DELL(デル) Dimension/Inspiron
最新の流行パーツを知って、理想的なDELLパソコンを購入しましょう。
ページ更新:2009/8/29
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2009年夏〜秋版 カスタマイズ最新事情を知ろう

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

12.ハードディスク〜大容量化・低価格化が進む〜

データの保存容量と処理速度に関係するハードディスク
データの保存容量と処理速度に関係するハードディスク

CPUで処理したデータを保存する役割を持つのがハードディスクです。データ量が多い画像・動画ファイルを扱うことが多くなった現在では、とても重要なパーツの1つとなっています。

売れ筋ハードディスクの容量について

ハードディスクは購入当初大きな容量を選択しても、将来容量不足になることが多いです。高画素デジタルカメラでの撮影やビデオカメラでの動画撮影データを保存していると、すぐにハードディスクが一杯になります。

保存しておきたいデータにもよりますが、ハードディスクの売れ筋はデスクトップパソコンであれば500GB前後、ノートパソコンであれば320GB前後です。現在では大容量かつ低価格化が進んでいますので、予算の許す限り上位容量を狙ってみてください。

おすすめのハードディスク容量 〜デスクトップパソコンの場合〜

ハードディスク容量を決定する条件は、予算と使用目的です。予算的な問題は個人差がありますが、動画を扱わないのであれば320GB、動画保存が必要であれば500GB〜1TB(約1000GB)がおすすめです。

おすすめのハードディスク容量 〜ノートパソコンの場合〜

ノートパソコンの場合は、ハードディスクの物理的な大きさが制限されますので、デスクトップパソコンに比べて容量が小さくなります。現在の主流は250〜320GB前後です。画像や動画などデータ容量が大きなファイルを扱う方は、500GBもしくは外付けタイプのハードディスクとの併用をおすすめします。

一番コストパフォーマンスが高いハードディスク容量は?

一番コストパフォーマンスが高いハードディスク容量を調べる指標の1つとして、1GB当たりのハードディスク単価を調べる方法があります。

例えば、500GBのハードディスクが7500円とすると、

7500円÷500GB=15円/GB

となります。

パーツショップで購入する際のハードディスク単価比較(デスクトップの場合)
【イメージ】パーツショップで購入する際のハードディスク単価比較(デスクトップの場合)

上記表を見るとわかりますが、一般的な相場としては500GBや750GB、1TB(1000MB)がコストパフォーマンスが高くておすすめです。320GB以下になると急激に単価が上がります。


ディスクの回転速度で異なる処理速度

CPUやメモリなど他のパソコンパーツの中で、データ転送速度が極端に遅いのがハードディスクです。作業内容によっては、「ハードディスクが足を引っ張って、CPUやメモリの性能を十分発揮できていない」という状況も起こります。

処理速度ならデスクトップの7200回転タイプがおすすめ

ハードディスクには、大きく分けてデスクトップパソコンに搭載される7200回転/分とノートパソコンに搭載される5400回転/分が存在します。ディスクの回転素が高いほど、一度に読み書きできるデータ量が多くなりますので、快適性を求める方にはデスクトップパソコンがおすすめです。

ディスクの回転速度で異なるデータ量
ディスクの回転速度で異なるデータ量。処理速度にこだわるなら、デスクトップの高回転タイプがおすすめ。


最近のハードディスクは記録密度が高い

ハードディスクの高速化には、ディスクの回転数だけでなくディスクの密度も大きな影響を与えます。

最近のハードディスクは記録密度が高い
最近のハードディスクは記録密度が高い

ディスクの記録密度が高ければ、一度に読み書きできるデータ量が増えます。

最近のハードディスクにおける記録密度は非常に高くなっており、数年前のハードディスク(同じ7200回転/分)と比較しても、データ転送速度が向上していることがわかります。

2003年のハードディスクの転送速度 2008年のハードディスクの転送速度
データ転送速度の比較。【左】5年前のハードディスク、【右】現在のハードディスク

CrystalDiskmarkというハードディスク速度測定ソフトで、5年前のハードディスクと現在のハードディスクの速度差を比較してみた結果、Seq(連続読み出し、書き込み)は理論上約3割のスピードアップが確認できました。OS起動やアプリケーションの処理速度にも影響しますし、ハードディスクを替えただけで体感速度が変わったなんて話もあるほどです。


デスクトップパソコンなら2台のハードディスク搭載がおすすめ

搭載できるハードディスクの台数 〜デスクトップパソコンの場合〜

従来のDELLパソコンでは、拡張型デスクトップにはハードディスク2台、スリム型デスクトップには1台という構成でした。ところが最近の機種では、スリム型デスクトップでもハードディスクを2台搭載できるようになっています。

基本的には1台でもOKですが、予算が許すならば、以下の理由から2台搭載することをおすすめします。

ハードディスク2台をおすすめする理由

1台のハードディスクをパーティション分割するよりも、物理的に2台のハードディスクでCドライブ:システム用、Dドライブ:データ用と分けた方が、故障などトラブル時の安全性、データ管理の容易さアップ、処理速度の向上などメリットが得られる。

例えば、トラブル時の安全性について考えると、

ハードディスク1台の場合
ハードディスク1台の場合

ハードディスク2台の場合
ハードディスク2台の場合

現在のハードディスク価格は非常に安いので、2台購入を検討してみてください。将来長く使うことを考えても、メリットが大きいです。

ちなみに、ハードディスクの規格がわかる中〜上級者の方は、ハードディスクを自分で購入した方が安い場合もあります。増設した分、サポート対象外となりますが、自信のある方は検討してみてください。

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