DELL(デル) Dimension/Inspiron
最新の流行パーツを知って、理想的なDELLパソコンを購入しましょう。
ページ更新:2008/12/3
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2008年冬版 カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

4.CPU編 序章〜しっかり学ぼう!CPU基礎知識〜

パソコンパーツの中で一番進化が激しいと言ってよいのがCPUです。ここ1年でも大きく性能アップを果たしており、1年前の高性能CPU=現在の下位CPUという図式が成り立つほどです。

CPUの性能表示の意味を知っておこう

CPUに関して詳しくない方のために、基礎知識をおさらいしておきましょう。

CPUの表記例
CPUの表記例

ブランド名

CPUの構造を示す名前で、上位のブランドほど高性能です。

プロセッサナンバ

同ブランド名の中でも、性能が違うCPUを格付けするための番号です。基本的には、数字が大きくなるほど高性能です。

2次キャッシュメモリ

CPU上に内蔵している高速メモリ量のことで、容量が多いほど高性能となります。データ容量が大きなファイルを扱う場合に適していますので、画像や動画の編集などに最適です。

動作周波数

CPUが動作する速度を表す数字。同ブランド名のCPUであれば、数字が大きくなるほど高性能です。

FSB

CPUのデータ転送領域(速度)を表す数字。数字が大きくなるほど高性能です。

現在の主流はデュアルコアCPU 「Core 2 Duo」シリーズ

デュアルコアCPUとは?

最近のトレンドは、なんと言ってもデュアルコアCPUです。デュアルコアとは、”コア”と呼ばれるCPUの核が2つある高性能CPUのことを指します。ちなみに、従来のCPUはコア1つであり、デュアルコアに対して”シングルコア”と呼ばれます。

シングルコアとデュアルコアの違い
シングルコアとデュアルコアの違い

コアが2つあると、複数の同時作業を行う場合(マルチタスク処理)に大きな力を発揮します。

例えば、インターネットをしながら文章作成、デジカメ画像をレタッチしながら音楽を視聴など、一度にたくさんの作業を並行する場合にパソコンの処理速度が遅くなりにくいメリットがあります。事実、パソコン初心者の方からヘビーユーザーの方まで、幅広い購入層に受け入れられています。

一眼レフRAW現像ソフト「CaptureNX」 レタッチ編集は高性能CPUほど快適
一眼レフRAW現像ソフト「CaptureNX」でCPU性能を比較してみた

画像レタッチ編集にかかった時間を比較
画像レタッチ編集にかかった時間を比較

今回ご紹介しているニコン製Capture NXを始め、最近のソフトではCore 2 Duoを搭載していると快適性が大きく向上することが多くなっています。Celeronではもたつく作業でも、Core 2 Duoではサクサク動作します。

CPUの性能と価格帯について

現在販売されているCPUをまとめると、以下のようなイメージです。

現在販売されている主なCPU
会社名 デスクトップパソコン ノートパソコン
インテル
  • Core 2 Quad
  • Core 2 Duo
  • Pentium 4 Dual Core
  • Celeron
  • Core 2 Duo
  • Celeron
AMD
  • Athlon 64 X2
  • Sempron
  • Turion 64 X2
  • Sempron
※2008年11月現在

インテル社とAMD社がCPUの2大メーカーと呼ばれますが、市場シェアではインテルが圧倒的な強さを誇ります。DELLでもほとんどの機種がインテル製CPUを採用していますので、どのCPUを購入すれば良いか検討するのであれば、インテル製CPUの中から選択してください。

ただし、一部の低価格機種にはAMD製CPUが採用されていますので、「とにかく予算重視で購入したい」という方はAMD製CPUを搭載している低価格機種(Inspiron 531sやInspiron 1526など)がおすすめです。

使用目的別!おすすめCPU

使用目的別にお勧めのCPUをご紹介致します。購入のご参考にどうぞ。

1.インターネット・メール、Word・Excelで文章作成がメインの場合

「インターネット・メール、Word・Excelで文章作成がメイン」という方は、低価格なCPUでもOK。「Celeron」や「Sempron」などが選択対象です。

ただし、Core 2 DuoなどのデュアルコアCPUの価格下落が激しい現在では、カスタマイズから除外されていることが多くなっています。この記事を書いている時点では、ノートパソコンの下位機種で一部選択できるようですが、Core 2 Duoとの価格差以上に性能差がありおすすめできません。

「何が何でも予算重視!」という方であれば、割り切って使う選択もあるでしょうが、できるだけデュアルコアCPU(Core 2 Duo等)を狙ってみましょう。

2.インターネットはもちろん、音楽・画像・動画等何でも楽しみたい場合

画像や動画などデジタルコンテンツ用途になると、Celeronなど低価格CPUでは性能不足を感じることが多々あります。是非とも、Core 2 Duoを選択しておきましょう。

ただし、処理性能にそれほどこだわりがない方であれば、上位CPUは必要ありません。予算内で狙えるCore 2 Duoを選択すればOKです。

3.画像・動画編集、ファイルエンコード(変換)がメインの場合

編集作業にはCPUのパワーが最重要項目なので、デュアルコアCPUが必須です。CPUの性能が重視される処理なので、できるだけ動作周波数(GHz)が高い上位のCPUがおすすめです。

また、コアを4つ搭載したクアッドコアCPUに対応しているソフト環境であれば、Core 2 Quadがだんぜんおすすめです。処理速度が劇的に速くなりますので、予算が許す限り狙ってみてください。

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