マウスコンピューター LM-iH410B/MDV-GZ7700B-SH2 徹底比較レビュー
マウスコンピューター LM-iH410B/MDV-GZ7700B-SH2は、DELLのライバルとして名高いマウスコンピューターが販売している主力機種です。

- (レビューその1) マウスコンピューター売れ筋ランキング上位のミニタワー型「LM-iH410B」とタワー型「MDV-GZ7700B-SH2」
- (レビューその2) マウスコンピューター LM-iH410B/MDV-GZ7700B-SH2の性能を比較
- (レビューその3) マウスコンピューター LM-iH410B の外観をチェック
- (レビューその4) マウスコンピューター MDV-GZ7700B-SH2の外観をチェック
(レビューその1) マウスコンピューター売れ筋ランキング上位のミニタワー型「LM-iH410B」とタワー型「MDV-GZ7700B-SH2」
今回ご紹介するのは、DELLのライバルとして名高いマウスコンピューターが販売しているデスクトップパソコンのうち、ミニタワー型で売れ筋ランキング上位の「LM-iH410B」と、タワー型で売れ筋ランキング上位のMDV-GZ7700B-SH2です。マウスコンピューターさんから標準構成の機材をお借りできましたので、徹底比較レビューしてみました。

左がミニタワー型で売れ筋ランキング上位の「LM-iH410B
」、右がタワー型で売れ筋ランキング上位の「MDV-GZ7700B-SH2
」です。前者はCore i5を搭載するお買い得モデル、後者は高性能なCore i7やグラフィックボード、高速なSSDを搭載するハイエンドモデルです。
カスタマイズ構成と参考価格を比較
2機種の特徴やカスタマイズ構成、価格などを比較してみました。
以下、標準構成です。マウスコンピューターでは、非常に多くのカスタマイズが可能ですので、詳細についてはマウス公式ホームページでご確認ください。
カスタマイズ構成と価格を比較
機種名 |
LM-iH410B |
MDV-GZ7700B-SH2 |
備考 |
タイプ |
ミニタワー型 |
タワー型 |
本体の大きさが結構違います |
OS |
Windows 7/10 |
Windows 7/10 |
同じ |
CPU |
インテル Core i5-6400 プロセッサー
(4コア/2.70GHz/TB時最大3.30GHz/6MB スマートキャッシュ) |
インテル Core i7-6700 プロセッサー
(4コア/3.40GHz/TB時最大4.00GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応) |
高コストパフォーマンスのCore i5、高性能なCore i7 |
グラフィックス |
インテル HDグラフィックス 530 |
GeForce GTX 960 |
GeForece GTX 960があればームプレイも快適 |
メモリ |
8GB PC3-12800 (8GB×1) |
16GB PC4-17000 (8GB×2/デュアルチャネル) |
動画編集などをするなら、大容量、かつ、高速なPC4-17000がおすすめ |
ストレージ(1nd:システム用) |
1TB 7200rpm (6Gbps) |
240GB SSD(6Gbps) |
システム用にSSDを搭載しているとかなり快適 |
ストレージ(2nd:データ保存用) |
− |
2TB 7200rpm(6Gbps) |
データ保存用にハードディスクがあると便利 |
チップセット |
インテル H110 Express (Micro ATX ) |
インテル Z170 Express (ATX) |
チップセットの差はあまり感じないかも |
光学ドライブ |
DVDスーパーマルチドライブ |
DVDスーパーマルチドライブ |
同じ |
カードリーダー |
− |
マルチカードリーダー
[対応メディア:SDメモリーカード(SDXC,SDHC,microSD 含む)、メモリースティック(Pro,Micro(M2)
含む)、xDピクチャーカード、マルチメディアカード (MMC4.0 含む)] |
デジカメ写真を取り込むなら、マルチカードリーダーがあると便利 |
キーボード/マウスポート |
2 (PS/2 Mini DIN 6ピン) |
1 (PS/2 Mini DIN 6ピン) |
PS/2接続のマウスやキーボードを使う方は少ないと思います |
USB2.0ポート |
4 (背面×2、前面×2) |
2 (背面×2) |
前面にUSB端子が多いと、USBメモリなどの利用に便利 |
USB3.0ポート |
2 (背面×2) |
6 (背面×4、前面×2) USB前面ポートは、常時給電対応します。 |
背面にUSB端子が多いと、周辺機器の接続に便利 |
イーサネット |
1(1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45)) |
1 (1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45)) |
同じ |
サウンド |
ラインイン(背面×1)、ラインアウト(背面×1)、ヘッドフォン(前面×1)、マイク入力 (モノラル 前面×1/背面×1) |
ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン(前面×1)、マイク入力 (モノラル 前面×1/背面×1)、リアスピーカー、センター・サブウーファー、サイドスピーカー |
サラウンド環境を楽しむなら、リア/サブウーハー/サイドが必要 |
PCI Express x16 |
1 (空き 1) |
2 (空き1) ※下段のスロットは×4動作となります。 |
将来、何を拡張する可能性があるかを検討 |
PCI Express x1 |
3 (空き3) |
4(空き4) |
将来、何を拡張する可能性があるかを検討 |
3.5型ベイ |
オープン×1(空き1) / シャドウ×2(空き1) |
シャドウ×6 (空き4) |
将来、何を拡張する可能性があるかを検討 |
5.25型ベイ |
オープン×2(空き1) |
オープン×3 (空き2) |
将来、何を拡張する可能性があるかを検討 |
マウス |
−(カスタマイズは可能) |
USB光学式スクロールマウス(標準構成) |
標準マウス |
キーボード |
−(カスタマイズは可能) |
USB日本語キーボード(標準構成) |
標準キーボード |
電源 |
350W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUSR BRONZE(ブロンズ)】 |
500W/AC 100V(50/60Hz) 【80PLUSR SILVER(シルバー)】 |
将来長く使うなら、出力が高くてより高効率な電源がおすすめ |
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) |
170×403×360 |
190×490×410 |
本体の大きさが結構違います |
重量(本体) |
約7.4kg |
約10.6kg |
本体の重さが結構違います |
参考価格(2016年4月22日現在、構成価格(配送料・消費税抜き) |
64,800円 (税別)〜 |
134,800円(税別)〜 |
価格も大きく違いますが、これだけ性能が違うと当然 |
製品公式ページ |
LM-iH410B
 |
MDV-GZ7700B-SH2
 |
詳細は公式ページでご確認ください |
外観を徹底比較
以下に2機種の比較をご紹介します。個々の詳細レビューについては、後ページ「(レビューその3) マウスコンピューター LM-iH410B の外観をチェック」または「(レビューその4) マウスコンピューター MDV-GZ7700B-SH2の外観をチェック」でご紹介します。

下方向から比較。
左がミニタワー型で売れ筋ランキング上位の「LM-iH410B」、右がタワー型で売れ筋ランキング上位のMDV-GZ7700B-SH2です。

MDV-GZ7700B-SH2(右)は、本体ケースが大きい分、光学ドライブを搭載する5.25型ベイが1ヶ多いです。


その分、LM-iH410Bは前面をプッシュするとパネルが開いて、3.5インチベイが出てくる構造になっています。

MDV-GZ7700B-SH2(右)は、前面にUSB3.0×2ヶ、マルチカードリーダーが配置されています。

LM-iH410B(左)は吸気用のメッシュがなく、吸気サイズも小さいです。MDV-GZ7700B-SH2(右)は吸気用のメッシュがあり、吸気サイズが大きいです。

MDV-GZ7700B-SH2(右)は下からも吸気可能です。

MDV-GZ7700B-SH2(右)を下から見ると、これだけ吸気口が確保されているのがわかります。

MDV-GZ7700B-SH2(右)はUSB3.0×2ヶが多く、音声入出力端子も豊富です。また、グラフィックスカードを搭載しており、拡張スロットも2ヶ多いです。

音声入出力端子を比較。
左がLM-iH410B、右がMDV-GZ7700B-SH2です。

側面を比較。
左がLM-iH410B、右がMDV-GZ7700B-SH2です。
MDV-GZ7700B-SH2(右)は奥行きがありますが、吸気能力に余裕があるためか側面のメッシュ面積は少ないです。

底面を比較。
左がLM-iH410B、右がMDV-GZ7700B-SH2です。
MDV-GZ7700B-SH2(右)は奥行きがあります。

底面のスタンドを拡大。
左がLM-iH410B、右がMDV-GZ7700B-SH2です。
MDV-GZ7700B-SH2(右)はスタンドが大きく平たいため、安定感があります。
内部を徹底比較

内部を比較。
左がLM-iH410B、右がMDV-GZ7700B-SH2です。
MDV-GZ7700B-SH2(右)は拡張性が格段に上です。

MDV-GZ7700B-SH2のグラフィックカードを拡大。今回はハイエンドな「GeForce
GTX 960」を搭載しています。

メモリを比較。
左がLM-iH410Bの安価なDDR3Lメモリ(一般的なタイプでこれでも高性能です)、右がMDV-GZ7700B-SH2のより高速なDDR4Lメモリです。

MDV-GZ7700B-SH2には、m.2スロット(82mm)が搭載されていますので、高速なSSDも搭載可能です。

(参考)個人的に所有しているm.2スロット(82mm)のSSD

電源ユニットを比較。
左がLM-iH410Bの標準的な電源、右がMDV-GZ7700B-SH2の高品質な電源です。どちらも高性能な「80PLUSR」電源ですが、前者はBRONZE(ブロンズ)、後者はワンランク上のSILVER(シルバー)です。

MDV-GZ7700B-SH2の電源ユニットはSILVER(シルバー)なので、高品質な部品が数多く採用されています。

ケース内部のファンを比較。
左がLM-iH410Bの標準的な9cmファン、右がMDV-GZ7700B-SH2の大きな12cmファンです。

前面パネルの表面を拡大。
LM-iH410Bは一般的な質感(ザラザラ感)です。

前面パネルの表面を拡大。
MDV-GZ7700B-SH2は高級感がある質感(しっとり感)です。

MDV-GZ7700B-SH2には、内部へアクセス可能な穴が2つ確保されています。

CPUクーラーの固定ネジを拡大。
LM-iH410Bは一般的な固定ネジです。

CPUクーラーの固定ネジを拡大。
MDV-GZ7700B-SH2は少ししっかりした大きめの固定ネジです。
キーボードとマウスをチェック

MDV-GZ7700B-SH2に標準搭載されているキーボード。シンプルで使いやすいです。
なお、LM-iH410Bでもオプションでカスタマイズ可能です。

キーを拡大。フラットなので、好みは分かれるかもしれません。お好みのキーボードがあれば、そちらをおすすめします。

キーストロークをチェック。少し深いので、こちらも好みはわかれるかもしれませんが、他メーカーの標準キーボードとほぼ同じ印象でした。

MDV-GZ7700B-SH2に標準搭載されているマウス。これもシンプルで使いやすいです。 なお、LM-iH410Bでもオプションでカスタマイズ可能です。

クリック感は普通。浅くも深くもない印象でした。
パソコン納得購入ガイドの考察
2機種を選ぶポイントは、以下のとおりです。
ミニタワー型のLM-iH410Bを購入する利点
- 省設置スペースのミニタワー型
- コストパフォーマンスが高いCore i5プロセッサを搭載
- 最低限の接続端子や拡張性を確保
- 手頃な価格
タワー型のMDV-GZ7700B-SH2を購入する利点
- 高性能なCore i7プロセッサを搭載
- システム起動用に高速なSSDを搭載、かつ、データ保存用に大容量のハードディスクを搭載
- 高性能なグラフィックカードGeForce GTX 960を搭載
- マルチカードリーダーや豊富な接続端子を搭載
- 光学ドライブやハードディスクを増設するための5.25/3.5型ベイが豊富
- 高品質な「80PLUSR SILVER」電源や大きな12ファンを搭載など、システムの安定感が高い
- 各パーツにこだわっており、所有感に満たされる(笑)
次ページでは、2機種の性能比較したベンチマーク結果をご紹介します。
マウスコンピューター公式サイトリンク
 
パソコン納得購入ガイドがおすすめするLM-iH410B
、MDV-GZ7700B-SH2

その他のデスクトップパソコンは、マウスコンピューター / デスクトップパソコン TOP (HP公式ページ)
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- (レビューその3) マウスコンピューター LM-iH410B の外観をチェック
- (レビューその4) マウスコンピューター MDV-GZ7700B-SH2の外観をチェック
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