ビスタプレミアム対応のカスタマイズを考える
Windows Vista(ビスタ)の発売が2007年の1月に迫り、DELLからも「ビスタプレミアム対応パッケージ」が発売され始めました。今購入するなら、将来ビスタへ移行することを前提とした性能のあるパソコンがおすすめです。
１４．大きければ良いモノでもない・・・
モニタのサイズが大きくなると、基本的には文字やアイコンが大きくなります。
また表示解像度が高くなると、表示できる範囲が広がるため快適さが増します。
このような理由から、サイズが大きくて高解像度の液晶モニタをおすすめするのですが、反対にデメリットも存在します。
モニタの大きさと表示解像度が大きくなると生じるデメリット
液晶モニタを選択する大切な要素は、使用目的をハッキリすることです。
仮に使用目的を想定せず無理に大きさや表示解像度を上げると、下記のようなデメリットが生じます。
- 購入予算が上がる
- 置き場所に困る
- 本体が重くなる
- 表示解像度を上げすぎると、画面が見づらくなる
「今さっき、『大きくて高解像度の液晶モニタがおすすめ』って言ったじゃねーか！」
というお叱りを受けそうですが、このあたりのバランスが液晶モニタ選択を難しくする原因でもあります。
１．購入予算が上がる
モニタ表示部が増える分だけ、当然のことながら材料費・開発費が上がります。
普及価格帯のモニタサイズであれば、数千円程度の金額アップでOKな場合もありますが、特にデスクトップパソコン用モニタの場合は、急激に価格が上がることもあります。(例えば20インチ以上)
ノートパソコンの場合はデスクトップほど急激な価格差はありませんが、どちらかと言えば液晶モニタよりもむしろCPUやメモリの価格が与える影響の方が大きいです。
２．置き場所に困る
これも当たり前の話ですが、モニタのサイズが大きくなると単純に置き場所を確保する必要が生じます。
デスクトップパソコン
デスクトップパソコンを購入する方は、設置スペースに多少余裕がある方が多いと思います。設置スペースに対して、それ程神経質ではないかもしれません。
ただワイド型モニタであれば、横方向にかなり長くなります。
モニタの後ろにパソコン本体を置くなど設置場所を検討しておいた方が無難でしょう。
ノートパソコン
ノートパソコンを購入する方は、使用場所が限られている方が多いと思います。
使い勝手を犠牲にしてまで、モニタのサイズを大きくするのはおすすめできません。
仮にモニタのサイズが１サイズ大きくなると、本体サイズも比例して１サイズ程度大きくなる計算になります。
とは言うものの、モニタが大きくなると使い勝手は良くなりますので、使い勝手を取るか、置き場所を取るか、悩ましいところです。
３．本体が重い
大きさと重複しますが、モニタが大きくなると本体も大きくなるため、原則重たくなるのは避けられません。
デスクトップ用モニタの場合は、大きくなって重たくなれば反対に安定性が増すことがありますが、ノートパソコンを持ち運ぶことを考えている方には大きな問題です。
14.1インチ(A4サイズ)程度であれば、それなりに持ち運びも可能ですが、17インチを毎日電車通勤するのはほぼ拷問です。自宅でドシンと構えて使うことが前提です。
一般的なノートパソコンを例に挙げますと、
| モニタサイズ | 重さ |
|---|---|
| 12.1インチワイド | 約2kg前後 |
| 14.1インチワイド | 約2.5kg前後 |
| 15.4インチワイド | 約3kg前後 |
| 17インチワイド | 約3.5kg前後 |
およそ500gずつの重量差でしょうか。
「大げさに言うけど、たかが500g前後じゃないの？」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、パソコンの500gというのは結構な差です。
最近のコンパクトデジカメであれば、本体重量が200g前後ですので約2台分。デジタル一眼レフでも、軽量機種は約500gですので丸1台分程度の重量差です。
一眼レフカメラをパソコン本体と一緒に持ち歩く・・・。
そんなイメージです。
反対に言えば、
（機種が１つ小さくなる）＝（一眼レフ１台分軽くなる）
計算になります。
４．表示解像度を上げすぎると、画面が見づらくなる
表示解像度が高くなると、表示できる範囲が広くなるのはご承知のとおりです。
しかしモニタの大きさがそのままで表示解像度を上げると、全体的に縮小されることになり、文字やアイコンが小さくなってしまいます。
同じモニタサイズで、異なる表示解像度のイメージ例
左：1280×800と右：1680x1050
(上記画像はあくまでイメージです。実物の表示とは異なる場合があります。)
これは当たり前のことですね。
同じ大きさの中にたくさんの情報を詰め込むと、1つ当たりの割当サイズは小さくなります。
極端に見づらくなるということではありませんが、見やすさを優先するか、表示範囲の広さを優先するか悩みどころでしょう。
表示解像度を上げたい時は、原則的に、
- モニタの大きさを１サイズアップ
- 表示解像度を１サイズアップ
が理想的です。
使用目的から最適な液晶モニタを考えよう
大きな液晶モニタのメリット・デメリットをご紹介しましたが、基本的には使用目的によります。
例えば、
- 一度に複数のウインドウを開く
- DVD映画を楽しむ機会が多い
- 画面を広く使いたい
- 持ち運ぶ必要性がない
という方には、大きめの液晶モニタを搭載したパソコンがおすすめです。
パソコン経歴から想像すると一般的には、
| パソコン歴 | デスクトップパソコン | ノートパソコン |
|---|---|---|
| 初心者〜中級者 | 17インチ〜19インチ | 14.1インチワイド〜15.4インチワイド |
| 中級者〜ヘビーユーザー | 20インチ〜24インチワイド | 15.4インチワイド〜17インチワイド |
あたりが購入対象サイズになろうかと思われます。
納得購入ガイドのおすすめ
表示解像度に関しては、
- デスクトップパソコン 1280x1024(スクエア型)
- ノートパソコン 1280x800(ワイド型)
あたりが一般向きかつ、予算的に無難でしょう。
しかし、予算に余裕がある、または、広い範囲を表示できる液晶モニタが欲しい方は、- デスクトップパソコンなら、20インチワイド以上の高表示解像度1680x1050液晶モニタ
- ノートパソコンなら、15.4インチ以上を前提として１ランク上の高解像度
を検討してみてはいかがでしょうか。
特にノートパソコンの場合は、購入後に大きさや表示解像度に不満があっても、デスクトップパソコンのようにモニタだけ取替ることができません。
長く使うパソコンですから、慎重に選びたい項目です。
DELL液晶モニタの詳細に関しては、デル液晶モニタシリーズ(デル公式ページ)をご参照下さい。
次回は、「性能で選ぶ、DELLおすすめの液晶モニタ」をご紹介致します