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XPS 8300レビューをご紹介!XPS 8300の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/3/12
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XPS 8300 レビューTOP > XPS 8300に高速なSSDを換装する方法 【ベンチマーク比較 その1】 Windows7のエクスペリエンス値と起動時間、アプリケーションの起動時間、各種ベンチマークスコア、消費電力を比較

DELLハイエンドデスクトップ XPS 8300 レビュー

XPS 8300は、2011年1月に発売された第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強い2011年DELL主力モデルであり、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 8300に高速なSSDを換装する方法

【ベンチマーク比較 その1】 Windows7のエクスペリエンス値と起動時間、アプリケーションの起動時間、各種ベンチマークスコア、消費電力を比較

今回テストしたXPS 8300のカスタマイズ構成は、以下のとおりです。

今回ベンチマークスコアを比較するXPS 8300のカスタマイズ構成
CPU名 XPS 8300(HDD) XPS 8300(SSD)
OS Windows 7 Home Premium 64bit版 Windows 7 Home Premium 64bit版
CPU(定格動作周波数) Core i7-2600(3.40GHz) Core i7-2600(3.40GHz)
メモリ 4GB(2GB×2) 4GB(2GB×2)
ハードディスク 500GB(7200回転/分)
「WDC WD5000AAKS-75V0A0」
64GB(SSD)
「crucial RealSSD C300
(C300-CTFDDAC064MAG)」
ビデオコントローラ Radeon HD 5770 1GB Radeon HD 5770 1GB

ハードディスク以外は、同じ条件を設定。予算重視なら低価格構成Core i5-2400+SSDというカスタマイズもありでしょう。

Windows エクスペリエンス インデックス値

Windows 7の動作快適性を表す「Windows エクスペリエンス インデックス値」を調べてみます。

Windows エクスペリエンス インデックス値を比較
CPU名 XPS 8300(HDD) XPS 8300(SSD)
プロセッサ 7.6 7.6
メモリ 7.6 7.6
グラフィックス 7.4 7.4
ゲーム用グラフィックス 7.4 7.4
ハードディスク 5.9 7.8
基本スコア 5.9 7.4
※XPS 8300(HDD) : Core i7-2600(3.40GHz)+4GBメモリ+Radeon HD 5770 1GB+500GBハードディスク
※XPS 8300(SSD) : Core i7-2600(3.40GHz)+4GBメモリ+Radeon HD 5770 1GB+64GB SSD

Windows 7の動作がどの程度快適かを示すエクスペリエンス値は5.9→7.8まで大きくに向上。SSDへの換装前は、CPUやメモリのスコアに大きく差を開けられていましたが、一躍トップに躍り出ました。一番低いサブスコアも5.9→7.4になり、XPS 8300の性能底上げに成功しています

Windows7の起動時間とアプリケーションの起動時間

次にご紹介するのが、Windows7の起動時間とアプリケーションの起動時間です。パソコンを毎日使う方であれば、Windows7やアプリケーションの起動時間が少しでも短いとかなり快適になります。「ハードディスクからSSDに換装することによって、どの程度速くなるのか?」という疑問について調べてみました。

調査項目は、

Windows7 起動時間
XPS 8300の電源を入れて、デスクトップ画面にアプリ「DELL STAGE」が表示されるまでの時間を測定
iTunes 起動時間
Apple社の定番音楽管理ソフト iTunesの起動時間を測定
PhotoShop Elements 9 起動時間
数多くファイルを読み込む画像編集ソフトPhotoShop Elements 9が起動完了するのにかかる時間
Premiere Elements 9 起動時間
PhotoShop Elements 9よりも読み込みファイルが多い動画編集ソフトPremiere Elements 9が起動完了するのにかかる時間

とし、それぞれ3回の平均を取りました。各アプリケーションについては、Windows7起動後、一番最初に起動する際に必要とした時間を計測しています。手動ストップウォッチで測定したので、多少の誤差はお許しください。

では、結果です。

Windows7と各アプリケーションの起動時間を比較
記録媒体 HDD SSD 備考
Windows7起動時間 63秒 22秒 もともと速いWindows7の起動時間ですが、SSD換装によってさらに速くなります。Windows7の起動ロゴがすぐ消える様は驚きの一言です。
iTunes 起動時間 7秒 2.5秒 利用者が多いiTunesでも、体感できるほど時間短縮されました。
PhotoShop Elements 9 起動時間 11秒 4.5秒 起動時間が長いPhotoShop Elements 9なら、時間差はさらに広がります。
Premiere Elements 9 起動時間 31秒 12秒 起動時間がさらに長いPremiere Elements 9だと、かなりの時間差です。

Windows7と各アプリケーションの起動時間を比較
SSDに換装するとWindows7の起動時間はもちろん、各種アプリケーションの起動時間は劇的に短縮しました。これだけでもSSDに換装する価値がありますね。

ベンチマークテストで詳細比較

データ転送速度を計測するベンチマークソフト「CrystalDiskmark 3.0」のスコアを比較します。

ハードディスク RealSSD C300
CrystalDiskmark 3.0におけるデータ量100MB時のスコアを比較。左がXPS 8300に搭載されていたハードディスク、右がRealSSD C300です。

各スコア共、左列が読出速度/右列が書込速度を示し、Seqは大きな連続データ、512Kと4Kは各サイズでのアクセス速度、4K QD32は4Kのデータへ同時にアクセスした速度を示します。SSDは、Seq/512Kの書込速度こそハードディスクに劣りますが、そのほかの項目では数倍〜数十倍ものスコアを叩き出し、特に実作業を想定したランダムアクセス(テスト項目下側)でかなりのスコア差が確認できます。

消費電力は?

消費電力も調べてみました。

消費電力を比較
CPU名 XPS 8300(HDD) XPS 8300(SSD)
CINEBENCHR11ベンチマーク時(CPU負荷最大を想定)(W) 139 130
FF14ベンチマーク時(グラフィック負荷最大を想定)(W) 158 144
アイドル時(W) 52 45
※XPS 8300(HDD) : Core i7-2600(3.40GHz)+4GBメモリ+Radeon HD 5770 1GB+500GBハードディスク
※XPS 8300(SSD) : Core i7-2600(3.40GHz)+4GBメモリ+Radeon HD 5770 1GB+64GB SSD

ハードディスクのようなディスク駆動機構がないためか、SSDに換装すると全体的に10W前後下がりました。CINEBENCHR11のようにCPUにしか負荷がかからない用途では若干の省エネですが、ハードディスクへのアクセスが頻繁な用途であれば差は広がります。消費電力の低下は、発熱の低下やファン音の低下にもつながりますので、”一石三鳥”と言ったところでしょうか。

XPS 8300が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

XPS 8300
第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8300

 詳細はXPS 8300(DELL公式ページ)をご参照ください。

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