次世代OS「Windows Vista」への優待アップグレードプログラムを考える
Windows XPの後継「Windows Vista(ビスタ)」の発売にあわせて、DELLから優待アップグレードプログラムが提供されることになりました。Windows Vista発売前の購入か、発売後の購入か迷いどころです。
６．Windows Vistaアップグレードの注意点
Windows Vistaへの移行に関して、注意しておきたい点が2つあります。
それは、
- XPSシリーズは、「Windows Vista Home Basic」へのアップグレードはできない
- Inspironシリーズの下位機種であるInspiron 1300は、優待アップグレードできない
ということです。
※「Windows Vista Home Basic」というのは、複数あるWindows Vistaのバージョンの中で、最小限の機能しか搭載していない廉価版のこと。
１．XPSシリーズは、「Windows Vista Home Basic」へのアップグレードはできない
この注意点に関しては敢えて取り上げましたが、あまり気にしなくて良いかもしれません。
と言いますのは、「Windows Vista Home Basic」へのアップグレードをする方がほとんどいない(？)と考えるからです。
なぜかと言いますと、「Windows Vista Home Basic」は機能がかなり制限されているからです。
せっかくのWindows Vistaとしての特徴が台無しであり、私個人的にもアップグレードの必要性が全く感じられません。
事実、大手パソコン雑誌やパソコンサイトにおいても、「一般的な方は「Windows Vista Home Premium」が購入対象になるだろう」と紹介されています。
２．Inspironシリーズの下位機種であるInspiron 1300は、優待アップグレードできない
2つ目の注意点は、Inspiron 1300は優待アップグレードできないということです。
この問題に関しても、
「Inspiron 1300を購入するつもりがないので、私には関係ない。」
と思われるかもしれません。
もちろんそうなのですが、ここでお話ししておきたいことは、
"なぜInspiron 1300だけが優待アップグレードできないのか？"
という理由です。
DELLが公式発表している訳ではありませんので、私個人の推測でしかありませんが、一言で説明するとWindows Vistaに対応できる性能を持っていないからです。
Windows Vistaは高性能なパソコンでないと動作しない
Windows Vistaは、Windows XPに比べて、とても高い性能を必要とします。
古いパソコンではまず動作不可能、ある程度新しいパソコンでも、快適に動作できるための条件が決められているほどです。そのため、Inspironシリーズの中でも性能が低いInspiron
1300では、Windows Vistaの動作自体に問題があるのでしょう。
このことが意味することは、Inspiron 1300以外の機種においても、最低限のカスタマイズしか行わないと、Windows Vistaが快適な環境で動作しない可能性があるということです。
事実DELLでは、
「すべての機種において1GB以上のメモリと、高性能なビデオコントローラをおすすめします。」
と口うるさく推奨しています。
Windows Vistaが発売された後に、「動作が鈍い！」というクレームの対処のためでしょう。
Windows Vistaを快適に動作させるには、ある程度性能的な余裕を持ったカスタマイズが必要になることを頭に入れておきましょう。
詳しくは、デルオンラインストア(デル公式サイト)をご参照下さい。