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Studio XPS 7100レビューをご紹介!Studio XPS 7100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/9/15
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DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 7100 レビュー

Studio XPS 7100は、高性能な6コアCPU「AMD Phenom II X6」や重量級3Dゲームが楽しめるビデオコントローラRadeon HD 5870を搭載しても激安なので、インテルCPUにこだわらないゲーム用デスクトップパソコンを検討されている方におすすめです。

Studio XPS 7100の性能を徹底ベンチマーク!

【ベンチマーク比較 まとめ】 コストパフォーマンスが高いPhenom IIを搭載するStudio XPS 7100

Studio XPS 7100のベンチマークテストについて整理します。

以下、

  • Studio XPS 7100 その1 : Phenom II X6 1055T(2.80GHz/3.3GHz)+ATI Radeon HD 5870 1GB
  • Studio XPS 7100 その2 : Phenom II X4 945(3.00GHz/-)+ATI Radeon HD 5870 1GB
  • Studio XPS 8100 その1 : Core i7-870(2.93GHz/3.60GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB
  • Studio XPS 8100 その2 : Core i7-860(2.80GHz/3.46GHz)+ATI Radeon HD 5770 1GB

です。

【その1】 基本性能編

Studio XPS 7100では、6コアのPhenom II X6と4コアのPhenom II X4が選べます。ただ、基本性能だけで言いますと、違いを体感できるほどではありません。一般的な用途のみであれば安価なPhenom II X4を選び、余った予算を他のパーツや周辺機器に充てる方が幸せになれます。また、性能重視の方は少々予算は上がりますが、兄貴分のStudio XPS 8100をおすすめします。

Windows エクスペリエンス インデックス値を比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
プロセッサ 7.4 7.3 7.5 7.4 マルチコアと動作周波数が大きく影響するスコアなので、コア数/スレッド数が多いPhenom II X6とCore i7のスコアが高いです。安価なPhenom II X4も定格動作周波数が3.0GHzと一番高いのでスコアは接近しています。
グラフィックス 7.8 7.8 7.4 7.4 ハイエンドビデオコントローラATI Radeon HD 5870 1GBを搭載するStudio XPS 7100が、ミドルレンジATI Radeon HD 5770 1GBを搭載するStudio XPS 8100を圧倒。
ゲーム用グラフィックス 7.8 7.8 7.4 7.4 同上。後述する3Dゲーム専用ベンチマークテストでは、さらに大きく性能の差が確認できます。

PCMARK05での性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
CPU 9227 9035 10651 10189 Phenom II X6が下位のPhenom II X4より少しだけ高スコアです。定格動作周波数がPhenom II X4の方が高いためか、あまり差が出ませんでした。それよりもCore i7シリーズの強さが目立ちます。
Graphics 24551 26512 14700 14429 Graphicsスコアは、Radeon HD 5870を搭載するStudio XPS 7100が2倍近くのスコア差を付けて圧勝。Phenom II X6よりも底角動作周波数が高いPhenom II X4が高スコアだったのが印象的でした。

PCMarkVantageでの性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
PCMark Suite 6907 6520 9184 9003 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。

【その2】 3Dゲーム編

高解像度の3Dゲーム用途であれば、ハイエンドビデオコントローラRadeon HD 5870 1GBが搭載できるStudio XPS 7100が強いです。ファイナルファンタジー14など重量級ゲームを高解像度でプレイするのであれば、Radeon HD 5870 1GBでないとツライです。6コアのPhenom II X6にアップグレードするとスコアが少し上昇しますが、ビデオコントローラへの予算を優先をおすすめします。

反面、低解像度で3Dゲームをプレイするなら、ミドルレンジビデオコントローラでも大丈夫そうです。CPU性能も大きく影響しますので、無理にハイエンドビデオコントローラを選択せずとも、ミドルレンジビデオコントローラ+高性能CPUの組み合わせが高コストパフォーマンスとなります。

3DMark06での性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
3DMark Score 17966 16928 16328 16012 Phenom II X6 1055TとPhenom II X4 945の差は1割弱程度。一般的な3Dゲームであれば、Studio XPS 8100と比較的近いスコアに収まる。
CPU Score 5099 4218 5363 5059 Phenom II X6 1055TとCore i7-860がほぼ同じスコア。4スレッド動作のPhenom II X4 945は少しスコアが落ちる
※表示解像度:1280×1024時

ファイナルファンタジー14のベンチマークテストでの性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
1280×720 4144 4151 4457 4427 低解像度であれば、Radeon HD 5770などミドルレンジビデオコントローラでも大丈夫な印象を受けます。
1920×1800 4031 4039 2469 2465 高解像度になると、ハイエンドRadeon HD 5870のスコアはほとんど変化ないですが、ミドルレンジRadeon HD 5770は極端にスコアが下がります。

ロストプラネット2のベンチマークテストでの性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
1280×720 44.8(B) 42.6(B) 動作せず 動作せず Radeon HD 5770では標準設定でベンチマークテストが動作しませんでした。
1920×1200 38.8(B) 38.0(B) 動作せず 動作せず 同上

ストリートファイターWのベンチマークテストでの性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
1280×720 26469/259.28FPS 27196/268.03FPS 23214/220.02FPS 23316/221.25FPS 十分過ぎるほどの性能です。
1920×1200 20151/215.58FPS 20579/221.45FPS 13847/129.38FPS 13900/130.11FPS 同上
1920×1200グラフィック効果最大 9972/141.12FPS 9723/136.10FPS 6591/72.93FPS 6616/73.43FPS 高表示解像度かつグラフィック効果を最大にしても60FPSをクリアしてます。

【その3】 動画エンコード編

動画エンコードであれば、Core i7を搭載するStudio XPS 8100が圧倒的です。Studio XPS 7100ではなく、Studio XPS 8100を購入してください。(笑)

TMPGEnc 4.0 XPressでの性能比較
機種名 Studio XPS 7100 その1 Studio XPS 7100 その2 Studio XPS 8100 その1 Studio XPS 8100 その2 備考
軽負荷エンコードテスト
DV(720×480)→DVD形式(720×480)に変換
4分34秒(274秒) 4分38秒(278秒) 1分19秒(79秒) 1分25秒(85秒) 軽いDV画質であれば、Phenom II X4、Phenom II X6に差はありません。なぜこんなにCore i7が圧倒的なのかわかりません。
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→ブルーレイ形式(1920×1080)に変換
19分24秒(1164秒) 20分00秒(1200秒) 6分56秒(416秒) 7分20秒(440秒) ブルーレイなど高解像度画質になると、Phenom II X6はPhenom II X4よりも少し速くなります。
重負荷エンコードテスト
HD(1920×1080)→H.264形式(1920×1080)に変換
12分00秒(720秒) 16分00秒(960秒) 11分30秒(690秒) 12分00秒(720秒) マルチコアが効くH.264形式への変換では、Phenom II X6がPhenom II X4をさらに突き放します。Core i7との差もかなり縮まりました。

総括 〜とにかく安く購入したい方、ゲームを快適にプレイしたい方はStudio XPS 7100で決まり!〜

Phenom II X6とPhenom II X4の違いだけでなく、Core i7を搭載するStudio XPS 8100とベンチマークスコアを比較した結果を見ると、高コストパフォーマンスかつ高解像度ゲームに強いStudio XPS 7100、基本性能が高くて特に画像/動画に強いStudio XPS 8100という図式が見えてきます。

とにかく安く購入したい方はStudio XPS 7100になるでしょうし、反対にハイエンドビデオコントローラRadeon HD 5870をカスタマイズしてゲームを快適にプレイできるのもStudio XPS 7100です。性能にこだわらない方、もしくは、ゲームなど用途がハッキリしている方におすすめです。

兄貴分Studio XPS 8100では、Core i7では8スレッド動作するだけでなく最大動作周波数が高いためか、Phenom II X6を圧倒する性能を誇ります。パソコン用途が広範囲に渡る方は将来的な投資も含めて、兄貴分Studio XPS 8100+Core i7-870を選択した方が良いかもしれません。ハイエンドビデオコントローラが搭載不可というデメリットはありますが、重量級ゲームをプレイさえしなければ、長期的に使えるのはStudio XPS 8100だと思います。

Studio XPS 7100の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで!

Studio XPS 7100

 AMD製CPUを搭載するDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 7100。
  詳細はStudio XPS 7100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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