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XPS 8500レビューをご紹介!XPS 8500の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2012/12/22
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XPS 8500 レビューTOP > XPS 8500 ベンチマーク比較 〜CPU対決編!Core i5-3350P VS Core i7-3770〜

DELLハイエンドデスクトップ XPS 8500 レビュー

XPS 8500は、第3世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強い2012年DELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 8500 ベンチマーク比較 〜CPU対決編!Core i5-3350P VS Core i7-3770〜

【CPUベンチマーク比較 その2】 各種ベンチマークテスト結果

今回ベンチマークテストを実施したXPS 8500のカスタマイズ構成は、以下のとおりです。

今回ベンチマークスコアを比較するXPS 8500のカスタマイズ構成
CPU名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
OS Windows 7 Home Premium 64bit版 Windows 7 Home Premium 64bit版
CPU(定格動作周波数) Core i5-3350P(3.1〜3.3GHz) Core i7-3770(3.4〜3.9GHz)
メモリ 8GB 8GB
ハードディスク 1TB(7200回転/分) 1TB(7200回転/分)
ビデオコントローラ ATI Radeon HD 7570 1GB ATI Radeon HD 7570 1GB

CPU以外は、同じ条件を設定。予算重視なら低価格構成Core i5-3350P、性能重視ならCore i7-3770です。

また、ビデオコントローラについては、上位のRadeon HD 7770やハイエンドのRadeon HD 7870も選べます。ビデオコントローラの性能比較については、別ページ「〜ビデオコントローラ対決編!Radeon HD 7570/7770/7870〜」で詳しくご紹介していますのでご参考にどうぞ。

アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト「PCMARK05」

PCMARK05 XP起動状態を計測
PCMARK05。アプリケーションソフトでの利用を想定したベンチマークソフト。

PCMARK05での性能比較
CPU名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
CPU 11974 14275
Memory 11961 14664

実アプリケーションでの動作を想定したPCMARK05では、Core i7-3770はCore i5-3350Pの約1.2倍のスコアを有します。

画像や動画を主用途とする、負荷が重いベンチマーク「PCMARKVANTAGE」

PCMARK05よりも、高画質写真やハイビジョン動画などマルチメディア系コンテンツに重きを置いたベンチマークソフト「PCMARKVANTAGE」を使って、同じように比較してみました。

PCMARKVANTAGEでの性能比較
機種名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2 備考
PCMark Suite 9253 11473 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 6797 7335 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 6223 7179 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 8523 9518 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 8760 9928 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 10412 13270 データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。
Productivity Suite 6474 7973 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 5285 5416 ハードディスクの速度を計測

PCMark Vantage各スコアを比較
PCMark Vantage各スコアを比較

負荷が大きいPCMARKVANTAGEでも約1.2倍超のスコアを計測。画像や動画、音楽などが主用途であれば大きな魅力を感じますね。

CINEBENCH R10

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテスト、グラフィックス描画能力を含めたOpenGLテストが実施できるCINEBENCHを使って、Core i5-3350PとCore i7-3770の実力を確認してみました。今回テストしたのは、定番「CINEBENCH R10」と最新版「CINEBENCH R11」です。

CINEBENCH
「CINEBENCH R10」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R10 Core i5-3350Pの結果
Core i5-3350Pの結果。

CINEBENCH R10での性能比較
機種名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
Single CPU Render Test 5810 6862
Multi CPU Render Test 19815 25691
OpenGL Standard Test 9484 11437
処理完了時間 44秒 34秒

CPU単独の性能比べだけあって、予想通りCore i7-3770が圧倒的に強いです。「Multi CPU Render Test」については約1.3倍のスコアを誇ります。8スレッド動作はもちろん、高い動作周波数の影響が大きいです。

CINEBENCH R11

最新版「CINEBENCH R11」
最新版「CINEBENCH R11」。美麗なグラフィックに生まれ変わっており、その分CPU負荷が上がってます。高性能CPUの性能チェックに最適です。

CINEBENCH R11 Core i5-3350Pの結果
Core i5-3350Pの結果。

CINEBENCH R11での性能比較
機種名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
CPU(シングルスレッド)(pts) 1.38 1.64
CPU(マルチスレッド)(pts) 5.15 7.47
OpenGL(FPS) 48.14 48.10

処理能力がより重い最新版CINEBENCH R11になると、Core i7-3770がさらに強さを発揮します。Core i5-3350Pと比較すると、シングルスレッドテストにおいては約1.2倍、マルチスレッドテストにおいては約1.45倍ものスコアを叩き出しました。性能重視なら、Core i7-3770一択で良いと思います。

シングルスレッド対応アプリケーションでの処理速度を測定する「Superπ」

Superπはシングルスレッド対応なのでコア数に依存せず、動作周波数に対しての処理速度を測定するベンチマーク。マルチスレッドに対応していない古いアプリケーションでの利用イメージです。今回は、円周率を419万桁および3566万桁まで計算するのに必要な時間を比較します。

Superπ Core i5-3350Pの結果
左がCore i5-3350Pの結果。動作周波数の差がそのまま影響してます。

Superπでの性能比較
CPU名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
搭載CPU Core i5-3350P Core i7-3770
定格動作周波数 3.1GHz 3.4GHz
最大動作周波数 3.3GHz 3.9GHz
円周率を419万桁計算するのにかかった時間 0分58秒(58秒) 0分48秒(48秒)
円周率を3355万桁計算するのにかかった時間 10分10秒(610秒) 8分44秒(524秒)

SUPERπで419万桁と3355万桁を計算するのにかかった時間を比較。計算量が比較的少ない419万桁ではCore i5-3350PとCore i7-3770に大きな差は確認できませんでしたが、計算量が多い3355万桁ではかなりの差です。最大動作周波数が0.6GHzも違うので当然ですね。

3Dゲーム定番ベンチマークテスト「3DMark06」

ゲームに関するCPUの影響も調べてみました。

3Dグラフィックの描画能力を計測できる3DMark06
3Dグラフィックの描画能力を計測できる3DMark06

3DMark06での性能比較
機種名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
3DMark Score
(表示解像度:1920×1200)
8152 8338

3DMARK06は、比較的古い3Dゲームを想定したベンチマークテストなので、Core i7-3770でも有利性は確認できません。

【比較的動作が軽い実ゲーム】 ストリートファイターWのベンチマークテスト比較

定番のストリートファイターWベンチマークテストを実施しました。設定は、高解像度1920×1200です。

 ストリートファイターWのベンチマークテスト

ストリートファイターWのベンチマークテストでの性能比較
機種名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
1920×1200 9822
74.33FPS
9828
74.43FPS
※上はスコア、下はFPS。

ストリートファイターWは比較的動作が軽いゲームなので、上記3DMark06と同様、CPUの影響はほとんどありません。ゲーム用途であれば、CPUよりもビデオコントローラに投資してください。

【その2 かなり動作が重い実ゲーム】 ファイナルファンタジー14のベンチマークテストで比較

動作が重いファイナルファンタジー14のベンチマークテストを試してみました。設定は、標準1280×720と高解像度1920×1080の2種類です。

ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト結果

ファイナルファンタジー14のベンチマークテストでの性能比較
機種名 XPS 8500 その1 XPS 8500 その2
1280×720 2359(やや重い) 2363(やや重い)
1920×1800 1268(動作困難) 1267(動作困難)

ビデオコントローラの性能がより重視されるので、CPUの影響は全くといって良いほどありませんでした。

長く使うならCore i7-3770に投資する価値あり

各種ベンチマーク結果をご紹介しましたが、私のおすすめはCore i7-3770です。

Core i7-3770は8スレッド動作するので、最新のマルチスレッド対応ソフト環境だと劇的な速さを発揮しますし、最高動作周波数についてもCore i5-3350Pと比べて0.6GHzも高く、古いシングルスレッド対応ソフト環境でも2割程度の速度アップが見込めます。パソコン自作ユーザーにも高い人気を誇るCPUなので、長い目で見ても損することはないはずです。

反面、Core i5-3350Pの購入メリットをあげるとすれば、お得感のある価格設定でしょうか。8スレッド動作こそしないものの動作周波数は定格でも3.1GHzあるので、性能にこだわらなければ十分実用的です。ただし、Core i7-3770との価格差は1万円以下程度なので、将来の投資と考えてCore i7-3770を選んで頂きたいですね。

どちらにしても、予算と用途にあわせてご検討ください。

XPS 8500が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

XPS 8500
第3世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8500

 詳細はXPS 8500(DELL公式ページ)をご参照ください。

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