ビスタが発売されて3ヶ月が過ぎて
2007年1月30日に、ビスタが発売されてから、早くも3ヶ月が経過しました。
現在の売れ筋機種について、少し検討してみたいと思います。
１．現在の売れ筋機種について
ビスタが発売されてから、現在までの約３ヶ月間、売れ筋を調べてみました。
その結果、デスクトップパソコン、ノートパソコン共、ほぼ3機種に人気が集中しているようです。
以下に、当サイトを経由してパソコンを購入された機種を、売り上げ順に掲載します。
（※当管理人にわかるのは、機種名と台数だけです。購入に関する個人情報はわかりませんので、ご安心を。）
１．DELLデスクトップ「Dimensionシリーズ」の売れ筋機種
第1位
Dimension 9200
デスクトップ最高峰の性能を誇る、Dimensionシリーズ最上位機種。
動画編集や写真のレタッチなど、処理負荷が高い作業に最適なので、初中〜上級者の方におすすめ。
拡張性が高いので本体ケースは大き目ですが、その分将来性は抜群。
（私も全機種のDimension 9150を購入しています。参考：Dimension 9150購入レポート）
第2位
Dimension 9200C
上位機種「Dimension 9200」の省スペース型機種。
拡張性は必要なく、設置スペースを小さくしたい方に最適です。
高性能なデュアルコアCPU「インテル Core 2 Duo プロセッサ」も選択可能。
第3位
Dimension C521
第2位の「Dimension 9200C」のお手軽価格機種。
AMD社の安価なCPUを採用し、価格を極限まで抑えています。
動画などデジタルコンテンツを扱う頻度が少なく、インターネットや文章作成といったビジネス用途向けに最適。
納得購入ガイドの検討 〜デスクトップ編〜
他にもDimension E521やXPS 710といった機種も販売されていますが、人気は上記3機種がダントツ。
パソコン初心者〜中級者の方は、Dimension 9200C、もしくは、Dimension C521の2機種で購入を迷う場合が予想されます。
低価格を重視して、Dimension C521を購入という手もありますが、将来的なコストパフォーマンスを考えると、個人的にはDimension 9200Cがお勧めです。反対に、ビジネス用途として割り切ってしまうなら、Dimension C521がお勧めです。
Dimension 9200は、使用目的がハッキリしていて、パソコンの性能にこだわりたい方に人気があります。
また、ビスタを快適に使いこなしたいという方にも人気があるようです。Dimension
9200CやDimension C521ではグラフィック能力に不安が残りますし、XPS 710は価格が高すぎて手が出ないというのが実情でしょう。
２．DELLノート「Inspironシリーズ」の売れ筋機種
第1位
Inspiron 6400
DELLのノートパソコンで一番人気を誇る中上位機種。
一番使いやすいと言われている、業界標準の15.4インチワイド液晶を搭載。
CPUやビデオコントローラなど、ビスタパソコンの快適性を左右するパーツもカスタマイズが豊富。
動画編集や写真のレタッチなど、処理負荷が高い作業にも対応可能なので、初中〜上級者の方におすすめです。
第2位
Inspiron 1501
上位機種「Inspiron 6400」の下位機種とも言えるノートパソコン。
AMD社のCPUを採用することで、高い基本性能を誇りながら極限まで低価格を実現。
メモリを1GBにすれば、手軽にビスタに対応するのが人気の理由です。
第3位
Inspiron 640m
自宅だけでなく、持ち運びにも利用したい方に最適な、DELLスタンダードモバイル。
上記2機種が搭載しているB4サイズ「15.4インチワイド液晶」に対して、ワンサイズ小さいA4サイズ「14.1インチワイド液晶」を採用しています。
「B5サイズのXPS M1210は、モニタが小さ過ぎるので使いづらそう・・・。」
という方にピッタリですし、女性の方にも人気があるようです。
（私もInspiron 640mを購入しています。参考：Inspiron 640m購入レポート）
納得購入ガイドの検討 〜ノート編〜
他にも、大画面17インチワイド液晶を採用しているInspiron 9400や、B5サイズの12.1インチワイド液晶を採用しているXPS M1210などが販売されていますが、デスクトップ同様、人気は上記3機種がダントツです。
特にパソコン初心者〜中級者の方は、Inspiron 6400を購入しておけば、とりあえず問題がないのではと思ってしまうほど、コストパフォーマンスが高くておすすめです。
Inspiron 1501は、性能重視というよりも、予算重視という方に人気があるようですが、ビスタを快適に動作させるという点ではInspiron 6400に軍配が上がるように思います。
Inspiron 640mは、上位2機種と比べて、液晶モニタの大きさが小さくなります。
携帯性を重視する割合が強い方は、選択の余地があるでしょう。
（私の場合も、この携帯性を重視しました。）
３．ビスタパソコンとしての人気を検証
ビスタ搭載のパソコンを購入する上で、
- せっかくだから、ビスタの機能を快適に使いたい
- 機能にはあまりこだわりがなく、とにかく予算を重視したい
という2種類の考えをお持ちの方が多いようです。
さらに言えば、購入価格を分析していますと、
- 高性能機種を選択肢する方は、高性能パーツをカスタマイズする
- 予算を重視する方は、低価格機種を選択し、できるだけカスタマイズを節約する
傾向にあるようです。
ちなみに、予算を重視する方は「ビスタ発売後もWindows XP搭載パソコンが買える」でご紹介したように、ビスタ発売後にあえてXP搭載機種を購入するという方法もあります。
（長い目で考えると、ビスタの方がおすすめなのは、以前からお話ししておりますが・・・）
XP、ビスタのどちらを購入するにしても、パソコンが快適に動作することが最低条件です。
予算だけにこだわって、低価格機種・低価格カスタマイズでパソコンを購入すると、後で後悔することにもなりかねませんので、十分検討してから購入するようにしてください。
次回は、「２．購入されている平均額はどのくらい？ 〜DELLデスクトップ編〜」についてご紹介します。