DELL(デル) Dimension/Inspiron
DELL購入検討日記は、お勧めのメモリ容量と枚数を検討するコラムです。
ページ更新:2007/6/2
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メモリの容量と枚数を検討する

メモリの存在抜きで、パソコンの快適性を語ることはできません。
将来のメモリ増設も考えて、カスタマイズを行いましょう。

2.メモリの規格とデュアルチャネルの存在

前にもお話しした事がありますが、メモリにはデータ転送速度を表す規格が存在します。

規格

現在の主流は、「DDR2-SDRAM」という規格であり、高速なメモリ規格ほど、理論上のパソコン性能は上がります。

「ディーディーアール2・エスディーラム(微妙な発音の違いはありますが・・・)」と読みます。

ちなみに、一昔前のパソコンではDDR-SDRAMというタイプ、これからはDDR3-SDRAMというタイプのメモリが発売されます。

周波数

またこのDDR2-SDRAMには、”667MHz”や”533MHz”というメモリの周波数が書かれています。

後ろの ”667MHz”という数字は、メモリの周波数を表しており、数字が大きいほど高性能を意味します。
ただし現状では、他のパーツが足を引っ張っているため、速度に大きな違いは表れません。

メモリ2枚で高性能「デュアルチャネル」

DELLのメモリカスタマイズ欄を見ると、「デュアルチャネル」なる文字が書かれていることに気がつきますが、これはメモリを2枚利用して高速化を図ろうとする技術の総称です。

メモリ1枚の場合
メモリ1枚の場合

メモリ2枚の場合
メモリ2枚の場合

メモリ1枚よりも2枚の方が、データの転送幅が広くなる

という単純な理論によるものですが、最近の主流となっている技術の1つです。

注意しておきたいのは、理論上は2倍になりますが、実際は2倍にはならないということ。
でも、動画など大容量ファイルを扱う場合には、大きなメリットとなる技術となります。
覚えておいて損はないでしょう。

デュアルチャネルの成立条件

ただし、成立条件があります。

  • 偶数枚(つまり、2枚or4枚)
  • 同じ規格で同じ容量(512MB+512MBや1GB+1GBなど)

という条件をクリアしている必要があります。

(一部、「奇数枚でもチャネル合計が同容量なら、デュアルチャネルが成立する。」という例外はありますが、搭載されているチップセットによって対応するか違いますので、今回は省略します。)

DELLのメモリカスタマイズ欄で選択する分には、デュアルチャネルの条件を満たしていますので気にする必要はありませんが、将来自分でメモリを増設するのであれば、ぜひ覚えておきましょう。

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