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ページ更新:2008/1/12
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性能差は2倍以上?Core 2 DuoとCeleronを徹底比較

Core 2 DuoプロセッサとCeleronプロセッサの性能差を詳しく知りたい方のために、詳しい基礎知識から実際の性能速度差についてご紹介します。

4.実際に使って性能差を体感する

ベンチマークソフトでは、CPUがアップグレードすることによって性能が大きく変わりました。ところがあくまで”仮想性能”であり、「実際にどれくらい快適になるのか?」という指標ではありません。

そこでこのページでは、音楽CDの取込時間やファイル圧縮、画像編集、動画エンコードなど、実際の使用目的に即した状況での性能比較を行ってみることにします。

(1)音楽をパソコンに取り込む

音楽CDをパソコン上にコピーするには、例えば、wma→mp3といったファイル形式の変換が必要になります。これらの変換作業はCPUの性能に左右されることが多いので、音楽CD1枚分を取り込む時間を比較してみることにしました。

iTuneを使って音楽CDを取り込む
iTuneを使って音楽CDを取り込む

条件

iTunesを使って、56分の音楽CDを録音。
録音形式はmp3、ビットレート196kbps(高音質設定)。

結果
比較するCPUのスペック
比較対象 最新CPU代表 一世代前CPU代表 現役低価格CPU代表
CPU名 Core 2 Duo E6750 Core 2 Duo E6320 Celeron 420
完了時間 1分57秒(117秒) 1分57秒(117秒) 3分36秒(216秒)

iTuneで音楽CDを録音する
iTuneで音楽CDを録音する

Core 2 DuoがCeleronに圧倒的な差を付けています。かかった処理時間は何と半分。音楽CDの取り込み作業などデジタルコンテンツを扱う作業であれば、Core 2 Duoはかなり有利となるようです。

ちなみに、Core 2 Duo E6750とCore 2 Duo E6320が同完了時間(共に117秒)となっているのは、光学ドライブからの読み込みがCPUの処理速度よりも遅いからと推測します。実験として、パソコンにwma形式(無圧縮)で取り込んでおいた音楽CDデータをmp3に変換する作業を行ってみると(つまり光学ドライブの転送速度は影響しない状態)、Core 2 Duo E6750の方が完了時間が早かったことを付け加えておきます。

(2)ファイル圧縮

大きな容量を持つデータを効率的に保存しておきたい場合や、他人にデータを配布したい場合には、ファイル容量を小さくする圧縮作業がかかせません。

ところがこの圧縮作業または解凍作業は、データ容量が多いと非常に圧縮時間がかかります。頻繁にファイルの圧縮・解凍する方は、できるだけ待ち時間が少ない方が快適と言えます。

条件

ファイル数330個、総データ容量500MBの文章ファイルをZIP形式に圧縮。
使用ソフトはLacha+。

結果
比較するCPUのスペック
比較対象 最新CPU代表 一世代前CPU代表 現役低価格CPU代表
CPU名 Core 2 Duo E6750 Core 2 Duo E6320 Celeron 420
完了時間 1分15秒(75秒) 1分15秒(75秒) 1分35秒(95秒)

ファイル圧縮の完了時間を比較
ファイル圧縮の完了時間を比較

ファイルの圧縮作業を比較すると、約2割の性能アップでした。音楽CD取込時のように劇的な差は生じませんが、十分Core 2 Duoの恩恵を受けていることがわかります。

(3)画像レタッチ編集

デジタル一眼レフや一部の上位コンパクトカメラでは、RAWと呼ばれる高画質モードが選択できます。

劣化が少ない写真が楽しめることから最近人気が急上昇していますが、CPUにかかる負荷が非常に重く、高性能CPUが必須となります。

一眼レフRAW現像ソフト「CaptureNX」 レタッチ編集は高性能CPUほど快適
一眼レフRAW現像ソフト「CaptureNX」。レタッチ編集は高性能CPUほど快適。

条件

ニコンのRAW現像ソフトCapture NXを使用して、100枚のRAWファイル(600万画素相当)をJPEG形式に変換。

結果
比較するCPUのスペック
比較対象 最新CPU代表 一世代前CPU代表 現役低価格CPU代表
CPU名 Core 2 Duo E6750 Core 2 Duo E6320 Celeron 420
完了時間 3分41秒(221秒) 5分01秒(301秒) 9分23秒(563秒)

画像レタッチ編集にかかった時間を比較
画像レタッチ編集にかかった時間を比較

使用したニコン製Capture NXを始め、最近の画像編集ソフトは大半が複数コアに対応していますので、Core 2 Duoを搭載していると快適性が大きく向上します。今回行ったRAW形式→JPEGへの変換時間を見ても、その実力が確認できました。

またファイル変換だけでなく、明るさ・コントラスト調整や各種効果フィルタなどの適用もCore 2 Duoの方が快適です。Celeronではもたついていた効果フィルタも、Core 2 Duoではサクサク動作しました。

デジカメで撮影した画像をパソコンで編集する機会が多い現状では、CPU性能が高いほど有利と言えます。

(4)動画ファイルのエンコード

CPUの性能を最大限に発揮できる用途の1つが、動画のエンコード作業です。複数コアに対応している場合が多く、最新CPUは必須と言えます。

 動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」 Core 2 Duoに最適化されている
動画エンコードの定番「TMPGEnc 4.0 XPress」。Core 2 Duo、Core 2 Quadに最適化されている。

条件

TMPGencを使用して、10分のDVカメラAVI動画ファイルをMPEG形式に変換。
MPEG変換後のビットレートは8Mbps(高画質)。

結果
比較するCPUのスペック
比較対象 最新CPU代表 一世代前CPU代表 現役低価格CPU代表
CPU名 Core 2 Duo E6750 Core 2 Duo E6320 Celeron 420
完了時間 5分27秒(327秒) 7分12秒(432秒) 16分34秒(994秒)

動画ファイルのエンコードにかかった時間を比較
動画ファイルのエンコードにかかった時間を比較

当初の予想通り、今回の比較で一番の性能差を計測しました。特にCore 2 Duo E6750の威力はすさまじく、Celeronと比較すると同じCPUとは思えません。

Core 2 Duo E6750とCeleron 420の差はなんと3倍。Celeron 420では15分以上かかる作業でも、Core 2 Duo E6750では約5分で完了します。

また、Core 2 Duo同士を比較しても動作周波数が高いE6750が2〜3割ほど速く処理が完了しており、動画を扱う作業であれば上位CPUになるほど快適さが増すことがわかります。

次ページでは、最新CPUの必要性について考えてみたいと思います。

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3.各種ベンチマークで性能比較(測定編)<<  >>5.比較まとめ 〜大きく向上する処理速度〜

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