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XPS 8700レビューをご紹介!XPS 8700の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2013/6/16
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XPS 8700 レビューTOP > XPS 8700の概要 【概要 その3】 32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー)を試す!

DELLハイエンドデスクトップ XPS 8700 レビュー

XPS 8700は、第4世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強い2013年DELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 8700の概要

【概要 その3】 32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー)を試す!

XPS 8700を購入するためにカスタマイズ項目を検討していると、「ハードドライブ」の項目に「2TB SATA HDD(7200回転) + 32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応)」という記載があります。

インテル スマート・レスポンス・テクノロジーって何?

インテル スマート・レスポンス・テクノロジーは、システムやアプリケーションの起動やデータの読み書きを高速化する技術のことです。音楽や動画のようなメディアコンテンツ用途はもちろん、普段のWebサイト閲覧やビジネス用途でもその速さを体感できます。

32GB SSDの有無でベンチマーク結果を比較

2013年6月15日現在では、32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応)は上位パッケージでしか選べない特別なパーツなので、どの程度性能に影響するのか気になる方も多いと思います。

そこで今回、32GB SSDのキャッシュ機能をON・OFFして、性能比較を実施してみました。上位パッケージを狙う価値があるか参考にしてみてください。

私が購入したXPS 8700に搭載されていた32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応)
私が購入したXPS 8700に搭載されていた32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応)。MSATAと呼ばれるスロットに接続されています。

XPS 8700に搭載されていたSSDを拡大
XPS 8700に搭載されていたSSDを拡大。韓国製「MZ-MPC032D」でした。

ノートパソコン用ハードディスクと大きさを比較
【参考】ノートパソコン用ハードディスクと大きさを比較。SSDはかなり小さいですね。

結論から申しますと、32GB SSDを搭載すると劇的にスコアが向上します。性能重視ユーザーは、積極的に狙っていただきたいですね。

今回比較したカスタマイズ構成一覧
比較対象 XPS 8700(SSDなし) XPS 8700(SSDあり)
CPU Core i7-4770 Core i7-4770
メモリ 16GB 16GB
ハードディスク 2TB 2TB(+32GB SSD)
ビデオコントローラ GeGorce GTX 660 GeGorce GTX 660

SSDなし SSDあり
CrystalDiskmark 3.0におけるスコアを比較。左がSSDなし、右がSSDありです。
各スコア共、左列が読出速度/右列が書込速度を示し、Seqは大きな連続データ、512Kと4Kは各サイズでのアクセス速度、4K QD32は4Kのデータへ同時にアクセスした速度を示します。

一目でわかるほどアクセス速度が向上しているのがわかります。連続Seqはもちろん、実際の利用状況に大きく影響するQD32は4Kは別次元です。一昔前の単体SSDにも匹敵するほどの性能で、まるで容量2TBのSSDを搭載しているかのような印象すら受けました。

余談ですが、「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」画面にて、SSDを標準の「拡張モード」から「高速モード」に変更できます。書き込み速度が向上しますので、性能重視の方におすすめです。

「高速モード」に変更した場合のCrystalDiskmark 3.0スコア
「高速モード」に変更した場合のCrystalDiskmark 3.0におけるスコア。右列のWrite(書込速度。特に4K)が飛躍的に向上します。

SSDにおける拡張モードと高速モードの違い
【参考】SSDにおける拡張モードと高速モードの違い

実作業を想定したベンチマークソフ「PCMark 7」で比較

実作業を想定したベンチマークソフト「PCMark 7」を使ってXPS 8700の性能を測定しました。

PCMark 7での性能比較
比較対象 XPS 8700(SSDなし) XPS 8700(SSDあり)
(標準設定の拡張モード)
備考
PCMark 3530 5321 総合スコア
Lightweight 2422 5113 Webブラウジング、画像表示、テキスト編集
Productivity 2236 5089 Webブラウジング、データの暗号化
Creativity 3633 5433 画像表示、動画変換
Entertainment 4585 5316 動画再生・変換、Webブラウジング、グラフィック描画
Computation 5497 6590 動画変換(高解像度)
System storage 1806 4872 ハードディスクへのアクセス速度(Windows Defender、Windows Media Center、画像・動画・音楽、アプリケーション起動、ゲーム)

PCMark 7での性能比較
見て驚愕。SSDを搭載する効果は高いです。総合スコアのPCMarkでは約1.5倍、アクセス速度のSystem storageでは約2.7倍と驚異的。データの読み書き頻度が高い項目で特にスコアアップが確認できました。

全体的にSSDの効果は大きく、コストパフォーマンスは高いです。特に、細かいデータを高頻度で読み書きする用途であれば、大きな体感差を得られます。実際に作業しても、その差は体感できるほどでした。パソコンの使用頻度が高い方は、ぜひ狙っていただきたいですね。

1年以上前のパソコンからの買い換えがおすすめ

前ページでご紹介したベンチマーク(概要)や今ページの32GB SSD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー)の効果を見ると、XPS 8700はかなりの高コストパフォーマンスを有します。

Webサイト閲覧や文書作成、デジカメ写真の保存など処理負荷が軽い用途には過大性能ですが、

  • 画像や動画の編集が主用途である
  • 周辺機器をたくさん接続できる拡張性が欲しい
  • パソコンを長く快適に使いたい

という方は、XPS 8700をぜひ狙ってみてください。

余談ですが、この記事を書いている時点で、Core i7-3770を搭載する前機種XPS 8500が販売終了間近です。価格重視の方は今が狙い目かもしれません。どちらを選択するかのご判断は、お早めにどうぞ♪

XPS 8700が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪

XPS 8700
第4世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8700

 詳細はXPS8700(DELL公式ページ)をご参照ください。

【概要 その2】 XPS 8700の性能をベンチマークテスト(概要)<<  >>【【本体チェック その1】 XPS 8700の前面をチェック

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