検討

>>パソコン納得購入ガイドのTOPに戻る