XPS 14レビューTOP > XPS 14の概要 【概要 その3】 XPS 14を他機種と比較してみる
14.1インチ液晶ミドルレンジノート DELL XPS 14 レビュー
XPS 14は、コンパクトな14.1インチ液晶を搭載するミドルレンジノートパソコンです。最新プロセッサ「Core
i7/i5」やグラフィック能力が強化されたビデオコントローラGeForce GT 400シリーズ、高音質な音楽が楽しめるJBL製スピーカーなど、激安ノートでは得られない所有感が味わえます。
XPS 14の概要
【概要 その3】 XPS 14を他機種と比較してみる
DELLミドルレンジノートXPSシリーズには、コンパクトな14.1インチモニタのXPS
14、一般向けの15.6インチモニタのXPS 15、大画面17.3インチモニタのXPS 17がラインナップされています。兄弟機種だけあって特徴が似てますので、以下に概要比較をご紹介します。
XPSシリーズノートパソコン(2011年1月現在)
機種名 |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
製品画像 |
  |
  |
  |
搭載CPU |
Core i3
Core i5
Core i7 |
Core i5
Core i7 |
Core i5
Core i7 |
搭載モニタ |
14.1インチ |
15.6インチ |
17.3インチ |
表示解像度 |
低 |
中〜高 |
中 |
グラフィック性能 |
低 |
低〜中 |
中〜高 |
テンキー |
− |
− |
○ |
サブウーハー |
− |
○ |
○ |
USB3.0端子 |
− |
○ |
○ |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) |
352.8×247.4×31.4-35.4mm |
381×265.4×32.2-38.2 mm |
414.9×387.3×32.2-38.5mm |
重量(最小構成時) |
2.43kg |
2.78kg |
3.43kg |
製品詳細ページ |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
※詳しくはDELL公式サイトでご確認ください。
14.1インチは他メーカーでも搭載ノートパソコンが少なく、少々珍しいサイズです。一番の売れ筋は使いやすい15.6インチですが、最近は大画面の17.3インチも人気が出てますね。
3機種の大きな違いとしては、表示解像度についてフルHD1920×1080を選べるのがXPS
15だけである、上位機種ほど上位ビデオコントローラが選べる、XPS 17のみテンキー搭載、サブウーハーとUSB3.0端子はXPS
14のみ非搭載等が挙げられます。価格帯や想定用途が違うので仕方ないですが、XPS 14にもUSB3.0端子が欲しかったなぁと思いました。
XPS 14の良い点を挙げておきますと、価格が安い、14.1インチは珍しい、モニタが大きくて表示解像度が低い=文字が大きい、XPS
15と比べると1周り/XPS 17と比べると2〜3周りほどコンパクト、矢印キーが縦方向にもかなり広い等でしょうか。なんとなく決め手に欠けるメリットに思えなくもないですが(笑)、使用目的とバッチリ合えば高パフォーマンスであることに間違いはありません。
Windowsエクスペリエンス値を比較
「3機種における性能差はあるのか?」
そんな疑問について、「Windows7をどれだけ快適に動作できるか」の指標であるWindowsエクスペリエンス値で比較してみました。CPU、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、ハードディスクという5項目で数値化され、その最低値がパソコンの基本性能となります。
ただしこの記事を書いている時点では、XPS 14、XPS 15、XPS 17とも、ビデオコントローラ以外はほぼ同じパーツがカスタマイズ可能です。グラフィック系以外のスコアについては、機種毎の性能差というよりもカスタマイズパーツ選定の参考として頂ければ幸いです。
Windowsエクスペリエンス値を比較
比較対象 |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
備考 |
主な仕様 |
- Core i5-460M(定格:2.53GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 420M 1GB
|
- Core i7-740QM(定格:1.73GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 435M 2GB
|
- Core i7-740QM(定格:1.73GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 445M 3GB
|
Core i5は定格動作周波数が高いが4スレッド動作、Core i7は定格動作周波数は低い(ターボブースト時は高い)が8スレッド動作する。 |
プロセッサ |
6.8 |
7.1 |
7.1 |
Core i7が定格動作周波数が高いCore i5を超える。ターボブースト+8スレッド動作が効いてます。 |
メモリ |
5.9 |
5.9 |
5.9 |
メモリスコアは全て同じです。 |
グラフィックス |
4.4 |
6.6 |
6.9 |
GeForce GT 435M/445Mは、6.6/6.9とハイスコアを計測。Windows7の基本動作であれば、XPS
14が採用しているGeForce GT 420M 1GBでも十分です。 |
ゲーム用グラフィックス |
6.5 |
6.6 |
6.9 |
3機種とも軽量級ゲームが楽しめるほどの性能を誇ります。 |
ハードディスク |
5.9 |
5.9 |
5.9 |
高速なデスクトップ用ハードディスクと同じ5.9を記録。かなり高価ですが、さらに高速なSSDも選べます |
基本スコア |
4.4 |
5.9 |
5.9 |
グラフィックススコアが低いXPS 14を除いて、5.9を計測。ただし、Core i5を搭載することによって軽負荷時に省電力化する「Optimus
Technology」機能が働いているからであり、事実上は5.9と推測。 |
定番ベンチマークテストPCMark05のスコア比較
実アプリケーションを想定した定番ベンチマークテスト「PCMark05」で性能比較します。
PCMark05での性能比較
比較対象 |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
備考 |
主な仕様 |
- Core i5-460M(定格:2.53GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 420M 1GB
|
- Core i7-740QM(定格:1.73GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 435M 2GB
|
- Core i7-740QM(定格:1.73GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 445M 3GB
|
Core i5は定格動作周波数が高いが4スレッド動作、Core i7は定格動作周波数は低い(ターボブースト時は高い)が8スレッド動作する。 |
CPU |
7393 |
7565 |
7529 |
CPUスコアは大差なし。PCMark05程度の負荷であれば、Core i5でも十分そう。 |
Memory |
6038 |
8373 |
8354 |
Core i7がCore i5の約1.4倍ものスコア差を付けて圧勝。画像や動画などメモリへの負荷が高い作業はCore
i7がおすすめ。 |
Graphics |
4550 |
6674 |
8673 |
ビデオコントローラの性能に比例して大きな差が付きました。特に、GeForce GT
420M 1GBとGeForce GT 445M 3GBの差は約2倍です。 |

PCMark05での性能比較。「Memory」と「Graphics」で大きく差が付きました。重量級ゲームになると、XPS
14では少しツラそうです。

XPS 14(Core i5-460M+GeForce GT 420M 1GB)におけるストリートファイターWベンチマークスコア(解像度1366×768、その他標準設定)。AVERAGEが64.57FPSとプレイ可能ですが、これ以上グラフィック負荷が上がると快適なプレイは望めません。
定番ベンチマークテストPCMark Vantageのスコア比較
「PCMark05」よりも比較的重い実作業を想定したベンチマークテスト「PCMark
Vantage」で性能比較します。
PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 |
XPS 14 |
XPS 15 |
XPS 17 |
備考 |
主な仕様 |
- Core i5-460M(定格:2.53GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 420M 1GB
|
- Core i7-740QM(定格:1.73GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 435M 2GB
|
- Core i7-740QM(定格:1.73GHz)
- 4GBメモリ
- GeForce GT 445M 3GB
|
Core i5は定格動作周波数が高いが4スレッド動作、Core i7は定格動作周波数は低い(ターボブースト時は高い)が8スレッド動作する。 |
PCMark Suite |
6142 |
6093 |
5958 |
総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。 |
Memories Suite |
3916 |
4412 |
4405 |
拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。 |
TV and Movies Suite |
3445 |
4349 |
4099 |
Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。 |
Gaming Suite |
5406 |
6036 |
6364 |
ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。 |
Music Suite |
6296 |
5971 |
5556 |
Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。 |
Communicati Suite |
5573 |
4590 |
4565 |
データの暗号化,データの圧縮&Windows Mailのコピーする処理を計測。 |
Productivity Suite |
5079 |
4853 |
4837 |
テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索,Windows Mailの検索,Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。 |
HDD Suite |
4118 |
4007 |
3953 |
ハードディスクの速度を計測 |

PCMark Vantageでの性能比較。定格動作周波数が高いCore i5-460Mが貢献しているためか、XPS
14のスコアは上位機種と互角です。「Memories Suite」や「TV and Movies Suite」、「Gaming
Suite」では少々もの足りませんが、予算重視ならCore i5-460Mという選択肢もありでしょう。「Gaming
Suite」においてXPS 17よりもXPS 15のスコアが高いのは誤差レベルでしょうか?前述したPCMark05ベンチマークでは、XPS
17が「GeForce GT 445M 3GB」で圧倒してますので。
ライトユーザーならXPS 14かXPS 15、ヘビーユーザーならXPS 15かXPS 17
XPS 14は、上位機種に肉薄したベンチマークスコアを計測しました。少なくとも、一般的な用途で性能不足を露呈することはないと思います。さすがに、高いグラフィック描画能力が必要となる重量級ゲームでは高性能ビデオコントローラーが選べる上位機種に軍配が挙がりますが、もともとXPS
14の想定している用途ではないので無視しても良いでしょう。
反面、USB3.0端子やサブ-ウーハーなど、ミドルレンジノートとしての付加価値要素が潔く?バッサリと削ぎ取られているのが少し気になります。実際の転送速度はUSB3.0よりもeSATAの方が速いので、USB3.0は必要ないとの判断でしょうか。
サブウーハーについても、「キレイな音さえ聴けたらイイの!低音なんて近所迷惑になるだけだからイラナイ!」という私の嫁さんのようなお方であれば、その分安価で購入できるので良いのかもしれません。そう考えると、ライトユーザーや女性の方、サブノートとしての利用をお考えの方におすすめと言えそうです。
ちょっとグチっぽくなりましたが、あくまでXPSシリーズの上位機種であるXPS
15/XPS 17と比べた場合の感想であり、入門ノートパソコンInspironシリーズと比べると、本体や天板の質感、JBL製スピーカー、ハードディスク換装の手軽さなど、XPS
14の良い部分は多々あります。
「フルスペック機能でなくても良いので、扱いやすく手の届きやすい価格帯のミドルレンジノートパソコンが欲しい!」方におすすめします。
XPS 14が気になる方はDELL公式サイトをチェック!
 
コンパクトモニタかつJBLスピーカーを搭載するミドルレンジノート DELL XPS
14
14.1インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートXPS
14。
→詳細はXPS 14 (DELL公式ページ)をご参照ください。
【概要 その2】 XPS 14の性能をベンチマーク(概要編)<< >>【本体チェック その1】 XPS 14の右側面、左側面、前面、背面をチェック
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