新発売機種を徹底分析！
DELLデスクトップパソコン「Dimensionシリーズ」が、Inspironシリーズに統合されました。
３．デスクトップパソコン「Inspironシリーズ」を比較
2007年6月27日に新発売となったDELLパソコンは、以下の4機種です。
- Inspiron 530 ・・・ インテルプロセッサを採用した拡張型デスクトップ
- Inspiron 530s ・・・ インテルプロセッサを採用した省スペース型デスクトップ
- Inspiron 531 ・・・ AMDプロセッサを採用した拡張型デスクトップ
- Inspiron 531s ・・・ AMDプロセッサを採用した省スペース型デスクトップ
530系はインテルプロセッサ、531系はAMDプロセッサを採用しています。
sはSlim(スリム)のsで、設置スペースが少なくて済む省スペース型を示しています。
(sが付いていない機種は拡張型です。)
新機種Inspiron 530/530s/531/531sはどこが違う？
新機種Inspironシリーズを詳しく比較してみたいと思います。
1.選択できるCPUが違う
| 機種名 | Inspiron 530 | Inspiron 530s | Inspiron 531 | Inspiron 531s |
|---|---|---|---|---|
| 機種写真 |  |
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| CPU |
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| 備考 | Celeronは選べない | 上位CPUは選べない | - | 上位CPUは選べない |
CPUは、完全にインテル製CPUを選ぶか、AMD製CPUを選ぶかに分かれます。
パソコン初心者の方に馴染みのあるCPUはインテル製だと思いますので、Inspiron 530やInspiron 530sの方が人気が高くなる予感がします。
コストパフォーマンスが高いAMD製CPU
初心者の方にはあまり馴染みがないAMD製CPUですが、一般ユーザーの方であれば、インテル製CPUと明確な性能差は感じられません。しかも、インテル製CPUに比べると安く購入できますので、かなりお得です。
単純にCPU同志の価格差は1万円以上することが多いので、その分の予算をメモリやハードディスク、テレビチューナーなどに充ててみましょう。
デュアルコアCPUが大きな値下がり！
今年に入って、デュアルコアCPUが大きく値下がりしています。
上位版であれば、数ヶ月前と○万円も下がっているモノもあるほどで、Celeronなど低価格CPUとの差が小さくなっています。
このことからも、今パソコンを購入するなら、デュアルコアCPUがお勧めで、インテルの「Core 2 Duo」もしくはAMDの「Athlon 64 X2」という選択肢となります。
上記でご紹介したとおり、特別な使用目的がなければ、安価なAMDの「Athlon 64 X2」が搭載できるInspiron 531/531sの方がコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
動画編集やファイルのエンコードをするならCore 2 Duo
ただし、動画編集やファイルのエンコードといったCPUの性能が大きな役割を占める使用目的になると、話は少し変わってきます。
動画の編集・変換作業には、CPUの動作周波数がモノを言います。
そうなると、動作周波数が高い「Core 2 Duo」の上位版がお勧めとなり、その中でもInspiron 530でのみ選択可能な高性能CPUが一押しです。
２．選択できるビデオコントローラが違う
ビスタの3D表示など、グラフィック機能の要となるのが、このビデオコントローラです。
「GeForceシリーズ」はInspiron 530/530s、「RADEONシリーズ」はInspiron 531/531sでのみ搭載可能となります。
ちなみに、「GeForce 8○○○シリーズ」は最新のグラフィックカードです。3Dオンラインゲームなどを楽しむ場合は、こちらの上位ビデオコントローラがお勧めです。
３．搭載する接続端子数が違う
CPUやグラフィックカードで選択できるブランドは、Inspiron 530/530sとInspiron 531/531sで分かれましたが、外部端子については、”s”が付いていない拡張型と”s”が付いている省スペース型で違いが生じます。
USB端子
USB端子は、拡張型の方が2個ほど多くなっています。
ちなみに私がデスクトップパソコンで使うUSB端子の目的は、以下のとおりです。
プリンター、スキャナ、外付けハードディスク×2、USBメモリ、SDカードリーダー、マウス、キーボードなど
- 拡張スロットを利用してUSB端子を増設する
- USBハブを導入する
- 機器を使う度に取り外しする
など、使う際に考える必要があります。
できるだけ多いに越したことはありませんが、一度、USB端子の利用目的を洗い出してみましょう。
IEEE1394
省スペース型のInspiron 530s/531sでは、IEEE1394端子をカスタマイズすることができません。
| 機種名 | Inspiron 530 | Inspiron 530s | Inspiron 531 | Inspiron 531s |
|---|---|---|---|---|
| IEEE1394 | ○ | × | ○ | × |
USBほど利用価値は多くありませんが、miniDVテープ式ビデオカメラで撮影した動画をパソコンに取り込む場合など、このIEEE1394端子が必要になります。(DVDメディアやSDカード撮影タイプのビデオカメラでは必要ありません。)
自分でIEEE1394増設カードを追加するという方法もありますので、各個人の使用環境によって判断が分かれるところでしょう。
４．本体の大きさや重さが違う
Inspiron 530/531は拡張型、Inspiron 530s/531sは省スペース型という位置付けですが、パソコンケースの高さと奥行きは全く同じであり、違いは横幅です。
組み合わせる液晶モニタの大きさも関係しますが、省スペース型の約2倍前後必要と考えておいた方が良さそうです。
製品詳細ページ
参考：Inspiron 530、Inspiron 530s、Inspiron 531、Inspiron 531s
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