DELL(デル)パソコン
DELL Studio XPS 8300レビューをご紹介!DELLパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/1/23
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XPS 8300 レビューTOP > XPS 8300の概要 【概要 その2】 XPS 8300の性能をベンチマークテスト(概要)

DELLハイエンドデスクトップ XPS 8300 レビュー

XPS 8300は、2011年1月に発売された第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強い2011年DELL主力モデルであり、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

Studio XPS 8100の概要

【概要 その2】 XPS 8300の性能をベンチマークテスト(概要)

「新Core i5-2400やCore i7-2600を搭載するXPS 8300は、どれだけ高性能なのか?」
XPS 8300の性能を知るために、旧Core 2 DuoやCore i3、新旧Core i5/i7を含めた各種ベンチマークテストを実施しました。

このページではWindowsエクスペリエンス値、定番ベンチマークテストのPCMARK05とPCMARKVANTAGE、CPUの底力を知ることができるCINEBENCH のスコアをご紹介します。他の各種ベンチマークテストは、後日別ページにて徹底比較します。

ベンチマークテストした各パソコンの仕様は以下のとおりです。

今回比較したカスタマイズ構成一覧
比較対象 旧Inspiron 530
その1
旧Inspiron 530
その2
Inspiron 580 旧Studio XPS 8100 XPS 8300
その1
XPS 8300
その2
【参考】
ノートパソコン XPS 15
CPU
(定格動作周波数)
Core 2 Duo E6320
(1.86GHz)
Core 2 Duo E8500
(3.16GHz)
Core i3-530
(2.93GHz)
Core i7-870
(2.93GHz)
Core i5-2400
(3.1GHz)
Core i7-2600
(3.4GHz)
Core i7-740QM
(1.73GHz)
メモリ 4GB 4GB 4GB 4GB 4GB 4GB 4GB
ハードディスク 500GB 500GB 500GB 500GB 500GB 500GB 600GB
ビデオコントローラ GeForce GT8600 256MB GeForce GT8600 256MB GeForce G310 512MB Radeon HD 5770 1GB Radeon HD 5450 1GB Radeon HD 5770 1GB GeForce GT 435 2GB
製品概要 Inspiron 530 レビュー Inspiron 530 レビュー Inspiron 580 レビュー Studio XPS 8100 レビュー XPS 8300
(DELL公式ページ)
XPS 8300
(DELL公式ページ)
XPS 15
(DELL公式ページ)
備考 約3年半前の普及価格帯CPUを搭載 約3年前の上位CPUを搭載 現行Core i3の下位CPU+ローエンドビデオコントローラの組み合わせ 昨年大人気だったCore i7-870+Radeon HD 5770の組み合わせ XPS 8300の低価格構成 XPS 8300の高性能構成 売れ筋ミドルレンジノート

Windowsエクスペリエンス値

XPS 8300(Core i7-2600+Radeon HD 5770)におけるWindowsエクスペリエンス値
XPS 8300(Core i7-2600+Radeon HD 5770)におけるWindowsエクスペリエンス値

Windowsエクスペリエンス値の性能比較
比較対象 旧Inspiron 530
その1
旧Inspiron 530
その2
Inspiron 580 旧Studio XPS 8100 XPS 8300
その1
XPS 8300
その2
【参考】
ノートパソコン XPS 15
備考
プロセッサ 4.8 6.5 6.9 7.5 7.4 7.6 7.1 Core i5-2400は7.4、Core i7-2600は7.6とハイスコア。Windows7の基本動作であれば、過大性能かも。
メモリ 6.4 6.5 5.9 7.5 7.6 7.6 5.9 新旧Core i7は7.5〜7.6とかなり高速。下位Core i3やノートパソコンは5.9までスコアが落ちる。
グラフィックス 6.4 6.4 5.0 7.4 4.9 7.4 6.6 XPS 8300でカスタマイズ可能なエントリービデオコントローラRadeon HD 5450はモノ足りず。
ゲーム用グラフィックス 6.4 6.4 5.9 7.4 6.2 7.4 6.6 XPS 8300を選ぶなら、Radeon HD 5770がバランス良し。
ハードディスク 5.9 5.9 5.9 5.9 5.9 5.9 5.9 大差なし。SSDへの換装も検討の余地あり。
※旧Inspiron 530 その1:Core 2 Duo E6320(1.86GHz)+GeForce GT8600 256MB
※旧Inspiron 530 その2:Core 2 Duo E8500(3.16GHz)+GeForce GT8600 256MB
※Inspiron 580:Core i3-530(2.93GHz)+GeForce G310 512MB
※旧Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz)+Radeon HD 5770 1GB
XPS 8300 その1:Core i5-2400(3.1GHz)+Radeon HD 5450 1GB
XPS 8300 その2:Core i7-2600(3.4GHz)+Radeon HD 5770 1GB
※【参考】ノートパソコン XPS 15:Core i7-740QM(1.73GHz)+GeForce GT 435 2GB

Windowsエクスペリエンス値を比較

動作が軽いWindows 7快適さを示す指標なのでスコアはそれほど差が付きませんが、それでもCore i5-2400はやCore i7-2600は従来のCPUを圧倒しています。メモリスコアも高いので、画像や動画用途になると差が付きそうです。

ビデオコントローラについては、XPS 8300を購入するならミドルレンジRadeon HD 5770がおすすめでしょうか。Radeon HD 5450は、ブルーレイやハイビジョン映像の再生支援用途であれば十分ですが、3Dゲームには対応できません。

実負荷を想定したベンチマークソフト「PCMark05」

PCMARK05 XP起動状態を計測
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。

PCMARK05の性能比較
比較対象 旧Inspiron 530
その1
旧Inspiron 530
その2
Inspiron 580 旧Studio XPS 8100 XPS 8300
その1
XPS 8300
その2
【参考】
ノートパソコン XPS 15
備考
CPUスコア 4735 7932 7796 10651 11557 12854 7565 Core i7-2600はCore i7-870の約2割増し。
Memoryスコア 4322 6135 6640 11212 11159 12633 8373 Core i7-2600はメモリ周りがかなり高速なので、画像や動画用途に最適。
Graphicsスコア 6128 6887 4420 14700 4867 18534 6674 Radeon HD 5450は物足りないが、ハイビジョン映像再生支援程度であれば十分使えそう。
※旧Inspiron 530 その1:Core 2 Duo E6320(1.86GHz)+GeForce GT8600 256MB
※旧Inspiron 530 その2:Core 2 Duo E8500(3.16GHz)+GeForce GT8600 256MB
※Inspiron 580:Core i3-530(2.93GHz)+GeForce G310 512MB
※旧Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz)+Radeon HD 5770 1GB
XPS 8300 その1:Core i5-2400(3.1GHz)+Radeon HD 5450 1GB
XPS 8300 その2:Core i7-2600(3.4GHz)+Radeon HD 5770 1GB
※【参考】ノートパソコン XPS 15:Core i7-740QM(1.73GHz)+GeForce GT 435 2GB

PCMARK05各スコアを比較

新Core i7-2600が突出したスコアを計測。メモリ周りも高速なので、処理負荷が重い作業に最適です。旧Core i7-870もかなり速いですが、Core i7-2600と比べると目劣りしますね。Core 2 DuoやCore i3は完全に力負けしており、現行ノートパソコンのCore i7でもCore i7-2600の約半分程度の性能しかありません。約3年半前の普及版Core 2 Duo E6320のCPUスコアは4735しかなく、Core i7-2600の約1/3程度です。

画像や動画用途を想定したベンチマークソフト「PCMark Vantage」

高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMark Vantage」を使ってXPS 8300の性能を測定しました。

PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 旧Inspiron 530
その1
旧Inspiron 530
その2
Inspiron 580 旧Studio XPS 8100 XPS 8300
その1
XPS 8300
その2
【参考】
ノートパソコン XPS 15
備考
PCMark Suite 3274 6359 9184 9524 10499 6093 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 2523 3841 6883 5552 7820 4412 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 2045 4222 6077 5840 6613 4349 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 2609 5001 9687 6202 10450 6036 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 3463 6009 8293 8968 9157 5971 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 4154 5995 7651 11887 12129 4590 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
Productivity Suite 3339 5613 7532 7614 6462 4853 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 2870 4387 5287 5395 5331 4007 ハードディスクの速度を計測。
※旧Inspiron 530 その1:Core 2 Duo E6320(1.86GHz)+GeForce GT8600 256MB
※旧Inspiron 530 その2:Core 2 Duo E8500(3.16GHz)+GeForce GT8600 256MB
※Inspiron 580:Core i3-530(2.93GHz)+GeForce G310 512MB
※旧Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz)+Radeon HD 5770 1GB
XPS 8300 その1:Core i5-2400(3.1GHz)+Radeon HD 5450 1GB
XPS 8300 その2:Core i7-2600(3.4GHz)+Radeon HD 5770 1GB
※【参考】ノートパソコン XPS 15:Core i7-740QM(1.73GHz)+GeForce GT 435 2GB

PCMark Vantageでの性能比較

スコアのバラツキが多少ありますが、全体的にCore i7-2600が強いです。重い用途になるとCore i5-2400はCore i7-2600に引き離される傾向が見受けられ、総合的な性能はCore i5-2400<旧Core i7-870<Core i7-2600というイメージを受けました。マルチメディア系用途であれば、Core i7-2600が一押しですね。

Core 2 Duo E8500(3.16GHz)も動作周波数は高いですが、Core i7-2600の約3〜5割程度のスコアしかありません。同時期のパソコンをお持ちの方がXPS 8300に乗り換えると、ベンチマーク上のスコア差だけでなく、劇的な体感差も味わえそうですね。パソコンの寿命は約3〜5年前後が一般的なので、新Core i5/i7への乗り換えに最適な時期と言えるのではないでしょうか。

CPUの底力を知るベンチマークソフト「CINEBENCH」

CINEBENCH
「CINEBENCH R10」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフトです。

CINEBENCH R10でベンチマーク測定
比較対象 旧Inspiron 530
その1
旧Inspiron 530
その2
Inspiron 580 旧Studio XPS 8100 XPS 8300
その1
XPS 8300
その2
【参考】
ノートパソコン XPS 15
備考
シングルスレッドスコア 1898 3472 3830 4722 5518 6126 3878 新Core i5や新Core i7はターボブーストによる動作周波数アップが高い。
マルチスレッドスコア 3614 6616 8682 17753 18800 23039 10789 マルチスレッド対応アプリでは、新Core i7が驚異的な強さを発揮。
処理完了時間 244秒 133秒 101秒 49秒 47秒 38秒 81秒 3年前のCPUと比べると、劇的な処理時間短縮を実現。
※旧Inspiron 530 その1:Core 2 Duo E6320(1.86GHz)+GeForce GT8600 256MB
※旧Inspiron 530 その2:Core 2 Duo E8500(3.16GHz)+GeForce GT8600 256MB
※Inspiron 580:Core i3-530(2.93GHz)+GeForce G310 512MB
※旧Studio XPS 8100:Core i7-870(2.93GHz)+Radeon HD 5770 1GB
XPS 8300 その1:Core i5-2400(3.1GHz)+Radeon HD 5450 1GB
XPS 8300 その2:Core i7-2600(3.4GHz)+Radeon HD 5770 1GB
※【参考】ノートパソコン XPS 15:Core i7-740QM(1.73GHz)+GeForce GT 435 2GB

CINEBENCH R10のスコア比較

CPU単体の性能を調べるベンチマークテストだけあって、最新CPUほど高性能化が目立ちます。古いアプリケーションでの動作を想定したシングルスレッドテストでも約3年間のCPUの2〜3倍、約1年前のCPUでも1.5倍近いスコア差が確認できます。

最新アプリケーションでの動作を想定したマルチスレッドテストになると、コア数/スレッド数が多い旧Core i7-870や新Core i2400/Core i7-2600が劇的にスコアを伸ばしています。CPUの技術進歩はスゴイですね。

旧Core i7を過去のモノにする性能を誇るCore i7-2600

数多くあるベンチマークテストの中で、Windowsエクスペリエンス値、PCMARK05、PCMARKVANTAGE、CINEBENCHのスコア比較をご紹介しましたが、特にCore i7-2600の高性能さが際だちます。費用対効果を考えるとCore i7-870同等の性能を有するCore i5-2400もアリですが、後日ご紹介する動画エンコードでもかなり強さを発揮しますので、私の一押しはやはりCore i7-2600でしょうか。

新Core i7と旧Core i7との性能差については、XPS 8300のベンチマークテストを実施するまで半信半疑だったのですが、昨年パソコン市場を席巻したCore i7-870を寄せ付けない強さは本物であり、2011年の主力CPUと位置付けられるだけの存在感はスゴイです。

Webサイト閲覧や文書作成、デジカメ写真の保存など処理負荷が軽い用途には過大性能ですが、

  • 画像や動画の編集が主用途である
  • とにかく性能にこだわりたい
  • パソコンを長く快適に使いたい

という方は、XPS 8300の1択で良いと思います。

処理負荷が重くなるほど恩恵を受けることができるCore i7-2600を搭載したXPS 8300は、ヘビーユーザーにこそ狙って頂きたいパソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 8300が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

XPS 8300
第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8300

 詳細はXPS 8300(DELL公式ページ)をご参照ください。

【概要 その1】 2011年の主力CPUを搭載するハイエンドデスクトップ<<  >>【概要 その3】 兄弟機種Studio XPS 7100、Studio XPS 9100と比べてみると?

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